トロ・ロッソの将来はしばらく安泰?
レッドブルのディートリッヒ・マテシッツは、トロ・ロッソの売却を急いでおらず、チームの将来を保証できる買い手が現れた場合のみ手放すつもりだと語る。

エネルギー飲料メーカーであるレッドブルは、ゲルハルト・ベルガーからトロ・ロッソの株を買収し、レッドブル・レーシングとトロ・ロッソの2チームを所有している。

レッドブル・レーシングとトロ・ロッソは、同じシャシーを使用しているが、それがレギュレーションで禁止された場合、レッドブルは2つのチームを支援できないだろうと以前から語られている。

しかし、ディートリッヒ・マテシッツは、トロ・ロッソをすぐに売却するよりもチームの将来を確保することを優先しており、トロ・ロッソの新しい買い手を見つけることに緊急性はないと語る。

「我々に売却を急がせるようなプレッシャーはない」

「買い手候補が現れても、トロ・ロッソを存続させ、仕事をする知識と資金があることを保証しなければならない」

マテシッツは、レッドブルのモータースポーツプログラムが、世界的不況でも脅威にさらされず、FIAとFOTAが合意したF1規約に変更により、出費をかなり抑えることができることを明らかにした

「F1のコスト削減対策は有用だし、ありがたいことだ。おかげでかなりの資金を節約することができる。両チーム合わせて1億ユーロ(115億円)は節約できるだろう」

マテシッツは、レッドブルの本業は順調で、昨年の売り上げは13.2%増加し、2009年も低下は予想されないと語る。

「通常、我が社のマーケティングの全体予算は、売上の30〜40%の範囲にある。これは25%までは簡単に削減できる。そうすれば他の企業より多くの金額を投資に回すことができる。ただし、これは可能性のひとつだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / トロロッソ / レッドブル・レーシング