F1スペインGP フリー走行2回目:ハミルトン最速でメルセデスF1がワンツー
2021年のF1世界選手権 第4戦 F1スペインGPのフリー走行2回目が5月7日(金)にバルセロナのカタルニア・サーキットで行われ、メルセデスF1のルイス・ハミルトンがトップタイムをマークして安定した走りをみせた。
予選・決勝のスタートと同じ時間帯となる現地時間15時から行われた60分間のFP2セッション。気温は21.2度、路面温度は41.3度まで上昇している。
FP2は、予選と決勝を見据えたマシンのセットアップとタイヤ戦略を決定するためのデータ収集がメインとなる。各チームとドライバーが、ショート&ロングランで各セクターでいかにデータを揃えられるかがポイントとなる。
全ドライバーがミディアムタイヤでセッションをスタート。開始早々、カルロス・サインツ(フェラーリ)がターン7で膨らんで縁石でフロントウイングを破損。バーチャルセーフティカーが導入される。角田裕毅(アルファタウリ)も膨らんで縁石に乗り上げた際にマシンがシャットダウンしたことを無線で伝えたが、走行には問題ないようだ。
ミディアムでの確認走行を終えた各ドライバーは、ソフトタイヤと軽い燃料で予選向けの走行を実施。一通りタイムを出し終わると、チームごとにソフトもしくはミディアムでのロングランへと移行した。
フリー走行2回目のトップタイムはメルセデスF1のルイス・ハミルトンで1分18秒170。2番手にも0.139秒差でチームメイトのバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスF1がワンツーで初日のセッションを終了。ロングランでも安定した走りを見せており、着実にプログラムをこなしている印象だった。
3番手にはトップから0.165秒差でフェラーリのシャルル・ルクレールが続いた。ルクレールは序盤3戦でも上位に顔を出しており、予選では好パフォーマンスが期待される。対照的にカルロス・サインツは8番手とややまとめきれていない様子。フェラーリは今大会に2台に前戦で試した新型フロアを投入している。
そこに続いたのがアルピーヌF1。エステバン・オコンが4番手、フェルナンド・アロンソが5番手と、前戦F1ポルトガルGPで感じられた復調の勢いを維持している。ロングランでも上位に食い込むタイムを安定して出していた。
それに続くのがアルファタウリ・ホンダF1の2台。ピエール・ガスリーは3番手のシャルル・ルクレールから0.258秒差となる1分18秒170で6番手、チームメイトの角田裕毅はガスリーと0.026秒の僅差で7番手。前戦F1ポルトガルGPでは、ガスリーとマシンの感触が真逆であることを懸念事項に挙げていた角田だが、走行経験のあるバルセロナではその問題も解消されたように見える。
レッドブル・ホンダF1の2台はマックス・フェルスタッペンが9番手、セルジオ・ペレスが10番手とタイムシートで下位に沈んだ。それでも、2回行ったソフトのアタックを合算したタイムではしっかりと上位にいるが、トップからは0.7秒差であり、ラップをまとめきれなかったのか、2台揃って何かを試していたのかは不明だ。
また、マックス・フェルスタッペンは終了間際のミディアムタイヤでの走行でターン7の縁石でフロントウイングを壊しており、今週末はトラックリミットよりもマシンの破損が話題になりそうだ。
好調のアルピーヌF1と対照的に元気がないのがマクラーレンだ。ランド・ノリスは12番手、ダニエル・リカルドは15番手と午前中よりもやや順位を落としており、ミッドフィールドからやや離れた位置にある。
だが、まだ全て金曜日の結果であり、明日の現地時間19時(現地時間12時)から開催されるフリー走行3回目で各マシンがどのくらいのキレを見せるかが注目だ。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1スペインGP
予選・決勝のスタートと同じ時間帯となる現地時間15時から行われた60分間のFP2セッション。気温は21.2度、路面温度は41.3度まで上昇している。
FP2は、予選と決勝を見据えたマシンのセットアップとタイヤ戦略を決定するためのデータ収集がメインとなる。各チームとドライバーが、ショート&ロングランで各セクターでいかにデータを揃えられるかがポイントとなる。
全ドライバーがミディアムタイヤでセッションをスタート。開始早々、カルロス・サインツ(フェラーリ)がターン7で膨らんで縁石でフロントウイングを破損。バーチャルセーフティカーが導入される。角田裕毅(アルファタウリ)も膨らんで縁石に乗り上げた際にマシンがシャットダウンしたことを無線で伝えたが、走行には問題ないようだ。
ミディアムでの確認走行を終えた各ドライバーは、ソフトタイヤと軽い燃料で予選向けの走行を実施。一通りタイムを出し終わると、チームごとにソフトもしくはミディアムでのロングランへと移行した。
フリー走行2回目のトップタイムはメルセデスF1のルイス・ハミルトンで1分18秒170。2番手にも0.139秒差でチームメイトのバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスF1がワンツーで初日のセッションを終了。ロングランでも安定した走りを見せており、着実にプログラムをこなしている印象だった。
3番手にはトップから0.165秒差でフェラーリのシャルル・ルクレールが続いた。ルクレールは序盤3戦でも上位に顔を出しており、予選では好パフォーマンスが期待される。対照的にカルロス・サインツは8番手とややまとめきれていない様子。フェラーリは今大会に2台に前戦で試した新型フロアを投入している。
そこに続いたのがアルピーヌF1。エステバン・オコンが4番手、フェルナンド・アロンソが5番手と、前戦F1ポルトガルGPで感じられた復調の勢いを維持している。ロングランでも上位に食い込むタイムを安定して出していた。
それに続くのがアルファタウリ・ホンダF1の2台。ピエール・ガスリーは3番手のシャルル・ルクレールから0.258秒差となる1分18秒170で6番手、チームメイトの角田裕毅はガスリーと0.026秒の僅差で7番手。前戦F1ポルトガルGPでは、ガスリーとマシンの感触が真逆であることを懸念事項に挙げていた角田だが、走行経験のあるバルセロナではその問題も解消されたように見える。
レッドブル・ホンダF1の2台はマックス・フェルスタッペンが9番手、セルジオ・ペレスが10番手とタイムシートで下位に沈んだ。それでも、2回行ったソフトのアタックを合算したタイムではしっかりと上位にいるが、トップからは0.7秒差であり、ラップをまとめきれなかったのか、2台揃って何かを試していたのかは不明だ。
また、マックス・フェルスタッペンは終了間際のミディアムタイヤでの走行でターン7の縁石でフロントウイングを壊しており、今週末はトラックリミットよりもマシンの破損が話題になりそうだ。
好調のアルピーヌF1と対照的に元気がないのがマクラーレンだ。ランド・ノリスは12番手、ダニエル・リカルドは15番手と午前中よりもやや順位を落としており、ミッドフィールドからやや離れた位置にある。
だが、まだ全て金曜日の結果であり、明日の現地時間19時(現地時間12時)から開催されるフリー走行3回目で各マシンがどのくらいのキレを見せるかが注目だ。
2021年 第4戦 F1スペインGP フリー走行2回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分18秒170 | 32 | |
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分18秒309 | 0.139 | 31 |
3 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分18秒335 | 0.165 | 28 |
4 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分18秒466 | 0.296 | 29 |
5 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分18秒518 | 0.348 | 30 |
6 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分18秒593 | 0.423 | 32 |
7 | 26 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1分18秒619 | 0.449 | 30 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分18秒674 | 0.504 | 30 |
9 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分18秒785 | 0.615 | 26 |
10 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | 1分18秒918 | 0.748 | 23 |
11 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分18秒947 | 0.777 | 30 |
12 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分19秒092 | 0.922 | 28 |
13 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分19秒122 | 0.952 | 29 |
14 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分19秒134 | 0.964 | 29 |
15 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1分19秒195 | 1.025 | 28 |
16 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分19秒213 | 1.043 | 30 |
17 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分19秒957 | 1.787 | 29 |
18 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分20秒047 | 1.876 | 26 |
19 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分20秒326 | 2.156 | 30 |
20 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1分20秒753 | 2.583 | 27 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1スペインGP