ウィリアムズF1 エイドリアン・ニューウェイ獲得を目指して交渉
ウィリアムズ・レーシングのF1チーム代表であるジェームス・ボウルズは、チームがデザイン界のレジェンドであるエイドリアン・ニューウェイをチームに呼び戻すべく話し合いを続けていると語った。

今週初め、ここ数カ月の間にレッドブル・レーシングでの仕事に不満を募らせていたとされるエイドリアン・ニューウェイは、2025年初めにレッドブルを離れることを発表した。

エイドリアン・ニューウェイがレッドブルと合意した取り決めは、2025年3月からフリーエージェントとなることを意味し、いくつかのチームがニューウェイの獲得に乗り出している。

エイドリアン・ニューウェイは今後どうするか決めかねているようだが、2025年の開幕にルイス・ハミルトンが加入することを受け、その期待を高めるために彼を獲得したいフェラーリへの移籍が最も有力視されている。

しかし、エイドリアン・ニューウェイに興味を持っているのは1チームだけではなく、アストンマーティンが大金のオファーを出したことが最近明らかになっている。

そして今、ウィリアムズ・レーシングが獲得競争に名乗りをあげ、チームのボスであるジェームス・ボウルズは、エイドリアン・ニューウェイがレッドブルを去ることが明らかになった先週、ニューウェイと話し合いを持ったと説明していた。

この状況についてボウルズは「エイドリアンとは以前から知り合いだったし、金曜日には彼と話をした。またすぐに話すことになるだろう」と語った。

「彼は我々のスポーツの象徴だ。それは間違いない。ウィリアムズ以降、彼が在籍したどのチームも優勝候補だった。それは偶然ではなく、彼がこのスポーツに与えた影響だ」

「彼と話さないのは怠慢だ。それは単純なことだ」

エイドリアン・ニューウェイ F1 ウィリアムズ・レーシング

エイドリアン・ニューウェイはウィリアムズにとって知らぬ人ではなく、1990年代前半にウィリアムズがF1を席巻した最も成功した時期の立役者だった。

1991年にウィリアムズ・レーシングに入社したエイドリアン・ニューウェイは、当時のテクニカルディレクターであったパトリック・ヘッドとともに、1992年にナイジェル・マンセルにワールドチャンピオンをもたらしたFW14Bの開発に携わった。

彼が設計したマシンは1993年、1996年、1997年にも王座を獲得し、その後マクラーレンに移籍してウォーキングに本拠を置くチームのタイトル獲得に貢献した。

ジェームス・ボウルズは、交渉がまだ進んだ段階ではないと認めたものの、エイドリアン・ニューウェイの獲得が 「ドリームチーム 」の再結成につながるだろうと語った。

「ウィリアムズとしてやるべきことは山ほどある」とボウルズは語った。

「エイドリアンであろうとなかろうと、我々の仕事は膨大なものだ。エイドリアンがそれを簡単にしてくれるわけではないが、そこが重要なんだ」

「我々は分別も必要だと思う。彼との会話は非常に軽いものだった。それでも、話し合いはしているのか? イエス。とても軽い話し合いだ。しかし、それはドリームチームになるだろうか?という質問に答えるなら、イエスだ」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング