スーパーGT:ARTA NSX-GTが待望の今季初勝利!NSX-GTがトップ5独占
2020年のスーパーGT 第7戦『FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE』の決勝レースが11月8日(日)にツインリンクもてぎで行われた。GT500クラスはNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が予選2位からトップに立つと独走で今季初勝利。GT300クラスはNo.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が今季2勝目を挙げた。
ポールポジションのNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)の大津は序盤から後続を突き放し、4周目には2位のNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の野尻を4秒635と引き離す。だが次第にペースを落とし、5周目に3秒277、7周目に2秒414とNo.8 ARTA NSX-GTの接近を許し、9周目にはテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込まれてしまった。
そして10周目に、8号車の野尻が1コーナーで64号車のインをついてトップに浮上。そこから一気に後続を突き放し、20周終了時点では10秒304ものリードを築き上げる。そして23周目にピットインし、福住仁嶺に後半を託した。64号車はNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)の牧野にも追い上げられ、12周目の90度コーナーでインをつかれて3位に後退。さらに21周目の90度コーナーでは、予選6番手から着実に順位を上げてきたNo.38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)の立川にもアウトから抜かれる。すると、トップと同じ23周目にピットに飛び込んだ。
2台のNSX-GTがピットに入った直後、マシントラブルでコースサイドに停止したNo.5 マッハ5G GTNET MC86 マッハ車検を回収するためにセーフティカーが導入され、27周目までピットレーンが閉鎖されることに。これにより8号車と64号車は、ライバルたちにかなりのアドバンテージを得ることになった。この時点でのトップは100号車。これに38号車、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)のクインタレッリ、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)のバゲット、No.37 KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/山下健太)の山下と続いていた。
セーフティカーは28周目に退去し、29周目からレースが再開。即座に38号車、23号車、17号車、37号車らが相次いでピットイン。100号車も翌周にピット作業を行った。
各車がピットインを終えると、再びNo.8 ARTA NSX-GT(福住)がトップに浮上し、No.64 Modulo NSX-GT(伊沢)も2番手に。3番手のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本)は、この時点で1分以上後方となっていた。
その後も8号車の福住はハイペースで周回を重ね、64号車との差を35周目に5秒469、45周目には17秒420と着実に広げていく。63周を終えてゴールしたときには46秒238もの大差をつけて、No.8 ARTA NSX-GTは待ちにまった今季初優勝をものにした。福住はGT500クラス7戦目での初優勝。野尻にとっては昨年の第1戦岡山以来の通算5勝目となった。
伊沢も最後まで安定した走りで2位を守り切り、No.64 Modulo NSX-GTが今季初表彰台を獲得。3位にはNo.100 RAYBRIG NSX-GTが入り、2007年の第5戦スポーツランドSUGO以来13年ぶりにHonda NSXが表彰台を独占する快挙を成し遂げたばかりか、4位にもNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が5位と、参戦5台が上位を独占する快挙をHondaのホームコースもてぎで成し遂げた。
またNo.37 KeePer TOM'S GR Supraが6位、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rも7位に入賞してポイントを獲得したため、ドライバーズランキングではNo.17 塚越/バゲット組(KEIHIN NSX-GT)とNo.37 平川(KeePer TOM'S GR Supra)が51ポイントで並び、優勝数の差で塚越組がトップとなった。同3、4位のNo.23 松田/クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)とNo.100 山本/牧野組(RAYBRIG NSX-GT)も同じ49ポイント、さらに今回優勝のNo.8 野尻/福住組(ARTA NSX-GT)が48ポイントで同5位に浮上。タイトルの可能性は10チームという大混戦で、最終戦富士(11/29決勝)を迎えることとなった。
カテゴリー: F1 / SUPER GT
ポールポジションのNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)の大津は序盤から後続を突き放し、4周目には2位のNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の野尻を4秒635と引き離す。だが次第にペースを落とし、5周目に3秒277、7周目に2秒414とNo.8 ARTA NSX-GTの接近を許し、9周目にはテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込まれてしまった。
そして10周目に、8号車の野尻が1コーナーで64号車のインをついてトップに浮上。そこから一気に後続を突き放し、20周終了時点では10秒304ものリードを築き上げる。そして23周目にピットインし、福住仁嶺に後半を託した。64号車はNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)の牧野にも追い上げられ、12周目の90度コーナーでインをつかれて3位に後退。さらに21周目の90度コーナーでは、予選6番手から着実に順位を上げてきたNo.38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)の立川にもアウトから抜かれる。すると、トップと同じ23周目にピットに飛び込んだ。
2台のNSX-GTがピットに入った直後、マシントラブルでコースサイドに停止したNo.5 マッハ5G GTNET MC86 マッハ車検を回収するためにセーフティカーが導入され、27周目までピットレーンが閉鎖されることに。これにより8号車と64号車は、ライバルたちにかなりのアドバンテージを得ることになった。この時点でのトップは100号車。これに38号車、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)のクインタレッリ、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)のバゲット、No.37 KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/山下健太)の山下と続いていた。
セーフティカーは28周目に退去し、29周目からレースが再開。即座に38号車、23号車、17号車、37号車らが相次いでピットイン。100号車も翌周にピット作業を行った。
各車がピットインを終えると、再びNo.8 ARTA NSX-GT(福住)がトップに浮上し、No.64 Modulo NSX-GT(伊沢)も2番手に。3番手のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本)は、この時点で1分以上後方となっていた。
その後も8号車の福住はハイペースで周回を重ね、64号車との差を35周目に5秒469、45周目には17秒420と着実に広げていく。63周を終えてゴールしたときには46秒238もの大差をつけて、No.8 ARTA NSX-GTは待ちにまった今季初優勝をものにした。福住はGT500クラス7戦目での初優勝。野尻にとっては昨年の第1戦岡山以来の通算5勝目となった。
伊沢も最後まで安定した走りで2位を守り切り、No.64 Modulo NSX-GTが今季初表彰台を獲得。3位にはNo.100 RAYBRIG NSX-GTが入り、2007年の第5戦スポーツランドSUGO以来13年ぶりにHonda NSXが表彰台を独占する快挙を成し遂げたばかりか、4位にもNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が5位と、参戦5台が上位を独占する快挙をHondaのホームコースもてぎで成し遂げた。
またNo.37 KeePer TOM'S GR Supraが6位、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rも7位に入賞してポイントを獲得したため、ドライバーズランキングではNo.17 塚越/バゲット組(KEIHIN NSX-GT)とNo.37 平川(KeePer TOM'S GR Supra)が51ポイントで並び、優勝数の差で塚越組がトップとなった。同3、4位のNo.23 松田/クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)とNo.100 山本/牧野組(RAYBRIG NSX-GT)も同じ49ポイント、さらに今回優勝のNo.8 野尻/福住組(ARTA NSX-GT)が48ポイントで同5位に浮上。タイトルの可能性は10チームという大混戦で、最終戦富士(11/29決勝)を迎えることとなった。
Po | No | Machine | Driver | Tire | WH |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT / HR-420E | 野尻 智紀 福住 仁嶺 | BS | 28 |
2 | 64 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT / HR-420E | 伊沢 拓也 大津 弘樹 | DL | 15 |
3 | 100 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT / HR-420E | 山本 尚貴 牧野 任祐 | BS | 38 |
4 | 16 | Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT / HR-420E | 武藤 英紀 笹原 右京 | YH | 17 |
5 | 17 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT / HR-420E | 塚越 広大 ベルトラン・バゲット | BS | 45 |
6 | 37 | KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG | 平川 亮 山下 健太 | BS | 46 |
7 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MI | 45 |
8 | 39 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG | ヘイキ・コバライネン 中山 雄一 | BS | 39 |
9 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B | 佐々木 大樹 平峰 一貴 | BS | 18 |
10 | 38 | ZENT GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG | 立川 祐路 石浦 宏明 | BS | 36 |
11 | 19 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG | 国本 雄資 宮田 莉朋 | YH | 9 |
12 | 14 | WAKO'S 4CR GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG | 大嶋 和也 坪井 翔 | BS | 47 |
13 | 36 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG | 関口 雄飛 サッシャ・フェネストラズ | BS | 45 |
14 | 24 | リアライズコーポレーション ADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B | 高星 明誠 ヤン・マーデンボロー | YH | 4 |
15 | 3 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B | 平手 晃平 千代 勝正 | MI | 24 |
カテゴリー: F1 / SUPER GT