スプリント:レッドブルF1のセルジオ・ペレスが逆転優勝 角田裕毅はリタイア
2023年のF1世界選手権 第4戦 アゼルバイジャンGPのスプリントが4月29日(土)にバクー・シティ・サーキットで行われ、セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)がシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜いて優勝した。

ペレスは2番グリッドからスタートし、ルクレールはトップをキープしたままオープニングコーナーを駆け抜けた。

後方では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がジョージ・ラッセル(メルセデス)とオープニングコーナーでバトルを展開し、2人の間に接触があった。

ラッセルはターン3でポジションを固め、フェルスタッペンはチーム無線で、ラッセルがレッドブルのリヤをひっかけて前に出ただけだと不満げを述べた。

さらに後方ではアルファタウリの2台が接触し、角田裕毅はフロントウイングを失った。ラップ後半、角田はキャッスルセクションでウォールに接触し、3輪でピットインした。

バーチャルセーフティカーが導入され、その後完全なセーフティカーに移行し、角田裕毅はコースに復帰したが、ターミナルの損傷で再び呼び戻されリタイアした。

再スタート直後、ペレスがルクレールに襲いかかり、ルクレールは数周にわたってペレスについていったが、攻めきることができなかった。

ルクレールは2位をキープし、フェルスタッペンが3位で続いた。

フェルスタッペンは、セーフティカー導入後の再スタートでラッセルの前に出て、1コーナーで完璧に追い抜いた。

ラッセルはフェルスタッペンから3秒半ほど遅れて4位でチェッカーを受けることになった。

5位はカルロス・サインツ(フェラーリ)、同じスペイン人フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)はセーフティカーの再スタートでルイス・ハミルトン(メルセデス)の前に出た。

ハミルトンは7位でスペイン人デュオに続き、ランス・ストロールは8位で最後のポイントを獲得した。

9位にはアレキサンダー・アルボンが入り、ストロールに抜かれるまでは何周にもわたってポイント獲得圏内にいた。

マクラーレンのオスカー・ピアストリがトップ10を締めくくり、ケビン・マグヌッセン(ハース)と周冠宇(アルファロメオ)を抑えてのフィニッシュとなった。

F1アゼルジャンGPの決勝は4月30日(日)の20時(現地時間15時)から行われる。

2023年 F1アゼルバイジャンGP スプリント 順位・結果

順位NoドライバーチームGAPINTPIT
111セルジオ・ペレスレッドブル   
216シャルル・ルクレールフェラーリ4.4634.463 
31マックス・フェルスタッペンレッドブル5.0650.602 
463ジョージ・ラッセルメルセデス8.5323.467 
555カルロス・サインツフェラーリ10.3881.856 
614フェルナンド・アロンソアストンマーティン11.6131.125 
744ルイス・ハミルトンメルセデス16.5034.890 
818ランス・ストロールアストンマーティン18.4171.914 
923アレクサンダー・アルボンウィリアムズ21.7573.340 
1081オスカー・ピアストリマクラーレン22.8511.094 
1120ケビン・マグヌッセンハース27.9905.139 
1224周冠宇アルファロメオ34.6026.612 
1310ピエール・ガスリーアルピーヌ36.9182.316 
1421ニック・デ・フリースアルファタウリ41.6264.708 
1527ニコ・ヒュルケンベルグハース48.5876.961 
1677バルテリ・ボッタスアルファロメオ49.9171.330 
174ランド・ノリスマクラーレン51.1041.1871
1831エステバン・オコンアルピーヌ60.6129.5172
DNF22角田裕毅アルファタウリ15L15L2


セルジオ・ペレス レッドブル・レーシング F1 アゼルバイジャンGP スプリント

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アゼルバイジャンGP