ニコ・ロズベルグ、ニキ・ラウダの引退批判に反論
メルセデスの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、ニコ・ロズベルグが突然F1引退を発表したことで、チームが“愚か”に見えると嘆いた。
それに対して、ニコ・ロズベルグは「ニキがどういうつもりでそう言ったのか理解できない。彼は何か誤解をしているに違いない」と Die Zeit にコメント。
「自分のことだけであったなら、むしろ引退発表はクリスマスまで待ちたかった。でも、チームのためにそうしたくはなかった」
ニコ・ロズベルグは、F1には純粋に自分本位になれる余地はほとんどないとし、「でも、僕の人生は僕のものだ」と述べた。
ニコ・ロズベルグは、今年F1ワールドチャンピオンという夢を叶えられなければ、来年も現役を続けてそれに挑んでいただろうと語る。
「変な感じだった」とニコ・ロズベルグはコメント。「辞めるという考えがモチベーションになっていたからね。同時にそれについてあまり考えるすぎることはできなかった。そうでなければ集中力を失っていっただろう」
ニコ・ロズベルグは、今年のタイトル争いの“プレッシャー”によって夜も眠れなかったと明かした。
2014年以降のルイス・ハミルトンとのバトルに言及し、ニコ・ロズベルグは「同じクルマとルイスと戦って、2度も負けるのは本当に悔しかった。うんざりしたよ」と Sport Bild にコメント。
「何度も何度も反撃しなければならなかった。彼を倒すことのはとにかく心身を疲れさせる。身体的にもそうだけど、特に精神的にかなり負担がかかる」
「メンタルトレーニングをしていたし、瞑想も始めた。日本ではレース前に禅師と会った。全ての次のレベルに引き上げたんだ」
「去年の冬には2台のカートを買って走りまくった。14歳のときにカートの世界選手権を戦っていた頃のようにね。そして、なぜルイスは頻繁に僕を打ち負かしているかを分析した。そして、もっとリクスを冒さなければならないと気づいたんだ」
「今、僕は自分のゴールに達した。確かに続けて、タイトル防衛に挑むことはできた。でも、何のために？」
「もっと多くのことを望むのは簡単なことだけど、人間として自分を見失わないように慎重でいる必要もある。僕にとってこのタイトル以上のものはない。僕はそれを望み、それを手に入れた」
「まるでエベレエストに登ったような感覚だ。自分はその頂上に立っている。ここより高い所はない」
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