ウィリアムズF1育成 中村紀庵ベルタがFREC昇格 2026年プレマから参戦

2025年にイタリアF4選手権とE4選手権を制するなど圧倒的な成績を収めた中村紀庵ベルタは、2026年シーズン序盤にもフォーミュラ・リージョナル中東トロフィーを制覇。カート時代から続くPREMAとの関係を背景に、欧州本格シリーズへの昇格を果たす。
F4から一気に頂点へつながる昇格ルート
中村紀庵ベルタは2023年にPREMAのカートプログラムに加わり、同年終盤にフォーミュラ4へ転向した。2024年にはF4 UAE選手権で初勝利を挙げランキング2位を獲得。さらにイタリアF4で初優勝を記録し、E4選手権ではルーキー・トロフィーも手にした。
その流れを受けた2025年は完全な支配シーズンとなり、イタリアF4とE4のダブルタイトルを獲得。F4中東シリーズを含め年間15勝を記録し、次のカテゴリーへの昇格に十分な実績を示した。
2026年も継続する勢い 中東王者として欧州へ
2026年のスタートでも勢いは衰えず、フォーミュラ・リージョナル中東トロフィーでタイトルを獲得。より競争レベルの高い欧州シリーズへの挑戦に向けて、万全の状態でシーズンを迎える形となった。
ウィリアムズF1チームの育成入りも大きな転機となる。F1チームのサポートを受けながら、FRECという次の重要ステップで経験を積むことになる。
PREMA首脳「重要な存在」 継続起用に自信
PREMAのチーム代表兼CEOであるスティーブン・ミタスは、中村紀庵ベルタの昇格と継続起用について高く評価した。
「我々は紀庵とのパートナーシップを継続できることを非常にうれしく思っている。これまで共に大きな成功を収めてきたし、FIAフォーミュラ・リージョナル欧州選手権という新たな段階に進むにあたり、その流れをさらに強化していきたい」
「中東トロフィーでの勝利は素晴らしい土台となった。非常に競争の激しいカテゴリーになることは理解しているが、我々には強力なパッケージがあり、紀庵はその中核を担う存在だ」
中村紀庵ベルタ「新たな挑戦が待ちきれない」
中村紀庵ベルタも、新シーズンと環境の変化に向けて前向きな姿勢を示している。
「2026年もPREMAファミリーの一員として戦えることを本当にうれしく思っています。今回はFIAフォーミュラ・リージョナル欧州選手権という新しい舞台になります」
「ウィリアムズF1チームのドライバー・アカデミーに加入し、そのカラーを背負って戦えることにも大きなモチベーションを感じています。新しい年は新しい挑戦になりますが、チームを信頼していますし、シーズン開幕がとても楽しみです」
F4での圧倒的な実績と中東リージョナルでのタイトルを背景に、中村紀庵ベルタは欧州の本格戦線へと踏み出す。ウィリアムズの支援とPREMAとの継続体制という強力な基盤のもと、FRECでどこまで存在感を示せるかが次の焦点となる。
カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング
