マックス・フェルスタッペン F1を“ソフト路線”に推し進めるFIAを非難
マックス・フェルスタッペンは日曜日、自身の「Fワード」ペナルティを巡るスキャンダルによって、F1の出口のドアに近づいているだけだと認めた。

シンガポールで行われたFIAの予選後記者会見でほとんど発言を拒否した3度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、レース後の会見でも、回答は明らかにぶっきらぼうでそっけないものだった。

代わりに、フェルスタッペンは記者会見室の外でジャーナリストたちに長々と語った。この方針は、日曜日のシンガポールの夜遅く、投光照明の下でも繰り返された。

「FIAが僕をこんな風に扱うなら、長々と答える必要はない」と木曜日のFIA記者会見で悪態をついたとして、1日間の奉仕活動を言い渡されたフェルスタッペンは語った。

「答える必要があるのはわかっているけど、どの程度の長さで答えればいいのか、まったくわからない」

2016年の世界チャンピオン、ニコ・ロズベルグも多くのドライバーと同様に、フェルスタッペンの反FIA抗議や記者会見妨害を「とても面白く、おかしい」と認めている。

「一方で、私の娘たちも見ているので、言葉遣いには気を付けた方がいいと思う。しかし、一方で、彼らは剣闘士だ。感情を表に出してほしい」

「ピー音で消せばいいだけだ。それが何が悪いの? マックスに関しては、もし私が世界選手権で戦っていたら、こんなことにこれほどエネルギーを費やさないだろう。ただの邪魔だ」

しかし、フェルスタッペンにとっては、単なる邪魔以上のものだ。26歳のドライバーは、悪態をついたことで、引退後の生活がより魅力的に思えるようになったと認めている。

「F1は僕がいなくても続くが、僕の人生もF1がなくても続いていく」とオランダ人は日曜日のFIA記者会見の後、ジャーナリストたちに語った。

「不思議な話だ。なぜなら、僕はFIAと悪い関係になったことは一度もないからね。今年、僕は若者たちと一緒にボランティア活動もした。僕はいつも助けになるようにしている。何かを頼まれたら、ノーとは言わない」

「それなのにこれ? いや、そんなことはありえない。でも、どうやらこれがこのスポーツの方向性らしい。間違った方向性だ。あまりにもソフト路線すぎる。そして、とんでもなく愚かだ」とフェルスタッペンは語った。

「もう自分らしくいられない。まあ、それならもう話すことはない。でも、誰もそれを望んでいないと思う。なぜなら、そうなったらドライバーはロボットになってしまうから。それは本来あるべき姿ではない」

「いったいこの騒ぎは何なんだ? もうやめにしないか?」

フェルスタッペンは、シンガポールとアメリカGPの間の長い休暇を利用して、完全にF1から離れるつもりだと認めた。

「2週間はF1から離れる。そしてオースティンでまた会おう。でも、僕は常に自分自身であり続けるし、態度や行動を変えるつもりはない」とフェルスタッペン語った。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / FIA(国際自動車連盟)