F1 トロロッソ 本田技研工業 2018年のF1世界選手権 ホンダF1
トロロッソ・ホンダは、F1バルセロナ合同テスト初日にブレーキシステムにトラブルが発生。テクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「ドライバーとホンダに申し訳ない」と述べた。

3月6日(火)に第2回目のF1プレシーズンテストがバルセロナのカタロニア・サーキットでスタート。快晴のコンディションのなかトロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーがテストを担当。午前中の時点では53周を走行し、全体の4番手タイムで昼休みを迎えた。

しかし、午後にブレーキシステムにトラブルが発生。1周の確認ラップしかできず、合計54周で走行を終えることになった。

トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「残念ながら、午後にブレーキに問題が発生してしまい、その原因をつかんで解決するのに時間がかかってしまった」と説明。

「ブレーキのような重要な部位についてはどんな小さな問題でも万全の対策が必要であり、やむを得ないことだったと思っている。ただ、それによって午後の走行時間がほとんど取れなかったので、今日は夜を徹して明日のテストへ向けて修復・改善に急ぐ」

「テスト項目もまだまだある中で貴重な走行時間を失うことになってしまい、ドライバーとホンダには申し訳なく思っています。残りのテストへ向けて最善を尽くし、明日からの3日間を有効活用していきたいと思う」

だが、走行を担当し、ソフトタイヤでトップから0.557秒差の5番手タイムを記録したピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダのマシンの改善に手応えを感じていると語る。

「今日はパフォーマンス面では、とてもいいテスト結果になったと思う」とピエール・ガスリーはコメント。

「午後にブレーキシステムに小さな問題が発生してしまい、予想よりも修復に時間がかかってしまったため、思ったよりも周回数を走ることができなかったのが残念だ。でも、それもテストの一環だと思っている!」

「今のところ、上手く進んでいる。マシンも調子がいいし、先週に比べて段々と仕上がってきているので、僕たちはチームとして正しい方向に進んでいると思う」

ホンダのテクニカルディレクターを務める田辺豊治は今日は午後に車体側の問題が見つかり、マシンを長く止めることになりました。走行時間を失ったことは残念ですが、このような事象を発見することもテストの目的の一つです。その点では有意義だったと思います。明日以降ノートラブルでプログラムを消化できるよう、チームと準備を進めます」と述べ、チームとしての一体感を示した。

トロロッソ・ホンダは、テスト2日目はブレンドン・ハートレーがステアリングを握る。

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カテゴリー: F1 / トロロッソ