ウィリアムズF1 ナイジェル・マンセルのFW14Bをグッドウッドで特別走行

2025年のフェスティバルのテーマは「ザ・ウイニング・フォーミュラ:チャンピオンと挑戦者たち」。ウィリアムズは、1992年にマンセルが9勝を挙げてタイトルを獲得したFW14Bを披露し、マンセル本人も登場して自らステアリングを握る予定だ。
マンセルがグッドウッドに登場するのは2022年以来で、その際もFW14Bをドライブし、自身のチャンピオン獲得30周年を祝っていた。
ボウルズも昨年の2024年大会に参加し、1982年にドライバーズタイトルを獲得したFW08を運転。今年はFW14Bで再びイベントに戻ってくることを楽しみにしている。
「ジェイミー、リア、そして私の3人がFW14Bをドライブできるなんて、本当に素晴らしいニュースだ」とボウルズは語った。「グローブのファクトリー内の博物館を歩いていると、FW14Bこそが最も目を引く存在だ。これは夢のようだよ。圧倒的な成功を収めた象徴的なマシンだ」
「FW14Bには当時としては画期的な技術が搭載されていた。その功績だけでなく、チームを前進させた存在としても広く知られている。このマシンをグッドウッドに持ち込んで、実際にドライブするのは本当に名誉なことだ」

彼とともに登場するのが、ウィリアムズのブランドアンバサダーであり、F1アカデミーのアドバイザーも務めるチャドウィック。彼女は今季のヨーロピアン・ル・マン・シリーズで開幕から2連勝を挙げ、シリーズ史上初の「女性による総合優勝」を達成したばかりだ。
「フェスティバル・オブ・スピードの思い出は、私にとってとても幼い頃の記憶です。モータースポーツを始めたのは遅かったのですが、10歳くらいのときに初めて訪れて、たくさんのクルマやF1に出会うことができました」とチャドウィックは語った。
「また、私が初めてF1カーを運転したのもこの場所でしたので、非常に特別な場所だと感じています。FW14Bはウィリアムズが所蔵するマシンの中でも最も象徴的な存在であり、アクティブサスペンションなど、当時の革新を体現した本当に伝説的なクルマです。サウンドも圧倒されるほどですので、耳栓の準備はしておこうと思っています」
ラインアップを締めくくるのはF1アカデミーのスター、リア・ブロック。彼女も昨年のグッドウッドでボウルズとともにFW08をドライブしていた。
「私は幼い頃から父と一緒にグッドウッドに通っていました。父はヒルクライムによく出場していたので、私にとっても馴染み深い場所です。昨年、F1マシンでヒルクライムを走行できたことは、本当に大きな出来事でした」とアメリカ人ドライバーのブロックは振り返った。
「まさに夢が叶ったような体験で、グッドウッドは私にとって非常に特別な場所です。モータースポーツのさまざまな分野の方々が一堂に会して、このスポーツを祝福する場でもありますので、今年は伝説的なマシンとともに、また新たな思い出を作れることを本当に楽しみにしています」
2025年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、7月10日から13日にかけて開催される。
カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング