「ダニエル・リカルドは角田裕毅を上回れなかった」と元F1ドライバー解説者
元F1ドライバーのマーティン・ブラウンドルはダニエル・リカルドがすぐにレッドブル・レーシングに復帰するとは考えていない。現在Sky Sportsでテレビ解説者を務めるブランドルによると、リカルドは2024年シーズンにここ最近よりもはるかに多くのことを示す必要があるというと語る。

ポッドキャスト『Beyond the Grid』でリカルドは、レッドブル・レーシングでF1キャリアを終えたいことを再び公言した。

スクーデリア・アルファタウリに復帰したことで再び前を向く自信を得たリカルドは、数年後にはマックス・フェルスタッペンの隣のシートを狙っている。

だが、それが実現するかどうかについて、ブランドルは強い疑問を抱いている。

「私が期待していたほど、ダニエルは角田裕毅を上回ったとは思えない。彼が最下位のマシンに放り込まれたのは分かっているし、ザントフォールトでのアクシデントは本当に不運だった。だから、その点についてはまだ判断がつかない」とブランドルはSky SportsのQ&Aで語った。

「マクラーレンは多少のコストと痛みを伴って彼をピアストリに代えたと言わざるを得ないが、それは非常に賢い選択であることが証明されたよね? だから私としては、ダニエルがマックス・フェルスタッペンとの戦いに挑む準備ができたと考える前に、まだまだやるべきことがたくさんあると思う」

角田裕毅 ダニエル・リカルド スクーデリア・アルファタウリ

2023年にアルファタウリから参戦した8回のレースで、角田裕毅はリカルドよりも優れていた。角田は予選で4勝3敗、平均差は0.166秒だった。レースでも角田がリカルドを上回った(4勝2敗)回数が多く、8回のレースでより多くのポイントを獲得している(15ポイント対6ポイント)。

セルジオ・ペレスの契約は2024年末で満了となり、34歳のリカルド(7月に35歳になる)はその時点で古巣に戻るチャンスを得たいと考えているが、レッドブルは他の選択肢にも目を光らせているだろう。多くのドライバーの契約は2024年に期限切れとなるため、ワールドチャンピオンチームには多くの可能性がある。

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / スクーデリア・アルファタウリ / 角田裕毅