2023年 F1スペインGP 予選:ドライバーコメント(11番手~20番手)
2023年F1第8戦スペインGPの予選で11番手から20番手だったドライバーのコメント。
まだ路面にウェットパッチが残るコンディションで行われた予選では、Q1でシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)、Q2でセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が敗退するという波乱含みの展開となった。
11番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「トリッキーなコンディションで予選はあまりうまくいかず、一筋縄ではいかない週末になっている。自分のドライビングスタイルを修正しようとしていたけど、コンディションの変化に足元をすくわれて、十分なポテンシャルを引き出すことができなかった。5コーナーに入るところの路面が少し濡れていて、リアのバランスを失いグラベルに入ってしまい、そこでロスした時間が大きく影響してしまった。そのせいで最終ラップではタイヤの温度が上がりすぎてしまい、そこから挽回するのは大変だった。明日はなにが起こるかわからないので、ポジションを上げていけるよう全力を尽くす。ポイントはもちろん表彰台獲得も可能だと思うので、明日のレースが楽しみだ」
12番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日は奇妙な予選セッションだった。明らかにトリッキーで、順位はかなりバラけた。スタート直後はタイヤのグリップがないように感じて、クルマと格闘した。高速コーナーではバウンシングが激しく、FP3のような全開のコーナーリングができなかった。マシンのペースが悪かったのでQ2でノックアウトされたことに驚きはない。マシンのフィーリングが良くなかったし、残念な結果になってしまった。ルイスとの一件は、何が起こったのかよくわからない。すべてが驚きだった。僕はプッシュラップを始めていて、前方のサインツからスリップストリームをもらっていた。気がついたらルイスが僕の横に並んでいた。これ以上深刻な事態にならなかったのは幸いだし、明らかにチーム全員の大きなコミュニケーションのミスだった。とはいえ、それがペース不足の原因にはならなかったし、それが僕にとっての主な問題だった。僕たちは本来あるべきポジションよりかなり低い位置からスタートするけど、明日はもっと良い日になると確信している」
13番手:周冠宇(アルファロメオ)
「Q2ではおそらくベストのクリーンラップを達成できたし、Q3に進出できなかったのはコンマ数秒だけだった。全力を尽くしましたが、Q1で赤旗が出た後、新しいソフトセットはなかった。これほど僅差で戦っているとき、それだけで敗退するのに十分だった。それで終わりだった。今日のクルマでの感触はずっと良かったので、この感触を明日に持ち越して、挽回したいと思っている。今日は新しいタイヤを履いていた我々の前を行く数台のクルマにかなり近づけていたと思う。今週末は前回よりもずっと良いコンディションにあると感じているが、さらに上位を目指すためには、もっとプッシュして改善する必要がある。明日はいい仕事をして、チャンスをつかみたい」
14番手:ニック・デ・フリース(アルファタウリ)
「この週末はポジティブな流れだったけど、予選は残念な結果になってしまった。11コーナーの出口で2度もスピンしてしまい、ソフトタイヤを2セット無駄にしてしまったことで、Q2に使える新しいタイヤがなかった。はっきりと見えなかったけど、水たまりがあったように感じ、最後は力を発揮することができなかった。良いペースだっただけに残念だったけど、明日のレースも同じペースで走れることを願っている。明日は長いレースになるので、タイヤの摩耗に注意を払わないといけないし、雨が降ればチャンスも増えるかもしれない」
15番手:角田裕毅(アルファタウリ)
「チームは良いマシンを用意してくれて順調にタイムを出せていましたが、コースアウトしてしまうミスを犯しタイム抹消となってしまいました。とても悔しいです。全力を出した結果なので後悔はしていませんが、あとわずかでQ3に進むことができたので残念です。ダンプからドライへと変わる路面のコンディションはトリッキーで、面白いものでした。明日への期待はそれほど高くありませんが、レースは色々なことが起こりうるので、どんな状況になってもポイント獲得のチャンスを逃さないようにあらゆるシナリオを準備して挑みます」
16番手:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「今日は一つポジティブに受け止められることがある。先週導入したアップグレードが効いているようで、プラクティス中にその違いを感じることができた。残念ながら、予選はクルマの実際の立ち位置を表すものではなかった。今日はかなりトリッキーで、プラクティスのときのようなグリップを得ることができなかったし、週末前半のような快適さも感じられなかった。かなり滑りを感じたし、ここでは良いポテンシャルがあると思っていたので残念だった。変化する気象条件も役に立たなかった。最後の走行では、アウトラップでフライングラップをする何台かのクルマを通過させるために、ターン12の後に10秒以上停止しなければならならず、そこでタイヤの温度が少し下がってしまったようだ。予選が異常値だっただけで、明日はもっといいペースで走れるはずだ。戦いを続けて、ある程度の進歩を遂げることができると確信している」
17番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「残念だ。もう1台のマシンは可能性を示してくれたのに、今週末はうまくいかなかった。フィールドは非常にタイトなので、そのウィンドウを逃すと非常に大きなペナルティになる。ニコはハイダウンフォースのセッティングに変更し、それがうまく機能しているようだ。チームの良い仕事だったし、クルマのパフォーマンスを見られてうれしい。残念ながら、明日は17番手ということになるが、もう一度チャレンジして、レースに向けてマシンのセットアップがうまくいくことを期待したい」
18番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「予選で走ったようなコンディションは本当に好きだし、いつもはこのようなコンディションで良い成績を収める傾向にある。1周目にミスをしてしまい、そのダメージがその後のセッションに影響したのはちょっと残念だけど、僕たちにはペースがある。いつもより少しペースが落ちていたので、今週末をもう少しテストセッションとして使ったような気がする。日曜のクルマにもう少し集中できたので、明日は良い順位につけるはずだ」
19番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「マシンの挙動が明らかにおかしかったし、それまでのウイークエンドとはまったく違う感じだったので、マシンをチェックしてデータを見なければならない。基本的にリアグリップはゼロだった。マシンはオーバーステア気味で予測不能だった。大丈夫だと思っていたら、突然、スナップしてしまう。右後ろのコーナーが原因だった。最初は最初のタイヤのせいだと思ったので、新しいタイヤに交換したけど、それでもリアタイヤの挙動がおかしかった。もちろん、非常に残念だけど、明日は長いレースになるだろう。オーバーテイクの可能性もあるし、デグラデーションは大きな要素なので様子を見ることになるけど、もちろんかなり後方からスタートすることになる」
20番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「まず、予選のためにマシンを作り変えてくれたチームに感謝している。復帰後の1周目は悪くなかった。誰もが最終ラップから前に出たいと思っているけど、最後のプッシュでタイヤがウィンドウの外に少し出てしまい、妥協したアウトラップになってしまった悔しいけど、今日は早い段階で劣勢に立たされた。明日はトリッキーになりそうだけど、何ができるか考えてみるよ」
カテゴリー: F1 / F1スペインGP / F1ドライバー
まだ路面にウェットパッチが残るコンディションで行われた予選では、Q1でシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)、Q2でセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が敗退するという波乱含みの展開となった。
11番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「トリッキーなコンディションで予選はあまりうまくいかず、一筋縄ではいかない週末になっている。自分のドライビングスタイルを修正しようとしていたけど、コンディションの変化に足元をすくわれて、十分なポテンシャルを引き出すことができなかった。5コーナーに入るところの路面が少し濡れていて、リアのバランスを失いグラベルに入ってしまい、そこでロスした時間が大きく影響してしまった。そのせいで最終ラップではタイヤの温度が上がりすぎてしまい、そこから挽回するのは大変だった。明日はなにが起こるかわからないので、ポジションを上げていけるよう全力を尽くす。ポイントはもちろん表彰台獲得も可能だと思うので、明日のレースが楽しみだ」
12番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日は奇妙な予選セッションだった。明らかにトリッキーで、順位はかなりバラけた。スタート直後はタイヤのグリップがないように感じて、クルマと格闘した。高速コーナーではバウンシングが激しく、FP3のような全開のコーナーリングができなかった。マシンのペースが悪かったのでQ2でノックアウトされたことに驚きはない。マシンのフィーリングが良くなかったし、残念な結果になってしまった。ルイスとの一件は、何が起こったのかよくわからない。すべてが驚きだった。僕はプッシュラップを始めていて、前方のサインツからスリップストリームをもらっていた。気がついたらルイスが僕の横に並んでいた。これ以上深刻な事態にならなかったのは幸いだし、明らかにチーム全員の大きなコミュニケーションのミスだった。とはいえ、それがペース不足の原因にはならなかったし、それが僕にとっての主な問題だった。僕たちは本来あるべきポジションよりかなり低い位置からスタートするけど、明日はもっと良い日になると確信している」
13番手:周冠宇(アルファロメオ)
「Q2ではおそらくベストのクリーンラップを達成できたし、Q3に進出できなかったのはコンマ数秒だけだった。全力を尽くしましたが、Q1で赤旗が出た後、新しいソフトセットはなかった。これほど僅差で戦っているとき、それだけで敗退するのに十分だった。それで終わりだった。今日のクルマでの感触はずっと良かったので、この感触を明日に持ち越して、挽回したいと思っている。今日は新しいタイヤを履いていた我々の前を行く数台のクルマにかなり近づけていたと思う。今週末は前回よりもずっと良いコンディションにあると感じているが、さらに上位を目指すためには、もっとプッシュして改善する必要がある。明日はいい仕事をして、チャンスをつかみたい」
14番手:ニック・デ・フリース(アルファタウリ)
「この週末はポジティブな流れだったけど、予選は残念な結果になってしまった。11コーナーの出口で2度もスピンしてしまい、ソフトタイヤを2セット無駄にしてしまったことで、Q2に使える新しいタイヤがなかった。はっきりと見えなかったけど、水たまりがあったように感じ、最後は力を発揮することができなかった。良いペースだっただけに残念だったけど、明日のレースも同じペースで走れることを願っている。明日は長いレースになるので、タイヤの摩耗に注意を払わないといけないし、雨が降ればチャンスも増えるかもしれない」
15番手:角田裕毅(アルファタウリ)
「チームは良いマシンを用意してくれて順調にタイムを出せていましたが、コースアウトしてしまうミスを犯しタイム抹消となってしまいました。とても悔しいです。全力を出した結果なので後悔はしていませんが、あとわずかでQ3に進むことができたので残念です。ダンプからドライへと変わる路面のコンディションはトリッキーで、面白いものでした。明日への期待はそれほど高くありませんが、レースは色々なことが起こりうるので、どんな状況になってもポイント獲得のチャンスを逃さないようにあらゆるシナリオを準備して挑みます」
16番手:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「今日は一つポジティブに受け止められることがある。先週導入したアップグレードが効いているようで、プラクティス中にその違いを感じることができた。残念ながら、予選はクルマの実際の立ち位置を表すものではなかった。今日はかなりトリッキーで、プラクティスのときのようなグリップを得ることができなかったし、週末前半のような快適さも感じられなかった。かなり滑りを感じたし、ここでは良いポテンシャルがあると思っていたので残念だった。変化する気象条件も役に立たなかった。最後の走行では、アウトラップでフライングラップをする何台かのクルマを通過させるために、ターン12の後に10秒以上停止しなければならならず、そこでタイヤの温度が少し下がってしまったようだ。予選が異常値だっただけで、明日はもっといいペースで走れるはずだ。戦いを続けて、ある程度の進歩を遂げることができると確信している」
17番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「残念だ。もう1台のマシンは可能性を示してくれたのに、今週末はうまくいかなかった。フィールドは非常にタイトなので、そのウィンドウを逃すと非常に大きなペナルティになる。ニコはハイダウンフォースのセッティングに変更し、それがうまく機能しているようだ。チームの良い仕事だったし、クルマのパフォーマンスを見られてうれしい。残念ながら、明日は17番手ということになるが、もう一度チャレンジして、レースに向けてマシンのセットアップがうまくいくことを期待したい」
18番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「予選で走ったようなコンディションは本当に好きだし、いつもはこのようなコンディションで良い成績を収める傾向にある。1周目にミスをしてしまい、そのダメージがその後のセッションに影響したのはちょっと残念だけど、僕たちにはペースがある。いつもより少しペースが落ちていたので、今週末をもう少しテストセッションとして使ったような気がする。日曜のクルマにもう少し集中できたので、明日は良い順位につけるはずだ」
19番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「マシンの挙動が明らかにおかしかったし、それまでのウイークエンドとはまったく違う感じだったので、マシンをチェックしてデータを見なければならない。基本的にリアグリップはゼロだった。マシンはオーバーステア気味で予測不能だった。大丈夫だと思っていたら、突然、スナップしてしまう。右後ろのコーナーが原因だった。最初は最初のタイヤのせいだと思ったので、新しいタイヤに交換したけど、それでもリアタイヤの挙動がおかしかった。もちろん、非常に残念だけど、明日は長いレースになるだろう。オーバーテイクの可能性もあるし、デグラデーションは大きな要素なので様子を見ることになるけど、もちろんかなり後方からスタートすることになる」
20番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「まず、予選のためにマシンを作り変えてくれたチームに感謝している。復帰後の1周目は悪くなかった。誰もが最終ラップから前に出たいと思っているけど、最後のプッシュでタイヤがウィンドウの外に少し出てしまい、妥協したアウトラップになってしまった悔しいけど、今日は早い段階で劣勢に立たされた。明日はトリッキーになりそうだけど、何ができるか考えてみるよ」
カテゴリー: F1 / F1スペインGP / F1ドライバー