フェルスタッペン「F2の事故で衝動的にコース変更をすべきではない」
先週の土曜日のスパ・フランコルシャンでのF2レースでアントワーヌ・ユベールが事故死した後、クラッシュの一因だったとしてラディオンのターマック式のランオフエリアに焦点が当てられている。
3度のF1ワールドチャンピオンであるジャッキー・スチュワードは、アスファルトのランオフエリアは、ドライバーを減速させることはなく、コースを外れたとしてもパワーを維持する自由をドライバーにもたらしていると問題視した。
しかし、F1イタリアGPに先立ち、マックス・フェルスタッペンはコースに大幅な変更が必要だという考えを却下した。
「カレンダーには、何か悪いことが起こった場合、それが本当に悪いものになる可能性があるトラックはたくさんある。だから、僕たちは多くの変更をしていかなければならないとは思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。
「致命的な事故が起こってしまったときにコーナーを広げなければならないというのは簡単なことだけど、僕はあの事故は不慮の事故だったと思っている」
「カレンダーには多くの危険なコーナーがあるし、残念ながら、それはF1とレース全般の一部だ。非常に不運な出来事だった。誰かがコースの真ん中でスピンして、誰かがそこに突っ込んでしまう場合も同じだ。常に本当に酷い事故になる可能性がある。今、突発的にコースを変更していかなければならないと言うのには同意できない」
「もちろん、起こったことをとても悲しんでいる。スパでは常にオールージュ周辺は少し危険だ。少しブラインドのコーナーだ」
「でも、なぜ僕たちはモナコでレースをしているの？ 僕にとってはモナコも非常に危険なトラックだ。でも、僕たちはそこでレースをしている。それは僕たちが慣れていることであり、残念ながら事故は避けられないものだ」
一方、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、ジャッキー・スチュワートの見解に部分的に同意しており、コーナーの安全性を高めるための様々なアプローチを提唱した。
「ターマックのランエリアがあるけど、すぐに結果が出ないので、プッシュを続けるように勧めたい。整理する必要があるし、どこかで適切なバランスを見つける必要があると思う」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。
「おそらく、オールージュのようなコーナー用にカスタマイズされたソリューションが必要な場合もある。丘を越えて何が起こっているかを確認するまで、そのコーナーを実際には見ないという点で非常に独特だ。物事が少し忙しくなり、1周目またはレースの早い段階で全員が集まるとコントロールができなくなることがある」
「ジュニアシリーズでより多くのことが起こっているのを見ることがある。ジュニアシリーズでは、彼らはまだ血気盛んで興奮しすぎているかもしれません」
「たぶん、すべてのコーナーで少し異なる解決策があるかもしれない」
アントワーヌ・ユベールの事故後、スパ・フランコルシャンの責任者は、ラディオンにグラベルトラップを導入する既存の計画があることを確認したが、コーナーの“実際のレイアウトを変更する予定はない”と付け加えている。
カテゴリー： F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1
