F1 レッドブル・レーシング マックス・フェルスタッペン アゼルバイジャンGP 2018年のF1世界選手権
メルセデスの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、F1アゼルバイジャンGPの決勝レースでのレッドブルの同士討ちの責任はほぼマックス・フェルスタッペンにあるはずだと考えており、自分がレッドブルの一員だったら、マシンの修理代を両ドライバーに支払わせるだろうと語った。

39周目、ダニエル・リカルドが4番手のマックス・フェルスタッペンにオーバーテイクを仕掛けた際、フェルスタッペンは防御のために2度にわたってラインを変え、回避できなかったリカルドが追突。ダブルリタイアを喫した。

自分がクリスチャン・ホーナーの立場だったらどのように対処するかと質問されたニキ・ラウダは「家に帰って泣くだろうね!」とコメント。

「大惨事だ。我々も一度経験している(2016年スペインGP)。私としてはフェルスタッペンが70%、リカルドが30%の責任があると思う。ずっと動き回っていた。どこにドライバーの行き場があった?」

また、メルセデスに同じような状況が起こった場合はどのような対処をするかと質問されたニキ・ラウダは「トト(ヴォルフ)と一緒に2人をオフィスに連れていき、彼らが引き起こした損害を理由にどれだけの減俸になるかを説明する。一度、これを考えたことがあるが、実行はしなかった」と語った。

しかし、トト・ヴォルフは、若干異なる見解を示している。

「ドライバーはレースをするために存在する。だが、私としては、そういったレース以上に、ドライバーに可能な限りベストなマシンを提供するために毎日24時間懸命に仕事をしている大きな組織が背後にいることを思い出させる必要があると思っている」とトト・ヴォルフはコメント。

「とは言え、闘争心を取り上げたいわけではない。以前にも言ったが、マシンに乗っているのは2匹の番犬ではないし、彼らが子犬のように振る舞うことも期待できるない。2人の速いドライバーを乗せるということは良い面も悪い面もある」

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