マックス・フェルスタッペン、F1エンジン交換の原因はクラック…全コンポーネントを新品に交換
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGPの決勝にむけてパワーユニットを交換。原因はシャシーの取り付け部分付近のクラックだった。

マックス・フェルスタッペンは、前戦F1イギリスGPの決勝でのルイス・ハミルトンとの接触でウォールにクラッシュ。51Gの衝撃を受けてマシンは大破。マシン修理には2億円がかかった。

ホンダF1は、マックス・フェルスタッペンのマシンに搭載されていたパワーユニットを日本のHRD-Sakuraに送って徹底検査。変えられるパーツはすべて交換にF1ハンガリーGPの金曜フリー走行で走らせて検証。土曜日の予選まで問題なく動いているように見えた。

しかし、ホンダF1は、予選後のチェックでパワーユニットに“シルバーストンでの後遺症”の可能性がある不具合が見つかり、パワーユニットを交換したことを報告していた。

「予選後のチェック中に、週末の間に発生した可能性のあるマックスのPUに重要なことを見つけた。シルバーストンでのクラッシュの後遺症である可能性が高い。そのため、同じ仕様の新しいPUに変更した」とホンダF1は声明で述べた。

報告によると、不具合はシャシーへの取り付け近くにクラックが入っていたとのこと。この問題によってこのパワーユニットは使用できなくなり、マックス・フェルスタッペンはパワーユニット一式を交換。すべてのコンポーネントが年間使用基数の上限に達した。

F1イギリスGPをノーポイントで終えたマックス・フェルスタッペンだが、シーズン後半にエンジン交換によるグリッド降格ペナルティを受けるのは必至であり、さらなるダメージを受けることになりそうだ。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1