マックス・フェルスタッペン、ハミルトンの発言に反撃「僕を意識しすぎ」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、自分のことを“愚かなドライバー”と称し、ホイール・トゥ・ホイールでのバトルでは他のドライバーよりも余分にスペースを与えなければならないと語ったルイス・ハミルトンに反撃した。

ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンは、前戦メキシコGPのオープニングラップで接触。ハミルトンは優勝したものの、フェルスタッペンはその数周後にバルテリ・ボッタスと接触してタイヤをパンクさせ、最後尾から追い上げてなんとか6位でフィニッシュした。

レース後の記者会見で、ルイス・ハミルトンはインシデントを振り返り、「マックスの場合、彼に余分なスペースを与えなければ、彼と接触する可能性は非常に高くなる。そのようなことに関して彼はまるで磁石のようだね」と語っていた。

F1アメリカGPに先立ってドライバー記者会見に出席したマックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンの発言に反撃した。

「僕からすれば、ちょっと馬鹿げた発言だと思うね。なぜなら、僕はいつもハードレーサーではあるけど、フェアに戦っている」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「正しい見解だとは思わない。まあ、他人に皮肉を言うのは簡単だからね。僕の方は気にしていない。自分のことが話題に出るのはいつもポジティブなことだだ。それだけ彼らに意識されてるということだからね。僕はただ自分のドライビングに集中するだけだ。それで十分だよ」

ライバルドライバーたちから不当な扱いをされているように感じるかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「僕から見ると、彼らが僕を意識している証拠だとしか思えない。それは良いことだけどね」とコメント。

「でも、僕としては記者会見で他の人を皮肉る必要はない。第一に、それはちょっと失礼だと思うし、僕ならコース上で戦うことを好むね。もちろんハードな戦いは好きだけど、ギリギリの範囲でね。おとなしく後ろにいろと指図されるくらいなら、家にいた方がましだ」

「僕は真っ向から彼らと戦いたい。僕たちがここにいるのはそのためだ。僕たちはレーサーであり、F1にいる。僕たちは自分が最高のドライバーだと思っている。勝つために戦う。僕はそのために生きている」

マックス・フェルスタッペンは、F1メキシコGP予選の終了間際でのバルテリ・ボッタスのクラッシュに提示された黄旗を無視したとして3グリッド降格ペナルティを科せられたが、それは自分のミスであり、ペナルティは正当なものだったと認める。

「すでにポールポジションにいたので、あのラップタイムに出しに行く必要はなかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「あのラップでは、他の人たちがどうなっているかわからないということが頭をよぎった。彼らが改善していたら、自分のポールタイムを上回れるかもしれないとね」

「それで黄旗を見ずにラップタイムを改善した。そう必要はなかったけど、後から考えれば、彼らが僕のラップタイムを上回っていたとしても、頑張っていたと思う。彼らがインシデントの前にいて幸運だっただけだからね」。

「そういうことだ。でも、もちろん現時点では常にポールポジションを争う立場にないので、その瞬間を楽しんでいたけどね」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / ルイス・ハミルトン