マックス・フェルスタッペン F1現役最強ドライバー選出でハミルトンを選外

フェルスタッペンは4年連続でF1ワールドチャンピオンに輝き、史上最高のドライバーのひとりとしての地位を固めている。しかし、2025年シーズンはマクラーレンの支配的な強さの前に、5度目のタイトル獲得は難しい状況にあるものの、レッドブルで着実に結果を最大化し続けている。
偉大なF1レーサーのひとりとしての立場から、フェルスタッペンの他ドライバーに対する意見は常に注目を集める。
インタビューでフェルスタッペンは、現役ドライバーの中から「予選」「決勝」「レースインテリジェンス」「オーバーテイク」「ディフェンス」「メンタリティ」といったカテゴリーに合う選手を選ぶよう求められたが、そこにハミルトンの名はなかった。
実際、フェルスタッペンは自分自身を除く19人のドライバーの中から、わずか2人だけを選出した。その2人は、予選、オーバーテイク、レース、レースインテリジェンス、ディフェンス、メンタリティといった幅広いカテゴリーをカバーしていた。
フェルスタッペンが名指ししたのは、シャルル・ルクレールとフェルナンド・アロンソだった。
ルクレールとアロンソの独占
フェルスタッペンにとって、ルクレールは長年のライバルのひとりだ。両者は2022年シーズン序盤に激しい戦いを繰り広げたが、その後フェラーリの競争力は後退した。
しかし、F1に至るまでにも両者はカート時代からしのぎを削り、やがてモータースポーツの頂点で再び相まみえることとなった。
フェルスタッペンは「予選」と「オーバーテイク」のカテゴリーでルクレールを選んだ。
ルクレールが一発の速さに秀でていることは広く知られており、その名を挙げるのは自然なことに思えた。また両者は、実際にコース上で激しくも公正なバトルを繰り広げることでしばしば称賛されてきた。
フェルスタッペンはこう語った。
「うーん、難しいね。でも現状では……僕はずっと、シャルル・ルクレールは予選で本当に優れたドライバーだと思ってきた。シャルルはオーバーテイクでも優れている」

一方、決勝でのペース、レースインテリジェンス、ディフェンス、そしてメンタリティのカテゴリーでは、複数回のF1チャンピオンを獲得したベテランを選んだ。
それがフェルナンド・アロンソだ。
アロンソはフェラーリやルノー時代のような栄光を再び手にするには至っていないものの、その豊富な経験はフェルスタッペンから絶大な敬意を受けている。
レースクラフトについて誰を選ぶか問われた際、フェルスタッペンはこう考えを巡らせた。
「誰が好きかな? わからないな」
「昔からフェルナンドのレースを観るのが好きだった。彼は本当にファイターだ。それがすごく気に入っている」
さらにフェルスタッペンは、レースインテリジェンスについてもアロンソを選び、こう語った。
「インテリジェンス? それはいつだって経験を選ぶ」
「いや、この中で自分の名前を挙げるつもりはない……だからフェルナンド・アロンソを、彼の経験ゆえに選ぶよ」
カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / ルイス・ハミルトン