トロロッソ・ホンダ:F1オーストラリアGP 決勝レポート
トロロッソ・ホンダは、F1オーストラリアGPの決勝レースで、ブレンドン・ハートレーが15位、ピエール・ガスリーはMGU-Hの問題でリタイアした。
レッドブル・トロロッソ・ホンダの初レースとなる、開幕戦オーストラリアGPの決勝レースが、メルボルンのアルバートパーク・サーキットで開催された。
レースは、現地時間午後4時10分、天候は曇り、気温は23℃というコンディションでスタート。16番手スタートのブレンドン・ハートレーは、スタート直後のターン1手前でタイヤをロックさせた影響により、その周にピットインしタイヤを交換した。この影響で最後尾となったが、レースペース自体は好調で、自己ベストラップは1分28秒176をマーク。しかし、前方のライバルを捉えるには至らなかった。23周目に2回目のタイヤ交換を行ったハートレーは、他車のリタイアにより15番手までポジションを上げ、そのままチェッカーフラッグを受けた。
20番手スタートのピエール・ガスリーは、好スタートを見せて1周目に17番手までポジションアップすると、レース序盤でさらに順位を上げて16番手につける。しかし、14周目に、突如スロー走行となってピットへ戻り、MGU-H関連のトラブルによりリタイアとなった。
今回発生した問題については、第2戦バーレーンGPに向けて、さくらで解析が行われる。
次戦は4月6日(金)~8日(日)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。
ブレンドン・ハートレー (15位)
「今日はいいレースだったとは言ない。スタート直後のターン1でブレーキをロックさせてしまい、タイヤにフラットスポットを作ってしまった。僕が経験した中で最大のフラットスポットだったので、ピットインせざるを得なかった。さらに、第2スティントではタイヤがパンクしてしまい、ポイント争いへの戦いは終わってしまった。この影響でマシン後部に少しダメージを負ったので、ずっと単独で走行する形になってしまった。今日はポイント獲得への道のりとしては険しいものだった」
ピエール・ガスリー (リタイア)
「僕にとっては最高のシーズン開幕戦とはならなかった。(リタイア前の)ターン12で急にエンジンが止まり、その後また始動したもののスロー走行しかできずにシフトアップできなくなった。なんとかピットへ戻ったけど、そこでリタイアとなった。テストからいい形だっただけに残念だ。開幕戦で問題が起きたことで、チームのみんなもがっかりしていると思うけど、僕たちは前を向き、今回の問題から学んで次のバーレーンでは強さを取り戻さなければならない」
フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
「バルセロナでのテストがうまくいき、メルボルンでの開幕戦はいい結果が得られると期待していたが、さまざまな要因が重なって残念な結果となった。言い訳になるが、FP3での雨が残念だった。タイヤの性能評価とセットアップ変更がうまくいっているかを確認するためにもドライで走っておきたかったと思っている。予選では、ブレンドンがいい仕事をしたが、ピエールはターン3でのミスがあり、後方グリッドになった。レースでは、ピエールが好スタートを見せてポジションを上げたが、不運にもパワーユニットの問題でリタイア。ブレンドンは最初のブレーキングでフロントタイヤをロックさせてフラットスポットを作ったので、ピットへ呼び戻してタイヤを交換し、後方で走ることになってしまった。残念な週末になったが、これを引きずってはいけない。バーレーンで好結果を望むためにも、やるべきことがたくさんある」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「ガスリー選手がMGU-Hの問題により、14周目でリタイアする形になったことは非常に残念です。これからさくらのファクトリーにて詳細を分析し、第2戦に向けて再発防止のための対策を打ちたいと考えています。ハートレー選手についてはスタート直後にタイヤにフラットスポットを作ったため、ピットインせざるを得ませんでした。粘り強い走りを続けてくれましたが、残念ながら前を走るマシンを捉えるには至りませんでした。非常に厳しいシーズン幕開けになってしまいましたが、前を向いて戦うしかありません。休むことなく、チームと一緒に次戦に向けた準備を進めます」
関連:F1オーストラリアGP 結果:セバスチャン・ベッテルが優勝!
カテゴリー: F1 / トロロッソ
レッドブル・トロロッソ・ホンダの初レースとなる、開幕戦オーストラリアGPの決勝レースが、メルボルンのアルバートパーク・サーキットで開催された。
レースは、現地時間午後4時10分、天候は曇り、気温は23℃というコンディションでスタート。16番手スタートのブレンドン・ハートレーは、スタート直後のターン1手前でタイヤをロックさせた影響により、その周にピットインしタイヤを交換した。この影響で最後尾となったが、レースペース自体は好調で、自己ベストラップは1分28秒176をマーク。しかし、前方のライバルを捉えるには至らなかった。23周目に2回目のタイヤ交換を行ったハートレーは、他車のリタイアにより15番手までポジションを上げ、そのままチェッカーフラッグを受けた。
20番手スタートのピエール・ガスリーは、好スタートを見せて1周目に17番手までポジションアップすると、レース序盤でさらに順位を上げて16番手につける。しかし、14周目に、突如スロー走行となってピットへ戻り、MGU-H関連のトラブルによりリタイアとなった。
今回発生した問題については、第2戦バーレーンGPに向けて、さくらで解析が行われる。
次戦は4月6日(金)~8日(日)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。
ブレンドン・ハートレー (15位)
「今日はいいレースだったとは言ない。スタート直後のターン1でブレーキをロックさせてしまい、タイヤにフラットスポットを作ってしまった。僕が経験した中で最大のフラットスポットだったので、ピットインせざるを得なかった。さらに、第2スティントではタイヤがパンクしてしまい、ポイント争いへの戦いは終わってしまった。この影響でマシン後部に少しダメージを負ったので、ずっと単独で走行する形になってしまった。今日はポイント獲得への道のりとしては険しいものだった」
ピエール・ガスリー (リタイア)
「僕にとっては最高のシーズン開幕戦とはならなかった。(リタイア前の)ターン12で急にエンジンが止まり、その後また始動したもののスロー走行しかできずにシフトアップできなくなった。なんとかピットへ戻ったけど、そこでリタイアとなった。テストからいい形だっただけに残念だ。開幕戦で問題が起きたことで、チームのみんなもがっかりしていると思うけど、僕たちは前を向き、今回の問題から学んで次のバーレーンでは強さを取り戻さなければならない」
フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
「バルセロナでのテストがうまくいき、メルボルンでの開幕戦はいい結果が得られると期待していたが、さまざまな要因が重なって残念な結果となった。言い訳になるが、FP3での雨が残念だった。タイヤの性能評価とセットアップ変更がうまくいっているかを確認するためにもドライで走っておきたかったと思っている。予選では、ブレンドンがいい仕事をしたが、ピエールはターン3でのミスがあり、後方グリッドになった。レースでは、ピエールが好スタートを見せてポジションを上げたが、不運にもパワーユニットの問題でリタイア。ブレンドンは最初のブレーキングでフロントタイヤをロックさせてフラットスポットを作ったので、ピットへ呼び戻してタイヤを交換し、後方で走ることになってしまった。残念な週末になったが、これを引きずってはいけない。バーレーンで好結果を望むためにも、やるべきことがたくさんある」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「ガスリー選手がMGU-Hの問題により、14周目でリタイアする形になったことは非常に残念です。これからさくらのファクトリーにて詳細を分析し、第2戦に向けて再発防止のための対策を打ちたいと考えています。ハートレー選手についてはスタート直後にタイヤにフラットスポットを作ったため、ピットインせざるを得ませんでした。粘り強い走りを続けてくれましたが、残念ながら前を走るマシンを捉えるには至りませんでした。非常に厳しいシーズン幕開けになってしまいましたが、前を向いて戦うしかありません。休むことなく、チームと一緒に次戦に向けた準備を進めます」
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