トロ・ロッソ
トロ・ロッソがF1スペインGPで投入するアップグレードパッケージは、今後4レースのための一連の開発物の最初に過ぎないという。

今週末、トロ・ロッソは空力パーツを投入するが、6月のオーストリアGPまで完全なパッケージがクルマに搭載されることはないという。

「我々は今後4レースでかなりヘビーな開発物を投入する」とトロ・ロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは述べた。

「当然、バルセロナのために空力をいくつか持ち込むが、そのあとモナコではより多くのステップを果たす。カナダではもっと多いし、オーストリアではより多い」

「なので、クルマにかなり大きな変化が投入される4つの激しい4レースがある」

多くのチームは、スペインGPにむけて大幅な改良を予定しているが、トロ・ロッソの完全形が見られるには時間がかかるということになる。

空力の変更と同様にメカニカル面にも変更が施される予定となっており、そのいくつかは低速コーナーでのSTR9のパフォーマンスを向上させることが目的となっている。

だが、ジェームス・キーは、スペインでライバルに対して大きなステップを果たせなかったとしても、長期的にはそれを実現すると確信している。

「多くのメカニカル的なものがあるので、大きなパッケージがそれらのレースで広がっていく。我々はスペインでステップを果たす予定だが、それはヨーロッパシーズンの全ての最終製品というわけではない。私が言ったのはその3分の1だ」

「スペインでは相対的にまだそれほど強くないことがありえるが、そのあと我々は全てを取り戻して、進歩するだろう」

ジェームス・キーは、ルノーエンジンからもっと多くのパフォーマンスを引き出せると確信しており、エンジンが果たすゲインにも期待している。

「我々はパワーユニットの全てで完全なポテンシャルを見ていない」とジェームス・キーはコメント。

「エンジンがやれることは合理的だ。我々はそれを最大限に利用できるようにソフトウェアでそのレベルに到達している」

「現時点で我々はまだ限界にまったく近づいてはいない」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ