F1カナダGP 予選 (ドライバーコメント)
FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2010
1位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「P3の最後にバリアに当ててしまったので、メカニックたちは予選前に右側のサスペンションを交換しなければならなかった。彼らの作業を見ていたけど、クルマを修理するのがとても早く、効率的で素晴らしかった。オーケストラの演奏を見ているようだったよ! 本当に印象的だった。午後に出ていく前に、彼らの努力にポールポジションでお返ししたいと伝えていたので、Q1の始めからミッションを実行しているようだった。最後のアタックでコントロールラインを通過した時は最高の気分だった。ターン2を通過した時にチームから無線があって、ポールポジションを獲得したっと教えてもらった。良いラップだったことはわかっていたけど、彼らが最速ラップだと教えてくれたときは、過去のここでのたくさんの思い出が蘇ってきた。2007年にここで初めてのポールポジションを獲ったときと同じような最高の気分だったね。明日のレースは面白くなりそうだね。晴れたままでい、トラックが良くなることを願っている。マクラーレン勢は明日プライムタイヤでスタートするので、興味深いポジションにいる。彼らはどこかの段階でオプションを使わなければならないので、間違いなく興味深いレースになるだろう。セーフティカーが入れば、レース結果にとても大きな影響を与えるかもしれない。このサーキット、都市、この国、そして人々。すべてが僕にうまく合っている。大好きだ。イギリスでレースをするのほぼ同じ気分だよ。モントリールではいつも楽しい時間を過ごしている。人々はとてもフレンドリーだし、ここにはとても多くのサポーターがいる。実際、スローダウンラップで惰性で進んでいるときは本当に楽しめかった。ファンのみんなに手を振れたけど、独特な経験だったと言えるね」
2位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「予選ではハードタイヤで良い仕事ができると思っていたし、まさにその通りだったと思う。僕たちはそれでもフロントローに割って入れると思っていた。でも、マクラーレンがオプションタイヤでとても強いことも分かっていたし、彼らはそれを選んできた。明日は長いレースだ。ベストを尽くすつもりだし、タイヤが僕たちにとって助けになってくれることを願っている。それに、あちこちで思いがけないセーフティーカーが入かもしれない。明日のレースは多くの異なる展開が考えられる。でも、僕たちは自分たちの攻撃を信じて素晴らしい仕事をしたので、セブと僕は再びトップ3に入れることができた」
3位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「かなり面白いセッションだった。特にQ3は面白かったね。僕たちはハードタイヤで出ていったんだけれど、使えるようになるにはしばらくかかる。それはわかっていたし、正直、僕は最後のラップまで良いラップができなかった。タイミングは完璧ではなかったけれど、なんとかなった。最後のラップはそれほどクリーンなものではなかったので、今日は3位になれたことに満足している。妥当だと思う。明日に目を向ければ、僕はインサイドなので良いスタートが切れるはずだ。僕としては、マークと僕が適切なタイヤを使ってこのポジションにつけられたので満足している。昨日のプラクティスは、ソフトタイヤを2〜3周以上もたせるのはかなり難しいことを示していたしね」
4位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「今週末これまで、僕たちは常にトップ争いをしていた。良いグリッドポジションだし、これからレースに向けて可能な限りうまく準備しなければならない。トップ5の2台のクルマはハードタイヤでスタートすることを選んでいるし、異なる戦略オプションでの対決は今シーズン初めてだね。非常に長くタフなレースになるだろうし、このトラックは一瞬でも気を散らすと重いペナルティになる可能性があるので、集中力を維持することが不可欠だ。通常、僕たちのクルマはタイヤに優しいので、ブレーキのマネジメントと同様、明日の決定的な要因になるかもしれない。優勝するためには特別なことが必要だけど、現実的に表彰台フィニッシュは可能な目標だ。Q3でもう1セットのタイヤを使うことができれば、100分の数秒はタイムを削れたかもしれないけど、他のドライバーにも同じことが言えるので、みんなが完璧な予選をしていたらどうなっていたかを言うのは難しい。全体的に今日のパフォーマンスには満足している」
5位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「Q3のラップには満足しているけど、ルイスには追いつけなかった。彼のラップは凄まじかった。彼はいつもここでポールポジションを獲得しているので、彼はこの場所のスペシャリストに違いない。5番手は望んでいた場所ではないけど、全力を尽くしたし、これ以上は速くは走れなかった。Q3ではいくつかのチームが異なるタイヤで走行しているの見れたのはよかった。今年初めてのことだよね。レッドブルはプライムで最速タイムを記録しているので、レースのスタートで彼らがオーバーテイクできるか見るのは面白くなるだろう。プライムの方が速いタイヤだけど、彼らはレース中のどこかの時点でオプションに替えなければならない。彼らが序盤のラップでルイスの後ろで動けなければ、彼らはフラストレーションを抱えることになるだろうね。だから全体的に魅力的で楽しいレースになるだろうし、戦略は非常に重要になるだろう。タイヤマネジメントが重要になるので、全てのラップを全開でいくことが最短でレースで終えるための最速の方法というわけではない」
6位 ヴィタントニオ・リウッツィ (フォース・インディア)
「トルコのあと、仕事に戻れて良かったよ! 僕たちはトルコとモナコからたくさんのことを理解したし、物事をもっと良くするために本当に懸命にプッシュしてきた。僕たちはシャシーを変更して、金曜日と今朝テストした新しいアップデートを持ち込んだ。これまで全てはうまくいっている。6位はいいポジションだけど、タイヤの摩耗が大きいので明日は簡単ではないだろうし、実際まともではないレースになると思っている。サーキットは僕たちのエアロパッケージとセットアップにうまく合っていると思うし、僕たちは大きな進歩を遂げたと思う。チームの素晴らしい努力のおかげだし、明日エイドリアンと僕の両方がポイントフィニッシュできれば、ここ数週間の僕たちのハードハークへの素晴らしい報いになるだろうね」
7位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「とてもタフな予選だったし、接戦だった。Q3では4周目にベストタイムを出すまでラップ毎に速くなっていった。もちろん7番手には満足できないけど、少なくとも僕たちのクルマはトルコよりも競争力があった。完璧なラップができなかったのは残念だ。そうでなければ、もっと順位は高かったかもしれない。終盤にトラックコンディションは改善し続けていたので、何人かのドライバーの方が僕よりもほンの少し速かった。明日は良いスタートをして、それを基に良いレースを組み立てなければならない。ミスをするマージンはほとんどないし、信頼度と自分のドライビングが高い保険になるトラックなので、トラック上でフィニッシュを迎えることが重要だ」
8位 ロバート・クビサ (ルノー)
「僕たちにとって再び良い予選だったけど、Q3でタイヤコンパウンドを決断するのは難しかった。Q2で僕たちはオプションタイヤの方が予選では速いとはっきりとわかったけど、昨日のようにグレイニングが多かった。それで、Q3ではプライムで走行するという決断をした。予選タイムを犠牲にしてしまったけど、明日のレースでは良いポジションに入れることを期待している。レースを楽しみにしているし、タイヤ戦略がどのように展開するかは興味深いね」
9位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「再びQ3に進めたのは良い結果だ。今シーズン5度目だし、4回連続だ。全体的にクルマは良かったし、調子も良かったけど、最後の走行でタイヤから最大限を引き出すことができなかった。フロントタイヤの温度に少し問題を抱えていたし、クルマは少しアンダーステアだったけど、最後のラップには満足していいと思うし、9番手は明日のためには良いスタートポジションだ。タフなレースになるだろうし、タイヤをもたせるのは難しいだろうけど、明日はベストを尽くしてパフォーマンスをポイントに替えたい。両方のクルマがQ3に進み、現在チームとしてかなり良い状態にあるし、レースで再びダブルポイントフィニッシュができることを期待している」
10位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「僕たちにとって素晴らしいセッションではなかった。今週末、僕たちは良いクルマを持っていると思うけど、残念ながら、午後はタイヤをきちんと働かせることができなかった。今日の僕たちにはそれが大きな問題だった。ハード側のタイヤはQ1では悪くなかったけど、そのあとオプションに悩まされたし、まったくラップタイムを刻めなかった。10番手からのスタートには落ち込んでいるけど、レースでは何が起こるかわからないので、前を向いて明日は可能な限りのアドバンテージを得るだけだ」
18位 小林可夢偉 (ザウバー)
「厳しい週末を過ごしていますね。全体的なパフォーマンスは、僕たちがトルコでいたところにはいません。タイヤのウォームアップに大きな問題を抱えていました。うまく働かせることができなかったし、それによってまったくクルマのポテンシャを引き出すことができませんでした。実際、最後のラップでのトラフィックも助けにはなりませんでした。今日の予選が難しくなることはわかっていたけど、それでもこんなに悪いとは思っていませんでした。でも、レースは明日ですし、改善するチャンスがあることを願っています」
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