F1ハンガリーGP 決勝:レッドブルF1のフェルスタッペンが逆転で今季8勝目
2022年F1第13戦ハンガリーグランプリの決勝が7月31日(日)にブダペストのハンガロリンクで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝した。
スタート前に雨が降ったハンガロリンクだが、路面は気温18度、路面温度26度のドライコンディションで70周のレースはスタート。レース中に小雨が降る時間帯もあったが、最後までスリックタイヤでのレースとなった。
優勝はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。予選でF1パワーユニットのトラブルに見舞われたフェルスタッペンは“アウト・オブ・ポジション”である10番グリッドからソフトタイヤでのスタートを選択。
このタイヤ戦略が功を奏し、第3スティントでミディアムを選択したことで、レースでの直接のライバルとなり、ミディアムからスタートして第3スティントでハードを選択したシャルル・ルクレール(フェラーリ)をコース上でオーバーテイク。41周目に抜いた直後にスピンした一旦順位を落とすシーンもあったが、47周目に再び抜き返してからはレースをコントロール。今季8勝目、通算28勝目を挙げた。チームメイトのセルジオ・ペレスも同じ選択を採用し、11番グリッドから5位でフィニッシュした。
2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。7番グリッドからミディアムタイヤでスタートしたハミルトンは、上記のルクレールの状況を見て第3スティントにソフトを選択。同じ選択をしたカルロス・サンンツJr.とチームメイトを抜いて2戦連続となる2位フィニッシュ。5戦連続となる表彰台を獲得し、レースのファステストラップも記録。「予選でDRSの問題がなければ勝てた」と悔やんだ。
3位はポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセル(メルセデス)。優勝したフェルスタッペンと同じソフトタイヤでスタートする戦略を採用したラッセルは、序盤と第2スティントでリードラップを記録。最後はチームメイトに抜かれたものの、2戦連続となる3位表彰台を獲得。メルセデスF1は2戦連続でダブル表彰台を獲得した。
スクーデリア・フェラーリにとっては運に見放されたレースとなった。2番グリッドのカルロス・サインツJr.と3番グリッドのシャルル・ルクレールは、セオリー通りにミディアムスタートを選択したが、上位スタートが逆に裏目に出る結果となった。
シャルル・ルクレールはコース上でジョージ・ラッセルを抜いて一時トップに立ったが、第3スティントで選択したハードで競争力を発揮できずにマックス・フェルスタッペンに抜かれると、溜まらずソフトに交換。だが、6位から順位を上げることができなかった。
カルロス・サインツJr.は、ハードに苦戦するチームメイトの状況を見て、ミディアムでの第2スティントを延ばして、第3スティントにソフトを選択。だが、同じ戦略で4周遅くにソフトに交換したルイス・ハミルトンに抜かれてコース上で抜かれて表彰台を逃し、4位でフィニッシュした。
7位はランド・ノリス(マクラーレン)。1ストップ戦略をとった8位のフェルナンド・アロンソと9位のエステバン・オコンのアルピーヌ勢を抑えたが、コンストラクターズチャンピオンシップの差を縮めるには至らなかった。
10位には前戦とは逆でチームメイト同士のバトルを制したセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が入った。
スクーデリア・アルファタウリは、ピエール・ガスリーはピットレーンスタートの12位でフィニッシュ。角田裕毅は第3スティントソフトタイヤに交換した直後に単独スピンを喫してタイヤを傷め、再びピットストップを余儀なくされるなど精彩を欠き、完走中最下位となる19位でフィニッシュした。
これで2022年のF1世界選手権の前半戦は終了。後半戦の8月25日~28日の第14戦F1ベルギーGPで再開する。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ハンガリーGP
スタート前に雨が降ったハンガロリンクだが、路面は気温18度、路面温度26度のドライコンディションで70周のレースはスタート。レース中に小雨が降る時間帯もあったが、最後までスリックタイヤでのレースとなった。
優勝はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。予選でF1パワーユニットのトラブルに見舞われたフェルスタッペンは“アウト・オブ・ポジション”である10番グリッドからソフトタイヤでのスタートを選択。
このタイヤ戦略が功を奏し、第3スティントでミディアムを選択したことで、レースでの直接のライバルとなり、ミディアムからスタートして第3スティントでハードを選択したシャルル・ルクレール(フェラーリ)をコース上でオーバーテイク。41周目に抜いた直後にスピンした一旦順位を落とすシーンもあったが、47周目に再び抜き返してからはレースをコントロール。今季8勝目、通算28勝目を挙げた。チームメイトのセルジオ・ペレスも同じ選択を採用し、11番グリッドから5位でフィニッシュした。
2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。7番グリッドからミディアムタイヤでスタートしたハミルトンは、上記のルクレールの状況を見て第3スティントにソフトを選択。同じ選択をしたカルロス・サンンツJr.とチームメイトを抜いて2戦連続となる2位フィニッシュ。5戦連続となる表彰台を獲得し、レースのファステストラップも記録。「予選でDRSの問題がなければ勝てた」と悔やんだ。
3位はポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセル(メルセデス)。優勝したフェルスタッペンと同じソフトタイヤでスタートする戦略を採用したラッセルは、序盤と第2スティントでリードラップを記録。最後はチームメイトに抜かれたものの、2戦連続となる3位表彰台を獲得。メルセデスF1は2戦連続でダブル表彰台を獲得した。
スクーデリア・フェラーリにとっては運に見放されたレースとなった。2番グリッドのカルロス・サインツJr.と3番グリッドのシャルル・ルクレールは、セオリー通りにミディアムスタートを選択したが、上位スタートが逆に裏目に出る結果となった。
シャルル・ルクレールはコース上でジョージ・ラッセルを抜いて一時トップに立ったが、第3スティントで選択したハードで競争力を発揮できずにマックス・フェルスタッペンに抜かれると、溜まらずソフトに交換。だが、6位から順位を上げることができなかった。
カルロス・サインツJr.は、ハードに苦戦するチームメイトの状況を見て、ミディアムでの第2スティントを延ばして、第3スティントにソフトを選択。だが、同じ戦略で4周遅くにソフトに交換したルイス・ハミルトンに抜かれてコース上で抜かれて表彰台を逃し、4位でフィニッシュした。
7位はランド・ノリス(マクラーレン)。1ストップ戦略をとった8位のフェルナンド・アロンソと9位のエステバン・オコンのアルピーヌ勢を抑えたが、コンストラクターズチャンピオンシップの差を縮めるには至らなかった。
10位には前戦とは逆でチームメイト同士のバトルを制したセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が入った。
スクーデリア・アルファタウリは、ピエール・ガスリーはピットレーンスタートの12位でフィニッシュ。角田裕毅は第3スティントソフトタイヤに交換した直後に単独スピンを喫してタイヤを傷め、再びピットストップを余儀なくされるなど精彩を欠き、完走中最下位となる19位でフィニッシュした。
これで2022年のF1世界選手権の前半戦は終了。後半戦の8月25日~28日の第14戦F1ベルギーGPで再開する。
2022年 F1ハンガリーGP 決勝 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | INT | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | LAP | 70 | 2 |
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 7.834 | 7.834 | 2 |
3 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 12.337 | 4.503 | 2 |
4 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 14.579 | 2.242 | 2 |
5 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 15.688 | 1.109 | 2 |
6 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 16.047 | 0.359 | 3 |
7 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 78.300 | 62.253 | 2 |
8 | 3 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1L | 22.968 | 1 |
9 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1L | 2.874 | 1 |
10 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1L | 0.143 | 2 |
11 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1L | 7.611 | 2 |
12 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1L | 12.948 | 2 |
13 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1L | 5.245 | 2 |
14 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1L | 0.287 | 2 |
15 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1L | 3.935 | 2 |
16 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1L | 24.587 | 3 |
17 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1L | 0.850 | 3 |
18 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1L | 12.124 | 3 |
19 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 2L | 60.905 | 3 |
20 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 1 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ハンガリーGP