ニコ・ロズベルグ
ニコ・ロズベルグは、5秒ペナルティがなければ2位でフィニッシュできたと考えており、“完全に間違った”方向に進んだホームグランプリを乗り越えるには時間がかかると述べた。

ポールポジションのニコ・ロズベルグだったが、スタートで大きくホイールスピンして、ルイス・ハミルトン、そしてレッドブルの2台の後ろの4位に後退した。

しかし、ニコ・ロズベルグはそこから反撃し、ヘアピンで2番手を走行していたマックス・フェルスタッペンのインサイドに飛びこんだ。

だが、スチュワードは、その動きがマックス・フェルスタッペンをコース外に追いやったとして5秒ペナルティを科した。

さらにメルセデスは、続くピットストップでタイミングモニターのエラーによってニコ・ロズベルグのタイヤを交換する前に5秒以上の時間を要してしまい、状況はさらに悪化した。

トラックに戻ったニコ・ロズベルグは、レッドブル勢との差を詰めることができず4位でフィニッシュ。チームメイトでポイントリーダーのルイス・ハミルトンに19ポイント差をつけられた。

「本当にタフな一日だったのは確かだ」とニコ・ロズベルグはコメント。「完全に間違った方向に進んで、全てが一度にやってきた。厄日だった」

「ペナルティがなければ、僕はレッドブルの前にいた。まったく予想もしていなかった。マックスと良いバトルをしていると思っていた。まあ、そんなところだよ」

一方のマックス・フェルスタッペンは、その一件について異なる見解を持っており、驚いてはいないと語る。

「彼は本当にブレーキを遅らせていたし、ある時点では彼がぶつかってきそうだと思った。僕はドアを開けていたし、彼はターンインしなかった。僕はまっすぐ行かなければならなかったし、コース外に行かなければならなかった。そうでなければ、僕たちはクラッシュしていただろう」

ニコ・ロズベルグは、彼のレースはスタートで決まってしまったと語る。

「完全に間違った方向に進んだ。ホイールスピンが多かった。ウォームアップラップでは予想もしていなかった。驚いたよ。どれも良くなった」

ルイス・ハミルトンに19ポイント差をつけられたことに関しては「19ポイントはタフではない。今日のようにレースを失ったことの方がタフだ。消化するには数日間時間がかかりそうだね」

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