F1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングこそが将来タイトルを獲得するマシンを与えてくれるチームだと確信しており、現時点では格下といえるルノーに移籍するというダニエル・リカルドの決断に驚いていると語った。

今シーズンの2勝を含め、レッドブル・レーシングで通算7勝を挙げているダニエル・リカルドが、ワークス復帰して以降、いまだ表彰台にすら手が届いていないルノーへの移籍を発表したことはF1界に衝撃を与えた。

ダニエル・リカルドがレッドブル・レーシングで走っている間、常にルノーのF1エンジンを走らせてきたが、メルセデスやフェラーリに匹敵するエンジンを製造することはできいない。レッドブル・レーシングが2019年からホンダにF1パワーユニットを切り替えるのはそれが大きな要因でもある。

F1ベルギーGPの記者会見の第1部に参加したダニエル・リカルドは、レッドブルでフラストレーションを抱えていたことを明らかにしていたが、続いて行われた第2部に参加したマックス・フェルスタッペンは「誰もが驚いたと思う。でも、最終的に彼は自分の決断を良いものだと感じているはずだし、それが最も重要なことだと思う」とコメント。

レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドがマックス・フェルスタッペンの“サポート役”に回ることを懸念していたのではないかと述べている。

「「僕にはわからない。そんなことはなかったと思うけどね。もちろん誰だってキャリアにはいろんな瞬間がある。フラストレーションを感じることも、現状に満足できないこともあるだろう。ここにいる誰もが、レースに勝ち、チャンピオンシップに勝つことを望んでいると思う」

「でも、そうはいかないこともあるし、本当に辛抱して、そのためにハードワークをていかなければならない時もある。そうだね、パッケージ全体がまとまっていなければならないときもある。それがレッドブルが現在取り組んでいることだし、彼らは全てのレースで勝てるクルマを作ってくれると確信している」

「パッケージ全体が必要なだけだし、僕たちはそれを向けて取り組んでいるところだ。それもあって、彼が去ることにはちょっと驚いている。景色を変えることなんだとしたら、行き場所として最高の景色であるかどかはわからない・・・」

ダニエル・リカルドの移籍により、2019年のチームメイトとしてトロロッソからピエール・ガスリーが昇格することが決まった。

ピエール・ガスリーについてマックス・フェルスタッペンは「彼は素晴らしい男だ」とコメント。

「僕たちが一緒にカートを走らせていた頃からすでに彼のことを知っている。シーズン序盤に彼が1週間モナコにいた時、彼は僕のアパートに泊まって、夜にFIFAで遊んでさえいた。僕たちは良い関係を築いているし、彼はとても速いと思っている。チームにとって良いことだと思っている」

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