ニコ・ロズベルグ
ニコ・ロズベルグは、F1アブダビGPで自身のF1ワールドチャンピンを阻止しようとしたルイス・ハミルトンを擁護。多くの議論はその問題を正当化していないと述べた。

ルイス・ハミルトンは、タイトルを争うニコ・ロズベルグが4位以下になればチャンピオンになる可能性があったため、レース終盤、ペースをコントロールして、ロズベルグを抑え込み、追い上げてきた後続勢のセバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンにプレッシャーをかけさせた。

メルセデスは、ルイス・ハミルトンが、最も重要度の高い命令であることを意味するパディ・ロウが直々の命令を2度にわたって無視したことを問題視し、来シーズンの出場停止、もしくは解雇を検討しているとも報じられている。

クアラルンプールで行われた記者会見でニコ・ロズベルグは「もちろん、チーム側の意見も完全に理解できる。僕たちはこれまでの3年間、それらのガイドラインに従って仕事をしてきたからね」とコメント。

「同時にルイスのことも理解できる。僕たちはドライバーだし、最後の数メートルまで僕たちはファイターだ」

「ワールドチャンピオンになることが重要だった。なので、彼はやれることを全てやると決意した。たとえ、それが非常にタフだったとしても、ある意味それは理解できる。そういうことだ。これ以上議論する必要はないと思う」

メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは「彼(ハミルトン)がなぜあのようなドライブをしたかは理解できる。それが彼の本能だ。彼にはそうする必要があった。そして、同時に我々のシステムは彼らを多くのレースで勝たせ、支配の時代を作り上げてきた」とコメント。

「だが、その議論はまた後にしよう。今日はこの男についてだけだ」とトト・ヴォルフは隣に座るニコ・ロズベルグを指差した。

ニコ・ロズベルグとトト・ヴォルフは、メルセデスのタイトルスポンサーを務めるマレーシアの国営石油会社ペトロナスの祝賀イベントに参加するためにクアラルンプールにいた。

マレーシアは、収益源のために20178年を以てF1グランプリから撤退することを表明している。

「みなさんは常に素晴らしいレースを開催してきた。マレーシアがみなさんの国のため、そして、ビジネスのために世界中からの注目を集めるために多くのことをやってきたのは確かだ」とニコ・ロズベルグはコメント。

「いずれにせよ、とにかく、少なくとも次の2つを楽しもう。将来、どうなるかについてはそのあと考えよう」

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カテゴリー: F1 / ニコ・ロズベルグ / メルセデスF1