ミハエル・シューマッハのF1時代の時計コレクションがオークションに出品
エミリア・ロマーニャ・グランプリを控えた5月13日、クリスティーズ・オークション・ハウスはジュネーブで開催するオークションに、7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハの個人コレクションから選りすぐりの時計を出品する。
主役となるのは、シューマッハのためにフェラーリの元上司ジャン・トッドから個人的な贈り物として依頼されたプラチナ製バガボンダージュ1だ。
この時計は、トッドと時計デザイナーのフランソワ＝ポール・ジュルヌとの強い絆を示すもので、シューマッハのワールドタイトル、ヘルメットのデザイン、フェラーリの跳ね馬のエンブレムを象徴するシンボルがあしらわれている。2004年のクリスマスのに贈られ、トッドからシューマッハに捧げる言葉が刻まれていた。
クリスティーズは、この時計が120万ドルから220万ドル（約1億8500万円～3億400万円）の間で取引されると予想している。
もうひとつの注目は、2003年のクリスマスにトッドがシューマッハのためにオーダーしたパーソナライズされたオーデマ・ピゲ。当時の6つのタイトルを記念して、当時の赤いレーシングヘルメットがデザインされている。この時計の推定価格は17万ポンドから28万ポンド（約3200万円～5300万円）と見積もられている。
3番目に注目の時計は、シューマッハが所有していたロレックス・デイトナ ポール・ニューマンである。推定価格は23万ドルから44万ドル（約3500万円～6800万円）だ。これは、ロレックスで最も知名度の高い有名なスチール製クロノグラフである。
このオークションについて、クリスティーズのヨーロッパ・アメリカ時計部門責任者であるレミ・ギユマン氏は「クリスティーズは、シューマッハ・ファミリーが私たちを信頼し、これらの時計製造の傑作を世界中の情熱的なコレクターと分かち合いたいと願ってくださったことに心から感謝しています」と語った。
「私たちは、最も有名なF1レジェンドの一人が所有する、象徴的でユニークな時計をご紹介できることを誇りに思います。時計ファンにとっても、F1ファンにとっても、特別な瞬間です。5月13日にジュネーブで開催される国際展示会とオークションで、情熱的なコレクターの方々とお会いできることを楽しみにしています」
シューマッハは、史上最も成功を収めたF1ドライバーの一人であり、ルイス・ハミルトンと7度のワールドタイトル獲得という記録を共有している。
2012年末、メルセデスでの一時的なカムバックを最後にF1から引退したが、翌年の冬にスキーのクラッシュで頭部に重傷を負い、昏睡状態に陥った。それ以来、彼の容態は家族によって非公開にされている。
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