F1ブラジルGP フリー走行2回目:スプリント予選マスターのアロンソが首位
2021年 第19戦 F1ブラジルGPのフリー走行2回目が11月13日(金)にサンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われ、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がトップタイムをマークした。
『スプリント予選』が実施される今週末は通常とはフォーマットが異なり、金曜日に1回目のプラクティスの後、スプリント予選のグリッドを決定する予選が行われ、土曜日に60分の2回目のプラクティスを実施した後、24周のレース形式のスプリント予選が行われる。
前日の予選後に発覚したルイス・ハミルトン(メルセデス)のDRS違反とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のパルクフェルメ違反の裁定はフリー走行2回目がスタートしても出ず。メルセデスのガレージには多くのカメラが集まったが、押収されているリアウイングとは別のリアウイングを搭載してハミルトンはコースインした。
土曜日のサンパウロは快晴となり、気温18.5度、路面温度47.1度のドライコンディションで60分間のFP2セッションはスタート。路面温度は10度近く高い。
金曜日の予選Q1に出走した時点でマシンはパルクフェルメ状態となり、基本的に変更を加えることはできなくなる。したがって、セッションの存在意義を疑問視する声も挙がっているが、パフォーマンスを向上させるセットアップを変更できない代わりに、スプリント予選と決勝レースに向けたより具体的な準備をする時間となる。決勝で最も重要なタイヤを確認するチャンスであり、もう予選向けショートランに焦点を当てる必要がないため、各チームともむしろ通常の土曜フリー走行よりも積極的にロングランでの周回を重ねる。
スプリント予選および決勝はスタートタイヤを自由に選べるため、両レースに向けたタイヤ戦略が重要になる。スプリント予選ではポイントが与えられるトップ3以外は失うものがないため、見据えるレースによって戦略が分かれる可能性がある。
多くのチームがソフトタイヤと中古のミディアムでロングランを実施していたのが印象的だった。温度が上昇した路面でのバランスをソフトで試しつつ、中古のミディアムでロングランといった走行が主立っていた。上位勢は決勝へのタイヤ温存や手の内を隠す意味合いもあるだろう。そのため、各チームは使用するタイヤがほぼバラバラ。燃料搭載量についても71周の決勝の序盤に合わせるのか、24周のスプリント予選に合わせるについて、ライバルチームへの駆け引きも含めてチームにとっては悩ましい計算になったはずだ。
したがって、タイムはまったく重要視されないセッションとなったが、トップタイムを記録したフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、過去2回のスプリント予選で大きく順位を上げているドライバー。何も裁定がない段階では10番手グリッドからスタートするアロンソ。今回のスプリント予選でも熱い走りを見せてくれるかもしれない。
レッドブル・ホンダF1はマックス・フェルスタッペンが2番手、セルジオ・ペレスが6番手。メルセデスF1はバルテリ・ボッタスが3番手、ルイス・ハミルトンが5番手、アルファタウリ・ホンダF1はピエール・ガスリーが14番手、角田裕毅が16番手でセッションを終えた。
F1ブラジルGP スプリント予選は、この後4時30分(現地時間16時30分)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ブラジルGP
『スプリント予選』が実施される今週末は通常とはフォーマットが異なり、金曜日に1回目のプラクティスの後、スプリント予選のグリッドを決定する予選が行われ、土曜日に60分の2回目のプラクティスを実施した後、24周のレース形式のスプリント予選が行われる。
前日の予選後に発覚したルイス・ハミルトン(メルセデス)のDRS違反とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のパルクフェルメ違反の裁定はフリー走行2回目がスタートしても出ず。メルセデスのガレージには多くのカメラが集まったが、押収されているリアウイングとは別のリアウイングを搭載してハミルトンはコースインした。
土曜日のサンパウロは快晴となり、気温18.5度、路面温度47.1度のドライコンディションで60分間のFP2セッションはスタート。路面温度は10度近く高い。
金曜日の予選Q1に出走した時点でマシンはパルクフェルメ状態となり、基本的に変更を加えることはできなくなる。したがって、セッションの存在意義を疑問視する声も挙がっているが、パフォーマンスを向上させるセットアップを変更できない代わりに、スプリント予選と決勝レースに向けたより具体的な準備をする時間となる。決勝で最も重要なタイヤを確認するチャンスであり、もう予選向けショートランに焦点を当てる必要がないため、各チームともむしろ通常の土曜フリー走行よりも積極的にロングランでの周回を重ねる。
スプリント予選および決勝はスタートタイヤを自由に選べるため、両レースに向けたタイヤ戦略が重要になる。スプリント予選ではポイントが与えられるトップ3以外は失うものがないため、見据えるレースによって戦略が分かれる可能性がある。
多くのチームがソフトタイヤと中古のミディアムでロングランを実施していたのが印象的だった。温度が上昇した路面でのバランスをソフトで試しつつ、中古のミディアムでロングランといった走行が主立っていた。上位勢は決勝へのタイヤ温存や手の内を隠す意味合いもあるだろう。そのため、各チームは使用するタイヤがほぼバラバラ。燃料搭載量についても71周の決勝の序盤に合わせるのか、24周のスプリント予選に合わせるについて、ライバルチームへの駆け引きも含めてチームにとっては悩ましい計算になったはずだ。
したがって、タイムはまったく重要視されないセッションとなったが、トップタイムを記録したフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、過去2回のスプリント予選で大きく順位を上げているドライバー。何も裁定がない段階では10番手グリッドからスタートするアロンソ。今回のスプリント予選でも熱い走りを見せてくれるかもしれない。
レッドブル・ホンダF1はマックス・フェルスタッペンが2番手、セルジオ・ペレスが6番手。メルセデスF1はバルテリ・ボッタスが3番手、ルイス・ハミルトンが5番手、アルファタウリ・ホンダF1はピエール・ガスリーが14番手、角田裕毅が16番手でセッションを終えた。
F1ブラジルGP スプリント予選は、この後4時30分(現地時間16時30分)から行われる。
2021年 第19戦 F1ブラジルGP フリー走行2回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | TIME | GAP | LAP |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分11秒238 | 23 | |
2 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分12秒102 | 0.864 | 26 |
3 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分12秒355 | 1.117 | 24 |
4 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分12秒407 | 1.169 | 26 |
5 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分12秒741 | 1.503 | 25 |
6 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | 1分12秒903 | 1.665 | 29 |
7 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分12秒997 | 1.758 | 37 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分13秒078 | 1.840 | 31 |
9 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分13秒099 | 1.861 | 33 |
10 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分13秒263 | 2.117 | 39 |
11 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分13秒355 | 2.188 | 41 |
12 | 6 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1分13秒426 | 2.210 | 25 |
13 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分13秒448 | 2.343 | 23 |
14 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分13秒581 | 2.370 | 32 |
15 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分13秒608 | 2.377 | 24 |
16 | 14 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1分13秒615 | 2.488 | 38 |
17 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分13秒726 | 2.509 | 42 |
18 | 22 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分13秒747 | 2.787 | 24 |
19 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分14秒025 | 2.828 | 40 |
20 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1分14秒909 | 3.671 | 37 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ブラジルGP