元F1王者デイモン・ヒル 「フェルスタッペンのタイトルの勝ち方は物足りない」
元F1王者デイモン・ヒルは、マックス・フェルスタッペンが2021年のF1ワールドチャンピオンを獲得した物議を醸した状況は、彼のファンにとって“物足りない”ものであり、“不公平”だったとさえ感じているに違いないと語る。

最終戦F1アブダビGPでのF1レースディレクターのマイケル・マシの意思決定について広く議論され、精査されている。

マイケル・マシは、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの間にいた周回遅れ車両だけ通過することを許し、その結果、ファイナルラップでレースは再開。フェルスタッペンは新品のソフトタイヤでハミルトンを攻撃することができ、ターン5でオーバーテイクしてレース勝利とF1ワールドチャンピオンを獲得した。

ルイス・ハミルトンとメルセデスF1のファンの大多数は、マイケル・マシがハミルトンに不利益をもたらしたと感じており、記録的な8回目のF1ワールドチャンピオンを盗まれたとされ語っている。

だが、デイモン・ヒルは、シーズン最終戦のレースでの論争は、マックス・フェルスタッペンとレッドブルのファンたちでさえ“物足りない”結果であると感じているはずだと語る。

「なので、そこには多くの不快感がある」とデイモン・ヒルは語った。

「だが、オランダの陣営にとって、それはチャンピオンシップを決定するための満足のいく方法だっただろうか? 物足りないと言わなければならない」

「決定がどのように行われたかという観点から見ると、一部のマシンがアンラップすることを許され、他のマシンは許されなかったので、それは不公平だったかもしれないと思う

「それ自体が不公平だ。その結果、2人のタイトルの主人公に焦点が当てられた。あのようなモーターレースやチャンピオンシップを運営してはいけないと思う。すべての競技者にルールを等しく適用する必要がある」

マックス・フェルスタッペンに抜かれて、リードを取り戻す試みに失敗した直後、ルイス・ハミルトンは無線で「これは操作された男だ」と語った。

デイモン・ヒルはそうと呼ぶには至らなかったが、マイケル・マシは最終ラップバトルのプレッシャーにさらされていたと感じている。

「操作は非常に強い言葉だ」とデイモン・ヒルは語った。

「マイケル・マシは、このエキサイティングでスリリングなレースを2人のドライバーの間で起こせるようプレッシャーをかけられていたと思うので、ある意味でそれは操作されたと思う」

「彼は両側からプレッシャーがかかっていたが、おそらくマックスをフィールドに通させようとしたことでさらにプレッシャーがかかった。だから、彼はマックスとルイスの間のマシンだけをアンラップさせたのだと思う」

デイモン・ヒルは、同じイギリス出身のルイス・ハミルトンが今シーズン再びグリッドに戻り、再びメルセデスF1にラインナップされると菅耐えている。

ルイス・ハミルトンがF1を引退する可能性があるという憶測について質問された1996年のF1ワールドチャンピオンは「彼はキャリアの終わりに近づいている。あと何年できるかは分からないが、銀行にはたくさんのお金がある。『自分ができることはすべてやった』と思うかもしれない」とコメント。

「しかし、8回目のタイトルは魅力的すぎると確信している。彼は戻ってきて、それを手に入れて、これらすべての亡霊から逃れたいと思うはずだ」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1