マックス・フェルスタッペン 「勝利がホンダにF1撤退を思い止まらせた」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、今シーズンの自分の3勝がホンダがF1をさらに1年間継続することを助けたと感じており、勝利はホンダが今シーズンに遂げた大きな進歩のひとつの兆候だと感じている。

11月27日(水)、ホンダは2021年もレッドブルとトロロッソ(アルファタウリ)の両チームにF1エンジンの供給を続けることを発表。当初、両チームとの契約は2020年で期限を迎える予定だった。

今年ここまで3勝を挙げているマックス・フェルスタッペンは、F1におけるホンダの長期的な将来は依然として疑わしいが、最近の成功がF1継続に役立ったと考えている。

「全体的に全員にとって非常に良いことだと思う。ホンダにとってもレッドブルにとっても良いことだ。これは現時点で起こっていることだけど、心配していなかった」とマックス・フェルスタッペンは語った。

「当時、自分が持っているものがどういうものかは知っていたし、私としてはとにかく今持っているものを最大限に活用しようとしていた。いずれにしろ2020年も続けることはわかっていたけど、あまり心配はしていなかった」

「もちろん、今年の勝利と表彰台は彼らにさらに続けていくたけの自信とモチベーションを与えたと思う。それが実現しない場合は、本当に苦労するものだし、ある時点で自動車メーカーは『F1にいることに何の意味がある』と言うだろう。でも、今年ホンダは本当に大きな一歩を踏み出したと思う」

「もちろん、F1に参加した当初、彼らは苦労していたけど、多くのことを学んでいるし、彼らも本当に興奮していると思う。でも、彼らが言ったように、勝利だけでなく、コストなども重要だ。もちろん、僕は彼らがとどまってくれたことをとても嬉しく思っている」

マックス・フェルスタッペンは、今年のホンダF1の進歩は印象的だり、信頼性の向上を達成しながら、レッドブルと約束したことを失して失敗せずに達成したと語る。

「彼らが期待を超えているかどうかを判断するのは常に難しいけど、僕がとてもポジティブだと思うのは、僕たちが一年を通して目標を達成し、常に以前と同じレベルもしくは目標を上回っていたことだ。それは良いことだ。彼らは僕たちが得るであろうものに常に非常に正直であり、時には少し良くなることさえあった」

「彼らは全力で仕事をしているし、最後の2つのエンジンで果たした改善は大きなものだった。僕たちはメルセデスに非常に近い。もちろんブラジルではおそらくストレートで速くなったように見えましたけど、ウイングレベルとダウンフォースレベルも見なければならない」

「僕はとてもに満足している。シーズンを通しての信頼性にもね。僕たちはホンダの問題でリタイアしたことはなかった。それはとてもポジティブなことだと思う。過去にはマシンとエンジンの両方の信頼性の問題で多くのポイントを失った。僕たちは両方を改善したと思う。ワールドチャンピオンをかけて戦いたいなら、そのようなことでリタイアすることはできないので、僕はそれをとても嬉しく思っている」

「彼らは大きな一歩を踏み出した。5~6基のエンジンを使用したけど、それらはすべてパフォーマンスのアップグレードのためものだった。もちろん、5~10グリッド後ろからスタートしなければならないことはわかっていたけど、それは全てその後のレースで助けてくれるのはパフォーマンスのためのものだった。ただエンジンが磨耗していたからではないし、そこも来年にむけて良いことだ」

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