マックス・フェルスタッペン組は終盤トラブルで38位 メルセデスがニュル24時間制覇

優勝したのはフェルスタッペンの姉妹車である80号車メルセデスAMG GT3で、メルセデスにとっては2016年以来となるノルドシュライフェでの総合優勝となった。
一方、フェルスタッペン、ダニエル・ジュンカデラ、ジュール・グーノン、ルーカス・アウアーがドライブした3号車ウィンワード・レーシングのメルセデスAMG GT3は、レース終盤まで首位を走行。しかし、ホイールベアリングのトラブルに端を発したドライブシャフト破損で勝利を逃した。
フェルスタッペン組を襲った終盤の悲劇
3号車は夜間から朝にかけてレースの大半をリードしていた。フェルスタッペンは安定したペースでリードを築き、優勝争いの中心に立っていたが、終盤に技術的トラブルが発生したことで状況は一変した。
トラブルが起きたのは、フェルスタッペンが最後のダブルスティントを終えた直後だった。ジュンカデラがステアリングを引き継いでわずか2周後、3号車はドライブシャフト破損に見舞われた。
マシンはガレージへ戻され、約3時間に及ぶ修復作業を強いられた。終盤にコースへ復帰したものの、順位は大きく後退。最終的には総合38位でチェッカーを受けた。
姉妹車80号車が混乱の24時間を制す
3号車の脱落により首位に立ったのが、80号車メルセデスAMG チーム・ラベノールだった。
マロ・エンゲル、ルカ・シュトルツ、ファビアン・シラー、マキシム・マルタンの4人は、混乱の多い耐久レースのなかで大きなミスなく走り切った。エンゲルは夜間にフェルスタッペンとホイール・トゥ・ホイールの激しい攻防を展開し、2輪を芝生に落としながら争う場面もあった。
雨、コード60、クラッシュ、信頼性トラブルが相次ぐサバイバル戦のなか、80号車は終盤に6分以上のリードを築き、最終的には1分以上の差をつけてトップチェッカーを受けた。
メルセデスがニュルブルクリンク24時間レースを制したのは2016年以来となる。
ランボルギーニとアストンマーティンの表彰台争い
2位争いでは、ポールシッターだった84号車レッドブル・チーム・アプトのランボルギーニ・ウラカンGT3 EVO2が挽回を見せた。ミルコ・ボルトロッティは土曜の1周目にパンクを喫していたが、最後のスティントを担当し、表彰台圏内へ戻した。
ただし84号車には、コード60区間で時速60km制限のところを時速116kmで走行したとして86秒のペナルティが科された。この影響で34号車アストンマーティンに2位を奪われる可能性もあったが、最終的にはポジションを守り切った。
ウォーケンホルスト・モータースポーツの34号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3は3位でフィニッシュ。アストンマーティンにとっては、ニュル24時間で初の総合表彰台となった。
ティモ・グロックは失格&ライセンス剥奪
元F1ドライバーのティモ・グロックは、69号車マクラーレン720S GT3で参戦していたが、スローゾーン無視によってレース中に失格処分となった。
さらに、“グリーンヘル”ことノルドシュライフェでのレースライセンスも剥奪された。ただし69号車はグロック抜きでレースを継続し、16位で完走している。
ニュルブルクリンク24時間レース トップ10結果
■ 1位 #80 メルセデスAMG チーム・ラベノール(メルセデスAMG GT3)
■ 2位 #84 レッドブル・チーム・アプト(ランボルギーニ・ウラカンGT3 EVO2)
■ 3位 #34 ウォーケンホルスト・モータースポーツ(アストンマーティン・バンテージAMR GT3)
■ 4位 #99 ROWEレーシング(BMW M4 GT3)
■ 5位 #81 BMW Mモータースポーツ(BMW M4 GT3)
■ 6位 #24 ライオンスピードGP(ポルシェ911 GT3 R)
■ 7位 #67 HRTフォード・レーシング(フォード・マスタングGT3 EVO)
■ 8位 #54 ダイナミックGT(ポルシェ911 GT3 R)
■ 9位 #77 シューベルト・モータースポーツ(BMW M4 GT3)
■ 10位 #48 ブラックファルコンLOSCH(ポルシェ911 GT3 R)
■ 38位 #3 メルセデスAMG チーム・フェルスタッペン・レーシング(フェルスタッペン/ジュンカデラ/グーノン/アウアー)
フェルスタッペンは、来年もニュルブルクリンク24時間レースに戻りたい意向を示している。ただし、その実現については「F1のスケジュール次第になる」と認めており、今回あと一歩で逃した総合優勝への再挑戦に含みを持たせた。
カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン
