ウィリアムズ、40周年記念イベントでFW14Bが25年ぶりに走行
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3日(金)、シルバーストンには数万人のファンが集結。ウィリアムズのヘリテージ部門の公式ドライバーを務めるカルン・チャンドックが、1992年にナイジェル・マンセルが9勝を挙げてタイトルを獲得したウィリアムズ FW18Bでデモ走行を行った。
イベントには、ナイジェル・マンセルをはじめとして他のウィリアムズのドライバーが集結。ニコ・ロズベルグと父ケケ・ロズベルグ、1996年のワールドチャンピオンであるデーモン・ヒル、そして、現役ドライバーのフェリペ・マッサとランス・ストロールも参加した。
ガレージには、FW06、FW07、FW07B、FW08B、FW10、FW11、FW14B、FW15C、FW18、FW19、FW34、FW36、また1977年にグランプリデビューを果たしたマーチ 761/7 ウィリアムズといった歴代のウィリアムズのF1マシンが展示された。
また、チーム代表のフランク・ウィリアムズが、共同創設者のパトリック・ヘッドとともに退院後初めて姿をみせた。他にもF1のマネジメントからショーン・ブラッチスとロス・ブラウンが参加。
副チーム代表のクリア・ウィリアムズは「熱狂的で輝かしい一日でした」とコメント。
「我々の40周年のアニバーサリーを共有するために多くのファンがここにいることは素晴らしいことです。これ以上誇りに思えることはありません」
「我々は1992年以降走っていなかったFW14Bを走らせたいと思いました。走らせるのはトリッキーでした。かなり複雑なクルマですからね」
「当時、設計した人々やエンジに取り組んでいた人々はもういなかったので、実現するのは大変でした」
「長年にわたるクルマのスパン、テクノロジーや技術の変化を目にすると、その違いは驚くべきものです」
「ここにはウィリアムズに多大な貢献をしてくれた多くの懐かしいドライバーに加え、元ウィリアムズの多くの従業員がいます。素晴らしい再会です」
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ウィリアムズの6輪マシン「FW08B」を走らせたフェリペ・マッサは「運転していて本当に楽しかった。ミスファイアによってストップしなければならなかったけど、本当に素晴らしかったし、いい気分だった」とコメント。
「運転しているときは6輪だとは思わないんだ。素晴らしいルックスだし、多くのグリップが得られた。ギアボックスも予想していたよりも簡単だったね」
「今日はここに多くの人々が集まった。ウィリアムズがF1にとっていかに重要かを示していると思う。その一日になれて嬉しいよ」
ウィリアムズは、7月15~18日にシルバーストンで開催されるF1イギリスGPでも歴代マシンの展示とFW14BとFW08Bのパレードラップを計画している。
カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング