F1、LVMHとの大型スポンサー契約に近づいているとの報道
フランスの高級コングロマリットであるLVMHが、F1と大規模なスポンサー契約に近づいていると報じられている。

パリに本社を置くLVMHは、ワイン&スピリッツ、ファッション&レザーグッズ、香水&化粧品、時計&宝飾品、小売業など、さまざまな分野で75もの豊富なブランドを誇っている。

Bloombergは、LVMHが、2013年からF1の公式計時パートナーを務めているロレックスに代わって、自社の時計ブランドであるタグ・ホイヤーで契約を勝ち取る可能性があると書いている。

後期段階での交渉と言われ、年間1億5,000万ドル(約212億円)の価値があると言われているこの契約により、LVMHはホテルチェーンやモエ・エ・シャンドンのシャンパーニュなど、F1イベントでのスポンサーブランディングやアクティベーションを通じて、さらにいくつかのブランドを展開することになる。

情報筋によると、マルチブランド契約は年内にF1と合意する可能性があり、LVMHのジャン=ジャック・ギオニー最高財務責任者(CFO)は7月に行われたアナリスト・投資家向けの電話会議で、「いくつかの話し合いが行われているが、私が詳しく説明できるようなことではなく、何も決まっていない」と述べた。

しかし、もし契約が実現すれば、LVMHが他のシリーズや種目で結んでいる複数のスポーツ・パートナーシップに続くことになる。

LVMHは、高級ラゲージやバッグを提供するルイ・ヴィトンや宝飾品メーカーのティファニーを通じて、FIFAワールドカップではLVのトランクケースを展示し、NFLでは重要なトロフィーを製作するなど、存在感を示している。

さらに、LVMHは今夏開催された2024年パリオリンピック・パラリンピックでも主要スポンサーを務め、1億5,000万ユーロのスポンサー料を支払った。

F1は、ここ数週間でサンタンデールやレノボとの契約を発表しており、主要ブランドとのパートナーシップに慣れている。

それでも、LVMHとのマルチブランド契約は、F1の世界的なプラットフォームが飛躍的に向上するおかげで、すべての関係者を向上させるだろう。

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カテゴリー: F1 / F1スポンサー