佐藤琢磨、8回目のインディ500挑戦 「決して楽はできない」
佐藤琢磨が、目前に控えたインディ500についてインディカー公式サイトで語った。
今年、アンドレッティ・オートスポーツに移籍した佐藤琢磨は、プラクティス初日からグループランを経験するなど、インディ500にむけてビッグチームで充実した準備を進めている。
世間の注目は、F1モナコGPを欠場してインディ500に初挑戦するチームメイトのフェルナンド・アロンソに集まっている。
しかし、18日(木)に行われたプラクティスで佐藤琢磨はトウなしの最速タイムとなる224.734mphを記録して9番手につけた。
2010年にインディカーに転向し、今年で8回目のインディ500となる佐藤琢磨だが、今でも学び続けていると語る。
「まったく十分ではありません」と佐藤琢磨。「楽しんではいますが、決して楽はできないですね」
アンドレッティ・オートスポーツの26号車を走らせる佐藤琢磨は、これまで45回のオーバルレースでトップ10入りは7回しかない。
「オーバル初体験はカンサン(スピードウェイ)だったと思います」と佐藤琢磨はコメント。2010年にKVレーシングから参戦して24位でレースを終えている。
「当時は1.5マイルのオーバルがたくさんありました。僕にとってはそれがオーバルのレースという感じでしたね。スピードの感覚やバンクなど、以前には経験したことのないものでしたね」
「横からのGフォースには慣れていましたが、今は斜めな感じです。210~220mphでサイド・バイ・サイドで走ります。それは完全に新しい経験でした。トラフィックの影響も分析していく必要があります」
2010年のインディ500のデビュー戦では、20位でフィニッシュ。オーバルでのベストリザルトは2011年のテキサスでの5位となる。優勝はA.J.フォイト所属時の2013年のロングビーチのロードコースで獲得している。
佐藤琢磨のインディ500で鮮烈に記憶に残るレースは、2012年。ダリオ・フランキッティとトップを争いながらファイナルラップに突入した佐藤琢磨は、ターン1でインを攻めるが、フランキッティがスペースを閉められ、白線でスピンしてバリアにクラッシュした。
「レースでは、仕掛けを完了させるまで他の人々の手に影響を受けることがあります」と佐藤琢磨。
「ターン1の手間でレースをコントロールすることはできません。サイド・バイ・サイドで走っているので、それは本当に難しいです。僕のファーストプライオリティは、彼にヒットしないことでしたし、インサイドで彼を避けなければならず、白線に乗ってしまいました。あれは大きなリスクでしたね。対応の仕方や最終ラップで必要な対処方法など、とても勉強になりました」
「それでも仕掛けていたでしょうねね。ちょっと違った方法でですけどね。正しい方向に照準を合わせますし、今ならできると思います。他人の手に中にありましたし、自分では完全に状況をコントロールすることはできませんでした」
まだ“十分ではない”と語る佐藤琢磨だが、インディアナポリス・モータースピードウェイのトラックとレースについての理解は、年を重ねるごとに深まっている。
「インディアナポリス・モータースピードウェイはちょっと特別です。誰もがそう言いますし、レース前に多くのプラクティスをしなければならないのも事実です。このトラックの特性は4つの高速コーナーと2つのストレートです。オーバルだけど、オーバルではない。ほぼロードコースの4つの高速コーナーがあるようなものです。僕はそう見ています」
「全ての瞬間を楽しんでいます。歴史、雰囲気、ファンに感謝していますし、トラックをリスペクトしています。どのようにウィナーが選ばれるのか、どうしたら噛みつかれてしまうのかもわかっています」
5月28日、最終ラップで2012年と同じチャンスを与えられたら、佐藤琢磨は再び試みるだろうか。
「そうですね。それが勝つための可能性ですから」
カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー
今年、アンドレッティ・オートスポーツに移籍した佐藤琢磨は、プラクティス初日からグループランを経験するなど、インディ500にむけてビッグチームで充実した準備を進めている。
世間の注目は、F1モナコGPを欠場してインディ500に初挑戦するチームメイトのフェルナンド・アロンソに集まっている。
しかし、18日(木)に行われたプラクティスで佐藤琢磨はトウなしの最速タイムとなる224.734mphを記録して9番手につけた。
2010年にインディカーに転向し、今年で8回目のインディ500となる佐藤琢磨だが、今でも学び続けていると語る。
「まったく十分ではありません」と佐藤琢磨。「楽しんではいますが、決して楽はできないですね」
アンドレッティ・オートスポーツの26号車を走らせる佐藤琢磨は、これまで45回のオーバルレースでトップ10入りは7回しかない。
「オーバル初体験はカンサン(スピードウェイ)だったと思います」と佐藤琢磨はコメント。2010年にKVレーシングから参戦して24位でレースを終えている。
「当時は1.5マイルのオーバルがたくさんありました。僕にとってはそれがオーバルのレースという感じでしたね。スピードの感覚やバンクなど、以前には経験したことのないものでしたね」
「横からのGフォースには慣れていましたが、今は斜めな感じです。210~220mphでサイド・バイ・サイドで走ります。それは完全に新しい経験でした。トラフィックの影響も分析していく必要があります」
2010年のインディ500のデビュー戦では、20位でフィニッシュ。オーバルでのベストリザルトは2011年のテキサスでの5位となる。優勝はA.J.フォイト所属時の2013年のロングビーチのロードコースで獲得している。
佐藤琢磨のインディ500で鮮烈に記憶に残るレースは、2012年。ダリオ・フランキッティとトップを争いながらファイナルラップに突入した佐藤琢磨は、ターン1でインを攻めるが、フランキッティがスペースを閉められ、白線でスピンしてバリアにクラッシュした。
「レースでは、仕掛けを完了させるまで他の人々の手に影響を受けることがあります」と佐藤琢磨。
「ターン1の手間でレースをコントロールすることはできません。サイド・バイ・サイドで走っているので、それは本当に難しいです。僕のファーストプライオリティは、彼にヒットしないことでしたし、インサイドで彼を避けなければならず、白線に乗ってしまいました。あれは大きなリスクでしたね。対応の仕方や最終ラップで必要な対処方法など、とても勉強になりました」
「それでも仕掛けていたでしょうねね。ちょっと違った方法でですけどね。正しい方向に照準を合わせますし、今ならできると思います。他人の手に中にありましたし、自分では完全に状況をコントロールすることはできませんでした」
まだ“十分ではない”と語る佐藤琢磨だが、インディアナポリス・モータースピードウェイのトラックとレースについての理解は、年を重ねるごとに深まっている。
「インディアナポリス・モータースピードウェイはちょっと特別です。誰もがそう言いますし、レース前に多くのプラクティスをしなければならないのも事実です。このトラックの特性は4つの高速コーナーと2つのストレートです。オーバルだけど、オーバルではない。ほぼロードコースの4つの高速コーナーがあるようなものです。僕はそう見ています」
「全ての瞬間を楽しんでいます。歴史、雰囲気、ファンに感謝していますし、トラックをリスペクトしています。どのようにウィナーが選ばれるのか、どうしたら噛みつかれてしまうのかもわかっています」
5月28日、最終ラップで2012年と同じチャンスを与えられたら、佐藤琢磨は再び試みるだろうか。
「そうですね。それが勝つための可能性ですから」
カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー