F1 トロロッソ ホンダF1 2018年のF1世界選手権 本田技研工業 カタロニア・サーキット
トロロッソ・ホンダは、F1バルセロナ合同テスト2日目にブレンドン・ハートレーが119周を走行。トップ3チームのドライバーに次ぐ5番手タイムを記録した。

前日のテスト初日ではブレーキシステムのトラブルによって午後に走行することができなかったトロロッソ・ホンダだが、チームは前日のトラブルを修復して順調に走行。途中小さなトラブルでマシンが止まる場面もあったが、ロスは最小限に抑えて順調なテストデイを送った。

トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「エンジンは今日の走行を通して安定しており、ホンダのパワーユニットの性能向上を感じている」とコメント。

「今日は初めてSTR13のメカニカルかつ空力性能に関する重要なテストプログラムを行った。先週のテスト初日以来のドライブになるハートレーには安定した走行を重ねることが必要だったが、何回か走行を中断する小さな問題もあり、午前中はいい形で走行をすることが難しかった。だが、午後はテスト時間終了までの間に、実りのあるテストを行うことができた」

「レースのスティントと同じぐらいのロングランをし、ソフトタイヤで短距離走行も試したので、テスト2の後半に向けたいい準備となった。これからのマシンセッティングの方向性を決めるのにあたり重要となってくるデータを得ることもできた」

「全体的に今日は忙しくもあり充実した日となったが、残り2日間も同じくいい結果に繋げられるようにしていきたい」

ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「今日もシャシー、パワーユニットともに実戦を想定したプログラムを組んでいましたので、ロングランも含めて119周を周回できたことはポジティブに捉えています」とコメント。

「途中小さなトラブルでマシンが止まる場面はありましたが、すぐに問題を特定し、最小限のロスでトラックにマシンを送り出すことができました。チームの迅速な作業に感謝しています」

「開幕戦に向け「トロロッソ・ホンダ」がワンチームとして日々前進している実感があります。残り2日、このいい流れを維持し、実りある形でテストを終えたいと思います」

走行を担当したブレンドン・ハートレーは「STR13をだんだんと理解できるようになってきている」とコメント。

「午後に細かいトラブルがいくつか発生したが、時間をかけることなく修復できたので、最後には多くの燃料を積んだ状態でのロングランもテストできた」

僕にとってはテスト1の初日以来久しぶりの走行となりましたが、マシンが非常に仕上がってきておりとても素晴らしい。この2日間での幾つかのトラブルも問題なく解決されているので、全体的にとても上手くいっていると思う」

「午前中、今までと違ったマシンのセッティングだったせいかハンドリングが難しく感じた。スピンもしたけど、シーズン開幕前のテストで起こったので、かえってよかった。ロングランでのテストの感触もいいし、最終的にとても満足できる結果となった」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ