決勝:レッドブルF1のフェルスタッペンが9番グリッドから見事な逆転勝利!
2023年のF1世界選手権 第5戦 マイアミGPの決勝が5月7日(日)にアメリカ・フロリダ州のマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が9番グリッドから見事な大逆転で今季3勝目を挙げた。
ポールシッターのセルジオ ペレス(レッドブル・レーシング)が2位に入り、レッドブル・レーシングが今季4回目のワンツー・フィニッシュを達成。フェルナンド アロンソが3位で今季4回目の表彰台を獲得した。
レース展開
ペレスは、スタートでアロンソの進入を抑え、すぐにリードを広げていくことに成功した。ケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)はピエール・ガスリー(アルピーヌ)とジョージ・ラッセル(メルセデス)に順位を奪われ、後方ではニック・デ・フリース(スクーデリア・アルファタウリ)が最初のターンでロックアップしてランド・ノリス(マクラーレン)に追突する接触があった。
もう1台のマクラーレンを駆るオスカー・ピアストリは、ソフトタイヤをうまく使って5つポジションを上げた。
ローガン・サージェントのホームF1デビュー戦のスタートは、フロントウイング交換のためにピットインしたて計画通りには進まず、マクラーレンはわずか数周後に2台ともソフトタイヤでの走行を放棄する。
ハードコンパウンドでスタートしたフェルスタッペンは、オープニングラップでポジションを上げることができず、ハミルトンも13番手をキープするのがやっとだった。
しかし、フェルスタッペンはすぐに追い上げ、アルファロメオのバルテリ・ボッタスをパスすると、4周目にはターン1でマグヌッセンとルクレールをダブルで攻略しえt6番手に浮上した。
フェルスタッペンの次のターゲットはジョージ・ラッセル(メルセデス)で、その4周後のバックストレートでDRSを利用してメルセデスドライバーを抜き去り、次のターン17では同じような動きでガスリーをオーバーテイクして4位に入った。ラッセルはガスリーの隙を突いて、第1コーナーのイン側を駆け上がって5位に浮上した。
一方、メルセデスのチームメイトであるハミルトンは、ミッドフィールドの渋滞に巻き込まれ、第1戦以来のポイント獲得を目指すアルファロメオのボッタスの後ろにDRSトレインが形成され、ドライバーたちの不安は現実のものとなった。
ルクレールは、序盤の接近戦から数周にわたってマグヌッセンにつかまっており、ターン1でのオーバーテイクを阻まれ、フェラーリのエースは再び不満を募らせる。
その直後、ルクレールは翌周の終わりにハースがピットに入り、ガスリーとボッタスがピットに入るという一連のストップが行われ、ようやく解放された。
一方、ペレスはアロンソとの差を3秒以上に広げ、15周目にはフェルスタッペンが無防備なサインツを簡単にパスして表彰台圏内まで挽回する。アロンソは25周目にはフェルスタッペンが自分のミラーに収まると予想していたが、今回はその予想が外れたようで、レッドブルは予選で予想していたよりも10周も早くアストンマーティンを抜き去った。
アストンマーティンはフェラーリに比べ、タイヤの消耗が激しかったため、サインツがアンダーカットを成功させて暫定で3番手に浮上する。
ハードタイヤが有利なレースタイヤとなり、フェルスタッペンは、ペレスに新しいタイヤを装着させるまでに、ペレスのアドバンテージを1秒強まで急速に減らした。
予選で18番手だったランス・ストロールは、ハードタイヤでロングランを狙うが、ラッセルとガスリーの好走でポイント圏外に落ちてしまい、その戦略はすでに絶望的なものになっていた。
一方、ガレージの反対側では、アストンマーティンがサインツが早めのストップで順位を上げようとしていることを察知し、アロンソの第1スティントをフェラーリより6周長く走らせ、アロンソが再びサインツの前に出る。表彰台を狙うサインツは、ピットレーンでのスピード違反による5秒のタイムペナルティを受け、レースはさらに混乱したものになった。
その後、ラッセルは角田裕毅、ヒュルケンベルグ、チームメイトのハミルトン(チームオーダー)、エステバン・オコンをかわしてサインツに追いつく。
ラッセルがサインツを追い詰める後ろえでゃ、マグヌッセンはルクレールとの戦いを続け、3コーナーでオーバーテイクされた後に1コーナーでカウンターパスを仕掛ける。しかし、ルクレールは、時間をかけて追い上げ、次のラップの第1コーナーで、マグヌッセンの頑固な抵抗を最終的に打ち破った。
フェルスタッペンは、ペレスに対して1周で1秒縮める競争力のあるラップタイムを刻み続け、45周目にピットインすると、ペレスの1.2秒後方でコースに復帰して優勝を目指す。ミディアムタイヤを装着したフェルスタッペンは、すぐにペレスを追い詰め、48周目にターン1のアウト側からオーバーチエク。1984年フランスGPのニキ・ラウダ以来となる9番手グリッドからの優勝を達成した。
もう1台のメルセデスのハミルトンは、ルクレールに追いつくなど第2スティントで強力な走りをみせて6位を獲得した。
アルピーヌは、オーストラリアとアゼルバイジャンの悪夢から立ち直り、オコンが9位で2台がポイント圏内に入り、マグヌッセンがハースの最後のポイントを獲得した。
角田裕毅(アルファタウリ)は11位で惜しくも入賞ならず。これまで11位、11位、10位、10位、11位と競争力に欠けるマシンで11位以内でのフィニッシュを続けている。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1マイアミGP
ポールシッターのセルジオ ペレス(レッドブル・レーシング)が2位に入り、レッドブル・レーシングが今季4回目のワンツー・フィニッシュを達成。フェルナンド アロンソが3位で今季4回目の表彰台を獲得した。
レース展開
ペレスは、スタートでアロンソの進入を抑え、すぐにリードを広げていくことに成功した。ケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)はピエール・ガスリー(アルピーヌ)とジョージ・ラッセル(メルセデス)に順位を奪われ、後方ではニック・デ・フリース(スクーデリア・アルファタウリ)が最初のターンでロックアップしてランド・ノリス(マクラーレン)に追突する接触があった。
もう1台のマクラーレンを駆るオスカー・ピアストリは、ソフトタイヤをうまく使って5つポジションを上げた。
ローガン・サージェントのホームF1デビュー戦のスタートは、フロントウイング交換のためにピットインしたて計画通りには進まず、マクラーレンはわずか数周後に2台ともソフトタイヤでの走行を放棄する。
ハードコンパウンドでスタートしたフェルスタッペンは、オープニングラップでポジションを上げることができず、ハミルトンも13番手をキープするのがやっとだった。
しかし、フェルスタッペンはすぐに追い上げ、アルファロメオのバルテリ・ボッタスをパスすると、4周目にはターン1でマグヌッセンとルクレールをダブルで攻略しえt6番手に浮上した。
フェルスタッペンの次のターゲットはジョージ・ラッセル(メルセデス)で、その4周後のバックストレートでDRSを利用してメルセデスドライバーを抜き去り、次のターン17では同じような動きでガスリーをオーバーテイクして4位に入った。ラッセルはガスリーの隙を突いて、第1コーナーのイン側を駆け上がって5位に浮上した。
一方、メルセデスのチームメイトであるハミルトンは、ミッドフィールドの渋滞に巻き込まれ、第1戦以来のポイント獲得を目指すアルファロメオのボッタスの後ろにDRSトレインが形成され、ドライバーたちの不安は現実のものとなった。
ルクレールは、序盤の接近戦から数周にわたってマグヌッセンにつかまっており、ターン1でのオーバーテイクを阻まれ、フェラーリのエースは再び不満を募らせる。
その直後、ルクレールは翌周の終わりにハースがピットに入り、ガスリーとボッタスがピットに入るという一連のストップが行われ、ようやく解放された。
一方、ペレスはアロンソとの差を3秒以上に広げ、15周目にはフェルスタッペンが無防備なサインツを簡単にパスして表彰台圏内まで挽回する。アロンソは25周目にはフェルスタッペンが自分のミラーに収まると予想していたが、今回はその予想が外れたようで、レッドブルは予選で予想していたよりも10周も早くアストンマーティンを抜き去った。
アストンマーティンはフェラーリに比べ、タイヤの消耗が激しかったため、サインツがアンダーカットを成功させて暫定で3番手に浮上する。
ハードタイヤが有利なレースタイヤとなり、フェルスタッペンは、ペレスに新しいタイヤを装着させるまでに、ペレスのアドバンテージを1秒強まで急速に減らした。
予選で18番手だったランス・ストロールは、ハードタイヤでロングランを狙うが、ラッセルとガスリーの好走でポイント圏外に落ちてしまい、その戦略はすでに絶望的なものになっていた。
一方、ガレージの反対側では、アストンマーティンがサインツが早めのストップで順位を上げようとしていることを察知し、アロンソの第1スティントをフェラーリより6周長く走らせ、アロンソが再びサインツの前に出る。表彰台を狙うサインツは、ピットレーンでのスピード違反による5秒のタイムペナルティを受け、レースはさらに混乱したものになった。
その後、ラッセルは角田裕毅、ヒュルケンベルグ、チームメイトのハミルトン(チームオーダー)、エステバン・オコンをかわしてサインツに追いつく。
ラッセルがサインツを追い詰める後ろえでゃ、マグヌッセンはルクレールとの戦いを続け、3コーナーでオーバーテイクされた後に1コーナーでカウンターパスを仕掛ける。しかし、ルクレールは、時間をかけて追い上げ、次のラップの第1コーナーで、マグヌッセンの頑固な抵抗を最終的に打ち破った。
フェルスタッペンは、ペレスに対して1周で1秒縮める競争力のあるラップタイムを刻み続け、45周目にピットインすると、ペレスの1.2秒後方でコースに復帰して優勝を目指す。ミディアムタイヤを装着したフェルスタッペンは、すぐにペレスを追い詰め、48周目にターン1のアウト側からオーバーチエク。1984年フランスGPのニキ・ラウダ以来となる9番手グリッドからの優勝を達成した。
もう1台のメルセデスのハミルトンは、ルクレールに追いつくなど第2スティントで強力な走りをみせて6位を獲得した。
アルピーヌは、オーストラリアとアゼルバイジャンの悪夢から立ち直り、オコンが9位で2台がポイント圏内に入り、マグヌッセンがハースの最後のポイントを獲得した。
角田裕毅(アルファタウリ)は11位で惜しくも入賞ならず。これまで11位、11位、10位、10位、11位と競争力に欠けるマシンで11位以内でのフィニッシュを続けている。
2023年 F1マイアミGP 決勝 結果・順位
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | INT | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1 | ||
2 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 5.384 | 5.384 | 1 |
3 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 26.305 | 20.921 | 1 |
4 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 33.229 | 6.924 | 1 |
5 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 42.511 | 9.282 | 1 |
6 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 51.249 | 8.738 | 1 |
7 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 52.988 | 1.739 | 1 |
8 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 55.670 | 2.682 | 1 |
9 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 58.123 | 2.453 | 1 |
10 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 62.945 | 4.822 | 1 |
11 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 64.309 | 1.364 | 1 |
12 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 64.754 | 0.445 | 1 |
13 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 71.637 | 6.883 | 1 |
14 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 72.861 | 1.224 | 1 |
15 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース | 74.950 | 2.089 | 1 |
16 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 78.440 | 3.490 | 1 |
17 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 87.717 | 9.277 | 1 |
18 | 21 | ニック・デ・フリース | アルファタウリ | 88.949 | 1.232 | 1 |
19 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1L | 23.123 | 1 |
20 | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ | 1L | 13.878 | 1 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1マイアミGP