F1エミリア・ロマーニャGP最終FPは赤旗で混乱 角田裕毅はアタックできず
2024年のF1世界選手権 第7戦 エミリア・ロマーニャGPのフリー走行3回目が5月18日(土)にイモラ・サーキットで行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がタイムシートのトップに立った。

しかし、セッションは残り35分にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がターン18、残り6分にセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)がターン15でクラッシュを喫して、赤旗中断。

各ドライバーがちょうどタイムを出そうというタイミングで勢力図が読みにくいセッションとなった。

特に2回目の赤旗では残り2分でセッション再開となったが、ピットレーンから渋滞が始まり、コース上でもスペースを開けたいドライバーとアタックのためにラインを通過したドライバーが混在し、あわや接触という場面があちこちで見られた。

オスカー・ピアストリは1分15秒529をマーク。チームメイトのランド・ノリスが終了間際の慌ただしいラップで0.300秒差の2番手につけ、マクラーレンが1-2。前戦マイアミで一足先にノリス、今大会でピアストリにフルで投入され、理解を深めつつある大規模なアップデートが機能しているのは間違いない。

3番手にカルロス・サインツJr.、4番手にシャルル・ルクレールとスクーデリア・フェラーリの2台が続いた。今大会で大規模なアップグレードを投入し、確実に戦闘力はアップしているようだ。

5番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)。チームメイトのルイス・ハミルトンは17番手と代表的なタイムを出すことができなかった。

6番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)も本来のパフォーマンスを示すことがないまま予選に臨むことなる。

7番手にアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、8番手にエステバン・オコン(アルピーヌ)と通常であれば下位に沈んでいる2台が入っているのも、このセッションを物語っている。

とはいえ、9番手のランス・ストロール(アストンマーティン)、10番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は予選でもトップ10が狙えそうな速さを前日から見せている。

角田裕毅は、2回目の赤旗後の再開でラインを通過できず、コースインしたドライバーのなかで最初にチェッカーを受けることになり、まとまなアタックができず13番手。チームメイトのダニエル・リカルドは11番手だった。

F1エミリア・ロマーニャGPの予選は、この後23時(現地時間16時)から行われる。


2024年 F1エミリア・ロマーニャGP フリー走行3 順位・ラップタイム

順位Noドライバーチームタイムギャップ周回数
181オスカー・ピアストリマクラーレン1分15秒529 15
24ランド・ノリスマクラーレン1分15秒8290.30015
355カルロス・サインツフェラーリ1分16秒0670.53822
416シャルル・ルクレールフェラーリ1分16秒0870.55820
563ジョージ・ラッセルメルセデス1分16秒0950.56616
61マックス・フェルスタッペンレッドブル1分16秒3660.83721
723アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分16秒4700.94114
831エステバン・オコンアルピーヌ1分16秒4810.95219
918ランス・ストロールアストンマーティン1分16秒5431.01424
1027ニコ・ヒュルケンベルグハース1分16秒5471.01815
113ダニエル・リカルドRB1分16秒5601.03115
1211セルジオ・ペレスレッドブル1分16秒6311.10218
1322角田裕毅RB1分16秒6681.13914
1477バルテリ・ボッタスザウバー1分16秒6951.16615
152ローガン・サージェントウィリアムズ1分16秒7941.26516
1620ケビン・マグヌッセンハース1分16秒9231.39412
1744ルイス・ハミルトンメルセデス1分16秒9601.43116
1814フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分17秒3391.81010
1910ピエール・ガスリーアルピーヌ1分17秒3611.83217
2024周冠宇ザウバー1分17秒8912.36215


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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1エミリア・ロマーニャGP