DAZN 今季限りでF1配信終了「長年の応援に感謝」 フジテレビが国内独占
スポーツ配信サービスのDAZNは、今シーズン(2025年)をもってF1配信を終了すると発表した。長年にわたり日本のF1ファンから支持されてきた同サービスは、契約満了に伴い来季以降の配信を取りやめる。

DAZNは声明の中で「長きにわたり応援いただきましたこと、深く感謝いたします」とファンへの感謝を示し、今後も別の形でモータースポーツの魅力を届けていく意向を述べた。

DAZNの公式声明
「来季以降のF1配信につきまして、今シーズンでの契約満了をもって、DAZNとしての配信を一旦終了することとなりました」

「みなさまには長きに渡り応援いただきましたこと、深く感謝いたします」

「DAZNは今後もモータースポーツの熱を様々な機会を通じてお届け致します」

背景:2026年からフジテレビが国内独占オールライツ契約へ
DAZNの配信終了は、2026年以降のF1日本国内放送・配信体制が大きく再編される流れの中で発表されたものだ。フジテレビは2026年から2030年の5年間、F1の日本国内における独占オールライツ契約を締結し、地上波・CS・配信を含めた国内向けの全権利を保有する。

フジテレビは1987年のF1中継開始以来、日本のF1文化を支えてきた。40年目の節目となる2026年シーズンからは、配信サービス「FOD」で全24戦の全セッションをライブ配信。さらにF1公式ストリーミング「F1 TV Pro」「F1 TV Premium」が日本で正式に展開されることも明らかになっている。

国内のF1視聴環境は2026年に大転換
■ DAZNのF1配信は2025年で終了
■ 2026年からフジテレビが放送・配信を独占
■ FODで全24戦・全セッションのライブ配信
■ 「F1 TV」と連携し公式コンテンツが日本初展開
■ 地上波放送も11年ぶりに復活(最大5戦ダイジェスト)

2025年を最後に、DAZNが担ってきたF1時代は一区切りを迎える。2026年からはフジテレビによる統合プラットフォームへと移行し、日本のF1視聴環境は新しいフェーズに入ることになる。

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カテゴリー: F1 / テレビ放送