4番グリッドを獲得したヤルノ・トゥルーリ(トヨタF1チーム)
トヨタは、F1ドイツGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが4番手、ティモ・グロックは11番手だった。

予選第1セッションではヤルノ・トゥルーリが6番手、ティモ・グロックが7番手に入り、2台揃って第2セッションへと進出。予選第2セッションでは、ヤルノ・トゥルーリが7番手で第3セッション進出を決めたが、ティモ・グロックは11番手となり、惜しくも第3セッション進出を逃した。

予選第3セッションでは、ヤルノ・トゥルーリがセッション終了間際に4番手の好タイムを出し、明日の決勝で2列目からのスタートを獲得した。

ヤルノ・トゥルーリ (4位)
「今日はとても良いパフォーマンスができたから、本当にハッピーだよ。 クルマの扱いはとてもうまく行った。またパーフェクトなバランスに少しでも近づけるために、セッションを通して少しずつ修正をしていったんだ。予選第3セッションの終了間際で、とても力強い走行をして4番手を獲得できたから、非常に満足している。特に、チームの皆に対してハッピーな気分だ。何故ならば、サーキットとファクトリーの皆が一生懸命作業してくれたからだ。そしてこのような良いパフォーマンスを見せることができて嬉しいよ。 フェラーリやマクラーレンと戦うのはまだ難しいだろうけれど、明日のレースでは可能性は十分にある。我々は最善を尽くすつもりだし、我々に競争力があることは分かっているので、再び良い結果を手に入れることができると確信している。言うまでもなく、明日の目標はたくさんのポイントを獲得し、可能な限り良い結果を得るために戦うことだ。」

ティモ・グロック (11位)
「最後の周回までは、悪い予選ではなかったんだ。何故ならば、我々は難なく予選第1セッションを切り抜けることができ、予選第2セッションでも10位以内に入る十分なチャンスがあるくらいかなり強かったからね。 けれど、とても重要な最終走行で、タイムを伸ばせなかった。今まで何回、僅かの差で第3セッション進出を逃したか分からないよ。 そして、また同じことが起きてしまった。それは非常に残念なことだ。けれど、もちろん私はできる限り一生懸命レースで戦うつもりだし、我々には可能性があると思っているよ。」

パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「先週ここで行ったとても充実したテストセッションに沿った結果となり、我々は非常に満足している。テストの時に比べて、グリップコンディションがあまりに変化しており、我々はこれを反映させるためにセットアップを調整しなければならなかったので、予選の準備は忙しかった。 シルバーストンでは、とても力強いテストを行ったにもかかわらず、期待にはそぐわず残念な思いをしたので、我々は今日の予選前に少し慎重になっていた。今回はうまく行き、ヤルノのすばらしい走行のおかげで、明日のレースはとても良い状態で戦える。ティモは疑いようもなく10位以内に入れる潜在能力があったのだが、残念ながら逃してしまった。 彼は、最終走行の第2セクターで少しタイムを失っただけだった。しかし、少なくとも明日のレースで、彼は燃料戦略を自由に決めることができるし、特に雨のリスクがあるとしたら、それは助けになるだろう。」

新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
「強い風が多くのドライバーを悩ませた中での予選4位獲得はヤルノの力とともに車のアップデートの成果といいたい。ティモはヤルノに劣らないスピードを見せていただけに風の影響で11位に終わったことは残念で仕方ない。しかしまだ予選が終わっただけであり、気持ちを引き締めて、明日のレースでは表彰台を争ういいレースが出来る様に万全の準備をしたい。」

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カテゴリー: F1 / トヨタ / F1ドイツGP