F1王者マックス・フェルスタッペン 「RB19は初走行の1コーナーから全開でいけた」
マックス・フェルスタッペンは、シルバーストーンでのシェイクダウンでレッドブル RB19の第一印象に自信を持ち、新マシンでの初フライングラップで1コーナーを全開で駆け抜けたと明かした。

バーレーンでのF1プレシーズンテスト初日にはマックス・フェルスタッペンがタイムシートのトップに立ち、チームメイトのセルジオ・ペレスが総合最速ラップを記録してこの週を締めくくり、来週の2023年の開幕戦に向けてレッドブル・レーシングにとって好材料となるパフォーマンスを披露した。

バーレーンに向かう前、レッドブル・レーシングはシルバーストーンでフィルミングデーを実施し、RB19をシェイクダウンした。

マックス・フェルスタッペンは、長年のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼとともに、ノーサンプトンシャー・サーキットの凍結した路面状況を確認しながら、『最初の走行ですぐに1コーナーをフラットアウトで通過する』と伝え、エンジニアを怖がらせた。

「とても寒くて、コースはまだ少し凍っていて、塩が撒かれているのが見えた」とマックス・フェルスタッペンはバーレーンでメディアにその時のことを振り返った。

「普通の車で何周か走った後、エンジニアに『最初のコーナーから全開で行けると思う』と伝えた」

「彼は『いや、だめだ』と言ったので、僕は『見てろ!』と答えた」

「そのあと出て行って、一瞬でクルマのハンドリングを感じて、『いい感じだ』と思ったので、すぐに全開でコーナーを抜けていったよ!」

ランビアーゼがチームのガレージでオロオロしている間、フェルスタッペンはヘルメットの下で微笑んでいた。

「とても楽しいかったね。それはすぐにクルマに自信を持つことができたという意味でもある」

「それはここバーレーンでも同じで、5周くらい走れば、クルマのフィーリングが良ければ、だいたい自分の思い通りの場所にいることができる」

フェルスタッペンによれば、レッドブルが昨年圧倒的な強さでダブルタイトルを獲得したRB18のソフトな進化版と評する新車は、前年モデルよりも改善されているという。
「去年と比べたら、一歩前進していると思う」と2度のワールドチャンピオンは付け加えた。

「でも、それは昨年のマシンが重量オーバーだったことと、新世代のマシンの1年目だったことが理由だ」

「1年の間に明らかに多くのことを学び、それが今スタートを切ることを容易にしてくれる。そして、僕たちはそれを成し遂げたと思う」

またフェルスタッペンは、アンダーステアを抑えるために開発されたピレリの2023年型タイヤが、昨シーズンと比べてマシンの挙動にどのような影響を与えたかを強調した。

「ドライビングの面では、実際にはタイヤが改良されているかどうかにかかっている」とマックス・フェルスタッペンは語った。

「アンダーステアが少なくなっているけど、それは主にリアタイヤの性能が良くないからだ。フロントタイヤは相変わらずだけど、全体的にはクルマのバランスが少し良くなっただけだと思う」

マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング

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