F1アメリカGP フリー走行1回目 | マックス・フェルスタッペンがトップ
2019年のF1世界選手権 第19戦 アメリカGPのフリー走行1回目が11月1日(金)にオースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムをマークした。
舞台となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、ヘルマン・ティルケが設計。反時計回りのコースで、20のコーナーを持ち、約40メートルの高低差がある。
スタートから1コーナーにかけては特徴的な上り坂を駆けていく造りになっており、ポールポジションから3~4台が並んでコーナーへ飛び込むことも珍しくない。また、シルバーストンの“マゴッツ・ベケッツ”や、イスタンブール・パークの“ターン8”などを模した部分もあるのが特徴的。さまざまなライン取りが可能なレイアウトなのでオーバーテイクのチャンスも多く、ペースの速いテクニカルなレースが見られる。
ピレリは、F1アメリカGPにC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)というコンパウンドが選択された。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用されなければならない。C4は予選Q3で使用しなければならない。また、ピレリは初日の2回のフリー走行で2020年仕様のテストタイヤを配分している。
金曜日のオースティンは晴れだが、気温は気温は8.6度、路面温度は14.1度とかなりの低温。現地時間11時に90分間のFP1セッションがスタートした。真っ先にコースに出たのはメルセデスの2台。両マシンとも異なるエアロゲージを装着して走行しており、すでに2020年の開発に本格的に取り組んでいるのが見て取れる。
すでにコンストラクターズタイトルが確定しているメルセデスは、今回のレースでルイス・ハミルトンが4ポイントを獲得すれば、ドライバーズタイトル獲得となる。
ウィリアムズはジョージ・ラッセルに代わってニコラス・ラティフィがFP1を担当。来季のF1デビューが確実視されているラティフィはF2で経験できないサーキットで積極的に経験を積んでいる。そのラティフィは、開始30分が経過した時点でバンプでギアがミュートラルに入るというトラブルに見舞われた。このバンプでの衝撃には他チームのギアボックスにも不具合が発生している。
セッション折り返しの45分が経過した時点でタイムシートのトップに立ったのはアレクサンダー・アルボン。アルボンはピレリのテストタイヤで走行。2番手にはマックス・フェルスタッペンが続き、この時点でレッドブル・ホンダが1-2となる。スロットルペダルの問題でガレージで作業を続けていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)がようやく走行を再開する。
フリー走行1回目のトップタイムはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の1分34秒057。2番手には0.169秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手にはアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が0.259秒差で続いた。
他のホンダ勢ではトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがトップから1.206秒差の4番手タイムをマーク。ダニール・クビアトも11番手と悪くないスタートを切った。
メルセデス勢は他チームとは異なり、淡々とメニューをこなすセッションとなっており、通常のプログラムをスタートさせるであろうフリー走行2回目でどのようなパフォーマンスを発揮してくるか注目だ。
またターン19のトラックリミットを超過してタイムを抹消されるドライバーが多かったこともフリー走行1回目のひとつのトピックと言える。マックス・フェルスタッペンとランド・ノリスが2回、ルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレル、アレクサンダー・アルボン、ピエール・ガスリー、ダニール・クビアト、ランス・ストロール、ケビン・マグヌッセンがタイムを抹消されている。
F1アメリカGP フリー走行2回目は、この後29時(現地時間15時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アメリカGP
舞台となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、ヘルマン・ティルケが設計。反時計回りのコースで、20のコーナーを持ち、約40メートルの高低差がある。
スタートから1コーナーにかけては特徴的な上り坂を駆けていく造りになっており、ポールポジションから3~4台が並んでコーナーへ飛び込むことも珍しくない。また、シルバーストンの“マゴッツ・ベケッツ”や、イスタンブール・パークの“ターン8”などを模した部分もあるのが特徴的。さまざまなライン取りが可能なレイアウトなのでオーバーテイクのチャンスも多く、ペースの速いテクニカルなレースが見られる。
ピレリは、F1アメリカGPにC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)というコンパウンドが選択された。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用されなければならない。C4は予選Q3で使用しなければならない。また、ピレリは初日の2回のフリー走行で2020年仕様のテストタイヤを配分している。
金曜日のオースティンは晴れだが、気温は気温は8.6度、路面温度は14.1度とかなりの低温。現地時間11時に90分間のFP1セッションがスタートした。真っ先にコースに出たのはメルセデスの2台。両マシンとも異なるエアロゲージを装着して走行しており、すでに2020年の開発に本格的に取り組んでいるのが見て取れる。
すでにコンストラクターズタイトルが確定しているメルセデスは、今回のレースでルイス・ハミルトンが4ポイントを獲得すれば、ドライバーズタイトル獲得となる。
ウィリアムズはジョージ・ラッセルに代わってニコラス・ラティフィがFP1を担当。来季のF1デビューが確実視されているラティフィはF2で経験できないサーキットで積極的に経験を積んでいる。そのラティフィは、開始30分が経過した時点でバンプでギアがミュートラルに入るというトラブルに見舞われた。このバンプでの衝撃には他チームのギアボックスにも不具合が発生している。
セッション折り返しの45分が経過した時点でタイムシートのトップに立ったのはアレクサンダー・アルボン。アルボンはピレリのテストタイヤで走行。2番手にはマックス・フェルスタッペンが続き、この時点でレッドブル・ホンダが1-2となる。スロットルペダルの問題でガレージで作業を続けていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)がようやく走行を再開する。
フリー走行1回目のトップタイムはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の1分34秒057。2番手には0.169秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手にはアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が0.259秒差で続いた。
他のホンダ勢ではトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがトップから1.206秒差の4番手タイムをマーク。ダニール・クビアトも11番手と悪くないスタートを切った。
メルセデス勢は他チームとは異なり、淡々とメニューをこなすセッションとなっており、通常のプログラムをスタートさせるであろうフリー走行2回目でどのようなパフォーマンスを発揮してくるか注目だ。
またターン19のトラックリミットを超過してタイムを抹消されるドライバーが多かったこともフリー走行1回目のひとつのトピックと言える。マックス・フェルスタッペンとランド・ノリスが2回、ルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレル、アレクサンダー・アルボン、ピエール・ガスリー、ダニール・クビアト、ランス・ストロール、ケビン・マグヌッセンがタイムを抹消されている。
F1アメリカGP フリー走行2回目は、この後29時(現地時間15時)から行われる。
2019年 第19戦 F1アメリカGP フリー走行1回目 結果
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分34秒057 | 26 | |
2 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分34秒226 | 0.169 | 30 |
3 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル | 1分34秒316 | 0.259 | 28 |
4 | 10 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1分35秒008 | 0.951 | 32 |
5 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1分35秒263 | 1.206 | 29 |
6 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分35秒356 | 1.299 | 24 |
7 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分35秒380 | 1.323 | 23 |
8 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分35秒439 | 1.382 | 32 |
9 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1分35秒586 | 1.529 | 31 |
10 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分35秒659 | 1.602 | 23 |
11 | 26 | ダニール・クビアト | トロロッソ・ホンダ | 1分35秒661 | 1.604 | 31 |
12 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 1分35秒723 | 1.666 | 26 |
13 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分35秒854 | 1.797 | 22 |
14 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 1分35秒971 | 1.914 | 29 |
15 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分36秒037 | 1.980 | 26 |
16 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1分36秒124 | 2.067 | 24 |
17 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分36秒159 | 2.102 | 40 |
18 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分36秒263 | 2.206 | 23 |
19 | 88 | ロバート・クビサ | ウィリアムズ | 1分37秒948 | 3.891 | 28 |
20 | 40 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分41秒112 | 7.055 | 7 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アメリカGP