ウィリアムズ
ウィリアムズは、風洞で2010年の最終的なアップグレードパッケージをもって、開発の焦点を2011年マシンに移行させている。

期待外れなシーズンスタートを経てFW32を進歩させたウィリアムズは、シンガポールに向けて大幅なアップグレードによって勢いを維持できると期待している。

ウィリアムズのテクニカルディレクターを務めるサム・マイケルは、すでに新しいシンガポールのパーツが風洞を出て準備されており、ウィリアムズの空力チームは2011年マシンに完全に集中していると語る。

「シンガポールにもう一つアップグレードを持ち込むし、風洞では完成している」とサム・マイケルは語る。

「空力面は全ての部品がデザインされているが、メカニカル面のデザインと生産はまだ終わっていない」

「だが、空力におけるデザインのプライオリティは、もう来年に集中している」

サム・マイケルは、ダブルディフューザーとFダクトの禁止、タイヤサプライヤーとしてピレリの参入といった2011年の主要な規約変更によって今年のデザインはほとんど持ちこされることはないだろうと語る。

「完全に異なるクルマだ。みんなにとって白紙になるだろう」

ウィリアムズは2011年にKERSを搭載しる予定だが、バッテリー式にするかフライホイールでレースをするかの選択肢はオープンなままにしていると語る。

「両方のオプションがあるが、正直なところ我々のプライオリティはバッテリー・システムだ」

「我々にはフライホイールを走らせる能力もある」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング