F1バーレーンテスト 3日目:レッドブルのフェルスタッペンが最速!
2022年のF1プレシーズンテストが3月12日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで3日目最終日を迎え、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が3日間のF1バーレーンテストのファステストラップを記録してテストを締めくくった。
2022年のF1世界選手権に向けた6日間のプレシーズンテストが終了。全10チームは開幕戦F1バーレーンGPの舞台となるサキールで新世代の2022年F1マシンでのプログラムを実施した。
最終日のトップタイムを記録したのはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。改良版のサイドポッドと新しいフロアが搭載されたRB18で53周を走行した現役F1ワールドチャンピオンは、C5タイヤでのアウトラップで360度スピンを喫したが、損傷したそのタイヤで1分31秒973をマーク。残り10分で新品のC5タイヤに交換したフェルスタッペンは、セクター2でタイムを失ったものの、セクター1とセクター3で区間ベストをマークして、3日間の最速タイムとなる1分31秒720を記録してF1プレシーズンテストを締めくくった。
午前中にはチームメイトのセルジオ・ペレスが走行を担当し、最初の4時間のセッションのトップタイムをマーク。レッドブル・レーシングは最終日に96周を走り込んだ。
2番手タイムはハースF1チームのミック・シューマッハ。全10チームでの8時間でのセッションでも8番手タイムをマークしていたシューマッハは、貨物の遅延への救済措置としてハースF1チームに与えられた追加の2時間のセッションでさらにタイムを更新。他の9チームよりも涼しいコンディションではあるものの、C4タイヤでトップから0.521秒差となる1分32秒241をマーク。昨年は最下位だったハースF1チームだが、今季に希望をもたせる走りをみせた。
前日の追加走行でトップタイムをマークしていたチームメイトのケビン・マグヌッセンは、他チームよりも1時間早くセッションをスタートさせたが、燃料ポンプの問題でガレージで多くの時間を過ごすことになり、38周の走行で最下位タイムで終えている。
3番手タイムは、スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールが記録。午後に走行を担当したルクレールは51周を走行し、C4タイヤでトップから0.695秒差となる1分32秒415をマーク。午前中に走行したカルロス・サインツは68周を走行してC5タイヤで13番手。チームとして119周を走り込んだ。
4番手タイムはアルピーヌF1チームのフェルナンド・アロンソ。122周を走行したアロンソは、C4タイヤで1分32秒698をマーク。フェラーリから0.283秒差につけた。
5番手タイムはメルセデスF1のジョージ・ラッセル。71周を走行したラッセルは最も軟らかいタイヤで1分32秒725をマーク。チームメイトのルイス・ハミルトンは午前中に78周を走行。チームとして149周を走り込んだ。斬新な“ゼロポッド”のパッケージを採用したメルセデスF1だが、最終セクターでひどいポーポインズ現象に苦しんだままであり、少なくともプレシーズンテストで速さを見せることはなかった。
6番手タイムはアルファロメオF1チームのバルテリ・ボッタス。ギアボックストラブルが発生して早期にセッションを終えることになったボッタスだが、68周を走行。ベストタイムはC3タイヤでマーク。チームメイトの周冠宇は午前中に82周を走行。チームとしては150周を走破した。
7番手タイムはスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅。午後に57周を走行し、C5タイヤでベストタイヤをマーク。午前中にはピエール・ガスリーが91周を走行し、チームとして148周を走り込んだ。
マクラーレンのランド・ノリスが9番手タイム。チームメイトのダニエル・リカルドが新型コロナウイルスに感染して3日間すべての走行を担当したノリス。マクラーレンはフロントブレーキのオーバーヒート問題に苦しむことになり、3日間で200周しか走行できなかった。
アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが10番手タイムをマーク。チームメイトのランス・ストロールと合わせて、134周を走破した。
前日、ブレーキから発火して12周の走行にとどまっていたウィリアムズは、午後のセッションでアレクサンダー・アルボンが16周の走行で14番手タイムを走行した後、再びニコラス・ラティフィにバトンタッチ。ラティフィはこの日の個人最多となる124周を走破し、前日に失った走行時間を埋め合わせた。
2022年のF1世界選手権は、3月18日~20日のF1バーレーンGPで開幕する。
2022年F1バーレーンテスト 3日目(最終日) 結果
カテゴリー: F1 / F1レース結果
2022年のF1世界選手権に向けた6日間のプレシーズンテストが終了。全10チームは開幕戦F1バーレーンGPの舞台となるサキールで新世代の2022年F1マシンでのプログラムを実施した。
最終日のトップタイムを記録したのはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。改良版のサイドポッドと新しいフロアが搭載されたRB18で53周を走行した現役F1ワールドチャンピオンは、C5タイヤでのアウトラップで360度スピンを喫したが、損傷したそのタイヤで1分31秒973をマーク。残り10分で新品のC5タイヤに交換したフェルスタッペンは、セクター2でタイムを失ったものの、セクター1とセクター3で区間ベストをマークして、3日間の最速タイムとなる1分31秒720を記録してF1プレシーズンテストを締めくくった。
午前中にはチームメイトのセルジオ・ペレスが走行を担当し、最初の4時間のセッションのトップタイムをマーク。レッドブル・レーシングは最終日に96周を走り込んだ。
2番手タイムはハースF1チームのミック・シューマッハ。全10チームでの8時間でのセッションでも8番手タイムをマークしていたシューマッハは、貨物の遅延への救済措置としてハースF1チームに与えられた追加の2時間のセッションでさらにタイムを更新。他の9チームよりも涼しいコンディションではあるものの、C4タイヤでトップから0.521秒差となる1分32秒241をマーク。昨年は最下位だったハースF1チームだが、今季に希望をもたせる走りをみせた。
前日の追加走行でトップタイムをマークしていたチームメイトのケビン・マグヌッセンは、他チームよりも1時間早くセッションをスタートさせたが、燃料ポンプの問題でガレージで多くの時間を過ごすことになり、38周の走行で最下位タイムで終えている。
3番手タイムは、スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールが記録。午後に走行を担当したルクレールは51周を走行し、C4タイヤでトップから0.695秒差となる1分32秒415をマーク。午前中に走行したカルロス・サインツは68周を走行してC5タイヤで13番手。チームとして119周を走り込んだ。
4番手タイムはアルピーヌF1チームのフェルナンド・アロンソ。122周を走行したアロンソは、C4タイヤで1分32秒698をマーク。フェラーリから0.283秒差につけた。
5番手タイムはメルセデスF1のジョージ・ラッセル。71周を走行したラッセルは最も軟らかいタイヤで1分32秒725をマーク。チームメイトのルイス・ハミルトンは午前中に78周を走行。チームとして149周を走り込んだ。斬新な“ゼロポッド”のパッケージを採用したメルセデスF1だが、最終セクターでひどいポーポインズ現象に苦しんだままであり、少なくともプレシーズンテストで速さを見せることはなかった。
6番手タイムはアルファロメオF1チームのバルテリ・ボッタス。ギアボックストラブルが発生して早期にセッションを終えることになったボッタスだが、68周を走行。ベストタイムはC3タイヤでマーク。チームメイトの周冠宇は午前中に82周を走行。チームとしては150周を走破した。
7番手タイムはスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅。午後に57周を走行し、C5タイヤでベストタイヤをマーク。午前中にはピエール・ガスリーが91周を走行し、チームとして148周を走り込んだ。
マクラーレンのランド・ノリスが9番手タイム。チームメイトのダニエル・リカルドが新型コロナウイルスに感染して3日間すべての走行を担当したノリス。マクラーレンはフロントブレーキのオーバーヒート問題に苦しむことになり、3日間で200周しか走行できなかった。
アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが10番手タイムをマーク。チームメイトのランス・ストロールと合わせて、134周を走破した。
前日、ブレーキから発火して12周の走行にとどまっていたウィリアムズは、午後のセッションでアレクサンダー・アルボンが16周の走行で14番手タイムを走行した後、再びニコラス・ラティフィにバトンタッチ。ラティフィはこの日の個人最多となる124周を走破し、前日に失った走行時間を埋め合わせた。
2022年のF1世界選手権は、3月18日~20日のF1バーレーンGPで開幕する。
2022年F1バーレーンテスト 3日目(最終日) 結果
順位 | ドライバー | チーム | タイム | GAP | 周回 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分31秒720 | 59 | C5 | |
2 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分32秒241 | 0.521 | 85 | C4 |
3 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分32秒415 | 0.695 | 51 | C4 |
4 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分32秒698 | 0.978 | 122 | C4 |
5 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1分32秒759 | 1.039 | 71 | C5 |
6 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 1分32秒985 | 1.265 | 68 | C3 |
7 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1分33秒002 | 1.282 | 57 | C5 |
8 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1分33秒105 | 1.385 | 43 | C4 |
9 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分33秒191 | 1.471 | 90 | C3 |
10 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分33秒821 | 2.101 | 81 | C4 |
11 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1分33秒959 | 2.239 | 82 | C4 |
12 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1分34秒865 | 3.145 | 91 | C4 |
13 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分34秒905 | 3.185 | 68 | C5 |
14 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1分35秒634 | 3,451 | 16 | C3 |
15 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分35秒634 | 3.914 | 124 | C3 |
16 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分36秒029 | 4.309 | 53 | C3 |
17 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分36秒217 | 4.497 | 78 | C5 |
18 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分38秒616 | 6.896 | 38 | C2 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果