F1ベトナムGP:政府がイタリアからの渡航者に14日間の検疫措置を義務化
ベトナム政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、イタリアからの渡航者に14日間の検疫措置を義務付けた。これにより、イタリア系のF1チームの担当者はさらなるハードルが課せられることになった。

ベトナムは、新型コロナウイルスの拡散の懸念を考慮し、国内および国外への旅行制限を改訂。ベトナム政府は2月初旬から拡大を防ぐために迅速な対応を行っており、感染者は16件で死亡者はゼロとな比較的低い数値を維持している。

ベトナムと中国の国境はすぐに閉鎖され、両国間の飛行も中断された。中国の旅行者に課せられた強制的な検疫期間に加えて、リスクのある公立学校は閉鎖され、祭りや観光活動はすべてキャンセルされた。

ハノイで開催されるF1ベトナムGPは、ハノイマラソン、クアンビンマラソン、サンライズスプリントなどの他の公共イベントとは異なり、予定どおりに進められる予定となっている。ダナン花火大会は完全にキャンセルされた。
グランプリは進行するかもしれないが、ベトナムに移動する際に考慮すべき追加の物流問題が投げかけられた。政府は、中国、韓国、イタリア、イランからベトナムに入国するすべての旅行者は、入国前に医療宣言と14日間の医療検疫を実施する必要がある。

F1バーレーンGPは、F1ベトナムGPのちょうど14日前に行われる。つまり、リストに記載された国のF1スタッフは、検疫に入らないようにするためにレース間で帰国することはできない。また、フェラーリ、アルファタウリ、ダラーラ、ピレリ、マグネティマレリなどの従業員も2つのレースの間に拠点に戻ことができない。

また、3月3日には、イタリア人がベトナムに入国する際にはビザが必要になることが決定した。これはイタリアを拠点のF1チーム/メーカーのかなりの事務処理につながる可能性があり、すべての従業員が2020年にベトナムにタイムリーにアクセスできるかどうかという疑問が生じている。

また、中東の旅行制限は日​​々進化しており、シーズン序盤戦にさらなる障壁が追加されるかどうかはまだ不明な状況になっている。

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カテゴリー: F1 / F1ベトナムGP