SUPER GT 富士スピードウェイ
ポルシェ ジャパンのドライビングアンバサダーを務める藤井誠暢が所属し、911 GT3RでD'station Racing(#33)より参戦する2017年のSUPER GT GT300クラス第5戦(富士スピードウェイ)の決勝において、8位入賞を果たし、3ポイントを獲得した。もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は5位に入賞した。

真夏の一戦であり多くの観衆が訪れるSUPER GT 第5戦、D'station Porsche(#33)は、藤井誠暢とともに、第4戦SUGOからステアリングを握る2015年のポルシェ カレラカップ ジャパンのチャンピオンである元嶋佑弥がコンビを組んで参戦した。事前のテストから富士スピードウェイで好調だったD'station Porscheは、この一戦で上位入賞を狙った。

8月5日(土)に行われた公式予選では、上位グリッドを狙うべく、元嶋佑弥がノックアウト予選Q1を担当。ただ、コンディションによってパフォーマンスが左右される僅差のSUPER GTの予選で、元嶋佑弥は1分39秒003というタイムをマークするも、Q2進出までわずかに届かず。18番手から決勝レースを戦うことになった。

酷暑のなかでのレースとなった8月6日(日)の決勝レースは午後3時33分にスタートが切られた。同じく富士スピードウェイで開催された第2戦でD'station Porscheは高い決勝ペースを誇っていたものの、今回は序盤からライバルたちも速く、スタートドライバーを務めた藤井誠暢はなかなかポジションを上げることができなかった。そこでチームは、混戦のなかでのタイムロスを避け、クリアな状態でラップを刻むことができるよう、20周を終えて藤井誠暢をピットに戻し、ドライバー交代を実施。かつリヤタイヤのみを交換しピット作業時間を短縮する作戦に出た。

41周というロングスティントを担当することになった元嶋佑弥だが、チームの信頼に応え、トップと互角のペースでラップを重ねた。ライバル勢のトラブルやピットインにも乗じ、ポイント圏内に浮上した元嶋佑弥は、50周目には#11 メルセデスをオーバーテイク。さらに55周目には#18 86MCをかわすなどポジションを上げて最後は8位でフィニッシュし、見事チームの期待に応えた。作戦変更が的中したD'station Porscheは第3戦以来のポイント獲得で、藤井誠暢は現在20ポイントとなりランキング8位につけている。

もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は、公式予選から速さをみせ、峰尾恭輔恭輔が14番手でQ1通過を果たすと、予選Q2でジョノ・レスターが7番手グリッドを獲得する。決勝レースでも上位を戦ったGULF NAC PORSCHE 911は、27周を終えスタートドライバーのジョノ・レスターから峰尾恭輔に交代。素早いピット作業と、ミスのない峰尾恭輔の走りで5位フィニッシュ。ジョノ・レスター/峰尾恭輔組は藤井誠暢から1ポイント差のランキング9位に着けた。

次のSUPER GTレース 第6戦は、8月27日に三重県の鈴鹿サーキットで決勝レースが行われる予定になっている。

関連:【SUPER GT】 第5戦 富士 結果:ARTAが2クラスでダブル優勝!

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / SUPER GT