エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
エイドリアン・スーティルが、F1モナコGPの印象を語った。モナコに強いスーティルは、昨年あと少しで4位フィニッシュできそうなところで、ライコネンに後ろから衝突され、無念のリタイアを喫している。

あなたはモナコのスペシャリストとして知られるようになりました。今年のレースをどのように感じていますか?
大好きなサーキットなのでマナコに戻るのはいつも楽しい。雰囲気と週末全体が好きなんだ。とても特別だし、良い思い出のある素晴らしいサーキットだ。2年前、ウェットのプラクティスで最速だったし、雨とドライでとてもトリキーなコンディションだった去年はもっと良かった。2年続けて良かったし、またそうなることを期待している。でも、コンディションにもよるね。

去年、順位をあげて戦略がうまく働き始めたとき、どのように感じましたか?
確かに、とても良い気分だった。ピット通過するたびにピットボードの順位が1つ上がっていたし、うまくいっていると思った。ポイント圏内に順位をあげたときは「わぉ、これは僕のレースだ!」って思ったよ。4位に順位をあげたとき、その時点でのファステストラップを出していた。信じられなかったね。すべてが合わさって、本当に良い戦略だった。ドライになって、スリックタイヤに履き替える適切なタイミングだったし、全てが完璧だった。全てが100%だった。そのあと、僕とチームのみんなにショックなことが起こった。まるで夢のようであり、悪夢のようでもあったよ。目が覚めるだろうと思ったけど、なにも起こらなかった。大袈裟に聞こえるかもしれないけど、実際、そのような感じだった。それでもとても素晴らしい週末だった。全力を尽くしたし、とても誇りに思っている。

あなたにとって、モナコは何がそんなに特別なんですか?なぜ、そんなにくつろげるのですか?
好きなサーキットレイアウトで、F3のときから速かった。とても狭くて、速く走るにはかなり多くのリスクを冒さなければならないし、常にウォールの間近まで行かなければならない。それぞれ異なるキャンバー、精密なドライビングが求められるトリッキーな場所など、サーキットを理解しなければならない。そこに行くことができるし、ドライバーは多くのインプットを持てるようにゆっくりなクルマで感覚を掴めるので、モチベーションもあがる。たぶん、それが全てがうまくいく理由かもしれないね!

今年はこれまでで最も競争力のあるクルマを持っていますね。グリッドで順位を上げられると感じていますか?
ポテンシャルとしてはある。フィールドは再びとても接近していると思う。100分の1秒単位でね。Q2進出まであと100分の数秒のところまでいったバーレーンGPのような形になると思うし、予選では最速ラップを見い出したい。今回は僕にとってQ2進出を果たす最大のチャンスだと思っている。

またウェットの週末になったら有利になると思いますか?
雨はいつも僕たちの味方だ。リスキーだし、何が起こるかわからないから。中国GPのときのようにアクアプレーニングが起こってウォールに激突してレースを終えるかもしれないけれども、明らかなのはウェットコンディションのレースでは平均して10位以内に入っているということだ。だから、ポイントを取るのはより簡単になると思う。それが僕がどのレースでも雨が落ちてくることを楽しみにしている理由だ。

開催日程:2009年 F1 モナコGP

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カテゴリー: F1 / エイドリアン・スーティル / フォース・インディア