F1 トロロッソ・ホンダ シンガポールGP
トロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1シンガポールGP初日の作業を振り返った。

トロロッソ・ホンダは、F1シンガポールGP初日のフリー走行で、ブレンドン・ハートレーが17番手、ピエール・ガスリーが18番手とタイムシートの下位に沈み、好パフォーマンスが期待されたシンガポールで出遅れた。

ジョナサン・エドルズは、競争力を発揮できなかった原因としてタイヤのオペレーションを最適化できていない点を挙げた。

「シンガポールでの初日は難しいものになった」とジョナサン・エドルズはコメント。

「データ上は我々のマシン特性と合うサーキットなので、競争力を発揮できることを期待して初日の走行に臨んだが、結果は我々が望んでいたようなものにはななかった」

「2人のドライバーにとってはどちらもF1マシンでの初走行となるサーキットだったため、まずは可能な限り周回し、レイアウトに慣れてもらうことを目標にしていた。シンガポール市街地サーキットは、カレンダーでも最も多いコーナー数が特徴で、ドライバーにとっては小さなミス無くパーフェクトに走ることが難しい場所だ」

「P1ではエアロパッケージやメカニカル部分のテストを行い、かなり明確な答えが見つかったので、P2ではその方向性でセッティングを詰めていった」

「今日は1ラップ目でタイヤから最高のパフォーマンスを引き出すことに一番苦労した。特にハイパーソフトが難しかった。我々以外のチームはほとんどがオープニングラップでファステストタイムを記録していたので、そういう意味では悪い方向で目立ってしまっていたと思う」

「原因の一つにはマシンのバランスがあるので、これに関しては明日以降も調整を続けていく。また、タイヤのオペレーションを最適化できていないところにも残りの原因があると思っている」

「今日の走行の結果から、タイヤに関してはどこに焦点を当てて作業を進めるべきかのアイデアを持つことができたので、明日のP3では2セットのハイパーソフトタイヤを使って自分たちの考えが正しいかを確認する」

「今日は競争力を発揮できなかったが、明日以降はいいパフォーマンスを見せられると思っており、今はポジティブな気持ちだ。ロングランでのペースはまずまずだが、ここでは予選順位が全てなので、今夜は予選に向けた準備を行っていく」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ / F1シンガポールGP