角田裕毅は“自信過剰”になっていた? レッドブルF1幹部が厳しい評価
角田裕毅は、F1デビュー戦の活躍で“自信過剰”になっていた? レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは第2戦F1エミリア・ロマーニャGPの週末にクラッシュを含めてミスを連発した角田裕毅に厳しい評価を下した。

デビュー戦となった開幕戦F1バーレーンGPでポイントを獲得して株価を上げた角田裕毅。ヘルムート・マルコも角田裕毅が日本人初のF1ワールドチャンピオンになる可能性があると世界中のメディアに向けて手放しで絶賛した。

だが、第2戦F1エミリア・ロマーニャGPは、角田裕毅にとって真逆の展開となった。予選Q1の1周目にクラッシュしてマシンを大破させて赤旗を出した角田裕毅は、入賞圏内を走行していたレース後半に濡れた路面でスピンを喫し、トラックリミット違反に対して5秒のペナルティを科せられた。

ヘルムート・マルコは、イタリアでの角田裕毅のパフォーマンスを振り返り、“自信過剰”が予選Q1での「愚かな間違い」につながったと考えている。

「彼は単純に自信過剰になっていた」とヘルムート・マルコは Speedweek に語った。

「裕毅は速いマシンを持っていた。土曜日に間違いなくQ3に進出できていただろう」

「裕毅は最初のラップで非常に速いセクタータイムを出していた。だが、予選の最初のラップで素晴らしいタイムを設定しても意味はない」

「非常に愚かなミスだった。それ以上に悪く言うことはできない。レース終了後、裕毅と話をしたが、彼も謝罪していた」

角田裕毅も、F1エミリア・ロマーニャGPの週末のパフォーマンスはまったく良いものではなかったと認める。

「Q1は完全に僕のミスです」と角田裕毅は振り返った。「Q1ですし、今週の全体的なクルマのパフォーマンスを見れば、それほどプッシュする必要はありませんでした」

「理由はわかりませんが、必要がないのにプッシュしすぎました」

「2日続けてミスをしてしまいました。どう思うか? 受け入れられるものではありません。本当に受け入れられません」と角田裕毅は RaceFans.net に語った 。

「今回はそれから学ぶだけですが、次回は改善しなければなりません」

「ターン2への進入がアグレッシブすぎました。その後のペースはとても良かったので、1周目にスピンしてポイントを獲得できなかったのは残念でした。チームに申し訳ないです」

「今週末は全体的に本当に大変でした。でも、それから学び、次回はもっとうまくやれると思います。今回、ポイントを獲得することは可能だったと思います。でも、さっきも言いましたが、これは学習曲線であり、とにかく次回はそれを繰り返さずに、もっと良いレースにしたいと思います」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / ホンダF1 / スクーデリア・アルファタウリ