角田裕毅、F1テスト総合2番手はDRSを早く開けていたことで実現?
アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、F1プレシーズンテストの最終日に総合2番手となるラップタイムを記録したが、それは他よりも早くにDRSをオープンにしていたからだと指摘されている。

今季のルーキーのひとりである角田裕毅は、バーレーンで開催されたF1プレシーズンテスト最終日に最速タイムからわずか0.093秒差の総合2番手タイムを記録してパドック全体に衝撃を与えた。

しかし、バーレーンでの角田裕毅のラップタイムには秘密のトリックが指摘されている。

RedditのF1マニアたちは、角田裕毅が予選シミュレーション中に通常よりはるかに早くDRSを開いているように見えることに気づいた。

バーレーンのメインストレートに設けられた最後のDRSゾーンは、昨年のターン15の出口から170mの地点から始まった。しかし、キャプッターされた画像では、それは青いアラムコのサインと一致しており、角田裕毅がどれだけ早くDRSをアクティブにしたかを示している。

それは予選ラップに限られず、オンボード映像では、ターン14/15の複合コーナーの立ち上がりでマシンが真っすぐになるとすぐに角田裕毅がステアリングの左側にあるスイッチでDRSフラップを定期的に作動させていることが記録されている。

データも通常よりもはるかに早いDRSの使用法を示している。スピードトラップで角田裕毅は、2位のシャルル・ルクレールよりも3km/h速い、322km/hの最高速度が測定されている。

マクラーレンのランド・ノリスは、角田裕毅が「レースシミュレーションとショートランの両方で非常にスムーズな一日を過ごした」と投稿したInstagramに「DRSはどうだった?」と笑い顔の絵文字とともコメントしている。

ただ、F1プレシーズンテストは、公式のレース週末ではないため、DRSを使用できる場所に制限はなく、ドライバーは昨年バーレーンで使用された3つの正確なゾーンに限定されない。したがって、他のドライバーも同じことはできるはずであり、DRSが角田裕毅のベストタイムに間違いなく利益があったとしても、ラップは完全に有効なままであることを意味している。

また、3日間のF1プレシーズンテストを通したアルファタウリ・ホンダのパフォーマンスは軽視できない。

角田裕毅の印象的なパフォーマンスについて質問されたランド・ノリスは「本当に印象的だったと言いたい。彼は優れたドライバーだ! それについて驚くことはないと思う」とコメント。

「アルファタウリは強そうだね。オンボード映像や僕たちが見ることができるデータを見れば、彼らは非常に強いマシンを持っているように見えると思う。運転するのがとてもナイスなマシンに見える。あらゆるコンディションで優れている」

「アルファタウリは、見ただけで強そうだと言える。彼らはクリーンな数日間を過ごしてようだし、彼らが行ったすべての走行で良さそうに見えた。誰もが重い燃料を積んでいるだろうと分かっているロングランでも彼らは強そうに見える」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / ホンダF1