F1アゼルバイジャンGP 結果 | バルテリ・ボッタスが今季2勝目!
2019年のF1世界選手権 第4戦 アゼルバイジャンGPの決勝が4月28日(日)にバクー市街地サーキットで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が優勝。2位にもルイス・ハミルトンが続いてメルセデスが開幕から4戦連続で1-2フィニッシュを達成した。
ホンダF1エンジン勢は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが4位入賞、ピエール・ガスリーはリタイア。トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが11位、ダニール・クビアトはリタイアでレースを終えた。
第4戦の舞台となるのペルシャ語で“風の街”を意味するバクー。バクー市街地コースは、序盤と終盤の高速エリアの間に驚くほどトラック幅の狭い市街地エリアが挟まれ、歴史あるエリアと新しいエリアがミックスされている。ピットストレートはレース中に最もスピードが出るエリアでもある。グランドスタンド前の2.1kmのストレートはマシンのパワー差が顕著にあらわれる。
ピレリはF1アゼルバイジャンGPのタイトとしてC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)を選択。これは2018年のミディアム、ソフト、ウルトラソフトに相当する。決勝ではC1とC2ののいずれか1セットを使用しなければならない。
現地時間14時10分。気温20.1℃、路面温度43.3℃と今週末では高い気温のなか51周のレースはスタート。毎年波乱を生むF1アゼルバイジャンGPだが、今年はクラッシュによるセーフティカーももなく、比較的クリーンなレースとなった。
優勝はポールポジションからスタートしたメルセデスのバルテリ・ボッタス。スタートではルイス・ハミルトンとのバトルを展開したが、トップをキープした後はレースをコントロール。終了間際にはルイス・ハミルトンにDRS圏内まで迫られるシーンもあったがリードを守りトップでチェッカー。通算5勝目、今シーズンは開幕戦以来となる2勝目を挙げた。昨年はリードしていた残り3周でデブリを踏んで後退。“やり残した仕事”を完了した。
2位にはルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが開幕から4戦連続となる1-2フィニッシュ。タイトル争いで大きなリードを築くことになった。
3位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。フリー走行では速さを見せていたフェラーリだったが、最終的にメルセデスから10秒以上遅れてのフィニッシュとなった。
4位はレッドブル・ホンダのピエール・ガスリー。トップ3を争える速さはなかったが、再びフェラーリ勢に割って入り、3戦連続での4位入賞となった。
5位はフェラーリのシャルル・ルクレール。9番グリッドからミディアムタイヤでスタートしたルクレールは、残り4周目にソフトタイヤに交換してファステストラップを狙いにいき、ファイナルラップで1分43秒009をマークしてファステストラップを達成。1ポイントのボーナスポイントを獲得した。
以下、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、今シーズン初ポイントのカルロス・サインツとランド・ノリスとマクラーレン勢がダブル入賞、ランス・ストロールも9位入賞でレーシングポイントもダブル入賞、ピットレーンスタートのキミ・ライコネン(アルファロメオ)が10入賞を果たした。
ホンダ勢はトロロッソ・ホンダが2.699秒差で惜しくも11位。ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)は駆動を失ってリタイア。ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)はダニエル・リカルド(ルノー)から不必要な接触を受けてリタイアとなった。
■F1アゼルバイジャンGP レース展開
トップ10内ではシャルル・ルクレール、それ以外ではウィリアムズの2台、ピエール・ガスリー、ロマン・グロージャンがミディアムタイヤをスタートタイヤに選択。それ以外はソフトタイヤでスタート。
スタートからバルテリ・ボッタスからルイス・ハミルトンがサイド・バイ・サイドのバトルを展開するが、最終的にボッタスがその戦いを制してリードを広げる。セルジオ・ペレスがマックス・フェルスタッペンを抜いて4番手に浮上している。
4周目にダニール・クビアトがピットインしてミディアムタイヤに交換する。
6周目にマックス・フェルスタッペンがセルジオ・ペレスをようやく攻略して4番手に順位を戻す。3番手のセバスチャン・ベッテルとの差は4秒だ。翌周にはミディアムスタートのシャルル・ルクレールもペレスをかわして5番手まで順位を上げる。ピットレーンスタートだったキミ・ライコネンがソフトからミディアムタイヤに交換する。
10周目、エンジンブレーキへの不満を訴えていたマックス・フェルスタッペンをシャルル・ルクレールがオーバーテイクして4番手に浮上。ピットレーンからミディアムタイヤでスタートしたピエール・ガスリーが8番手まで順位を上げている。ソフトタイヤでスタートした多くのドライバーがミディアムに交換。12周目には3番手を走行していたセバスチャン・ベッテルもミディアムに交換する。
12周目、トップを走行していたバルテリ・ボッタスがミディアムに交換。ベッテルの前でコースに復帰する。翌周にはルイス・ハミルトンがミディアムタイヤに交換して同じくベッテルの前でコースに復帰する。
14周目、マックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤに交換。ピエール・ガスリーの後ろの6番手でコースに復帰する。コース上の全員がミディアムタイヤ。
17周目、マックス・フェルスタッペンがまだタイヤ交換をしていないピエール・ガスリーをオーバーテイク。
32周目、バルテリ・ボッタスがまだピットインしていないシャルル・ルクレールを抜いてトップに浮上。後方ではダニール・クビアトとダニエル・リカルドがバトル中にコーナーを曲がり切れずにオーバーシュート。エスケープゾーンから出ようとしたリカルドがバックでクビアトに接触。ポイント圏内だったクビアトは17番手まで順位を下げ、リカルドはリタイア。後にクビアトもリタイアとなる。
33周目、ルイス・ハミルトンがシャルル・ルクレールを抜いてメルセデスが1-2体制となる。翌周にはセバスチャン・ベッテルがルクレールを抜いて3番手に浮上。ここでルクレールがソフトタイヤに交換する。
39周目、6番手を走行していたピエール・ガスリーがスローダウン。エスケープゾーンでリタイアする。バーチャルセーフティカーが導入される。ロマン・グロージャンがピットでレースをリタイアする。
48周目、5番手を走行していたシャルル・ルクレールがソフトタイヤに交換してファステストラップを狙いにいく。ルイス・ハミルトンがバルテリ・ボッタスとの差をDRS圏内まで詰めていくが届かない。
ファイナルラップでシャルル・ルクレールが1分43秒009をマークしてファステストラップを達成。バルテリ・ボッタスが今季2勝目を挙げる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アゼルバイジャンGP
ホンダF1エンジン勢は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが4位入賞、ピエール・ガスリーはリタイア。トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが11位、ダニール・クビアトはリタイアでレースを終えた。
第4戦の舞台となるのペルシャ語で“風の街”を意味するバクー。バクー市街地コースは、序盤と終盤の高速エリアの間に驚くほどトラック幅の狭い市街地エリアが挟まれ、歴史あるエリアと新しいエリアがミックスされている。ピットストレートはレース中に最もスピードが出るエリアでもある。グランドスタンド前の2.1kmのストレートはマシンのパワー差が顕著にあらわれる。
ピレリはF1アゼルバイジャンGPのタイトとしてC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)を選択。これは2018年のミディアム、ソフト、ウルトラソフトに相当する。決勝ではC1とC2ののいずれか1セットを使用しなければならない。
現地時間14時10分。気温20.1℃、路面温度43.3℃と今週末では高い気温のなか51周のレースはスタート。毎年波乱を生むF1アゼルバイジャンGPだが、今年はクラッシュによるセーフティカーももなく、比較的クリーンなレースとなった。
優勝はポールポジションからスタートしたメルセデスのバルテリ・ボッタス。スタートではルイス・ハミルトンとのバトルを展開したが、トップをキープした後はレースをコントロール。終了間際にはルイス・ハミルトンにDRS圏内まで迫られるシーンもあったがリードを守りトップでチェッカー。通算5勝目、今シーズンは開幕戦以来となる2勝目を挙げた。昨年はリードしていた残り3周でデブリを踏んで後退。“やり残した仕事”を完了した。
2位にはルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが開幕から4戦連続となる1-2フィニッシュ。タイトル争いで大きなリードを築くことになった。
3位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。フリー走行では速さを見せていたフェラーリだったが、最終的にメルセデスから10秒以上遅れてのフィニッシュとなった。
4位はレッドブル・ホンダのピエール・ガスリー。トップ3を争える速さはなかったが、再びフェラーリ勢に割って入り、3戦連続での4位入賞となった。
5位はフェラーリのシャルル・ルクレール。9番グリッドからミディアムタイヤでスタートしたルクレールは、残り4周目にソフトタイヤに交換してファステストラップを狙いにいき、ファイナルラップで1分43秒009をマークしてファステストラップを達成。1ポイントのボーナスポイントを獲得した。
以下、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、今シーズン初ポイントのカルロス・サインツとランド・ノリスとマクラーレン勢がダブル入賞、ランス・ストロールも9位入賞でレーシングポイントもダブル入賞、ピットレーンスタートのキミ・ライコネン(アルファロメオ)が10入賞を果たした。
ホンダ勢はトロロッソ・ホンダが2.699秒差で惜しくも11位。ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)は駆動を失ってリタイア。ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)はダニエル・リカルド(ルノー)から不必要な接触を受けてリタイアとなった。
2019年 第4戦 F1アゼルバイジャンGP 決勝結果
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | INT |
---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | ||
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1.524 | 1.524 |
3 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 11.739 | 10.215 |
4 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 17.493 | 5.754 |
5 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 69.107 | 51.14 |
6 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 76.415 | 7.309 |
7 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 83.826 | 7.410 |
8 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 100.268 | 16.442 |
9 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 103.815 | 3.548 |
10 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1L | 19.174 |
11 | 23 | アレクサンダー・アルボン | トロロッソ・ホンダ | 1L | 2.699 |
12 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1L | 2.493 |
13 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1L | 27.769 |
14 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1L | 24.964 |
15 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 2L | 50.158 |
16 | 88 | ロバート・クビサ | ウィリアムズ | 2L | 33.096 |
10 | ピエール・ガスリー | レッドブル | |||
8 | ロマン・グロージャン | ハース | |||
26 | ダニール・クビアト | トロロッソ・ホンダ | |||
3 | ダニエル・リカルド | ルノー |
■F1アゼルバイジャンGP レース展開
トップ10内ではシャルル・ルクレール、それ以外ではウィリアムズの2台、ピエール・ガスリー、ロマン・グロージャンがミディアムタイヤをスタートタイヤに選択。それ以外はソフトタイヤでスタート。
スタートからバルテリ・ボッタスからルイス・ハミルトンがサイド・バイ・サイドのバトルを展開するが、最終的にボッタスがその戦いを制してリードを広げる。セルジオ・ペレスがマックス・フェルスタッペンを抜いて4番手に浮上している。
4周目にダニール・クビアトがピットインしてミディアムタイヤに交換する。
6周目にマックス・フェルスタッペンがセルジオ・ペレスをようやく攻略して4番手に順位を戻す。3番手のセバスチャン・ベッテルとの差は4秒だ。翌周にはミディアムスタートのシャルル・ルクレールもペレスをかわして5番手まで順位を上げる。ピットレーンスタートだったキミ・ライコネンがソフトからミディアムタイヤに交換する。
10周目、エンジンブレーキへの不満を訴えていたマックス・フェルスタッペンをシャルル・ルクレールがオーバーテイクして4番手に浮上。ピットレーンからミディアムタイヤでスタートしたピエール・ガスリーが8番手まで順位を上げている。ソフトタイヤでスタートした多くのドライバーがミディアムに交換。12周目には3番手を走行していたセバスチャン・ベッテルもミディアムに交換する。
12周目、トップを走行していたバルテリ・ボッタスがミディアムに交換。ベッテルの前でコースに復帰する。翌周にはルイス・ハミルトンがミディアムタイヤに交換して同じくベッテルの前でコースに復帰する。
14周目、マックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤに交換。ピエール・ガスリーの後ろの6番手でコースに復帰する。コース上の全員がミディアムタイヤ。
17周目、マックス・フェルスタッペンがまだタイヤ交換をしていないピエール・ガスリーをオーバーテイク。
32周目、バルテリ・ボッタスがまだピットインしていないシャルル・ルクレールを抜いてトップに浮上。後方ではダニール・クビアトとダニエル・リカルドがバトル中にコーナーを曲がり切れずにオーバーシュート。エスケープゾーンから出ようとしたリカルドがバックでクビアトに接触。ポイント圏内だったクビアトは17番手まで順位を下げ、リカルドはリタイア。後にクビアトもリタイアとなる。
33周目、ルイス・ハミルトンがシャルル・ルクレールを抜いてメルセデスが1-2体制となる。翌周にはセバスチャン・ベッテルがルクレールを抜いて3番手に浮上。ここでルクレールがソフトタイヤに交換する。
39周目、6番手を走行していたピエール・ガスリーがスローダウン。エスケープゾーンでリタイアする。バーチャルセーフティカーが導入される。ロマン・グロージャンがピットでレースをリタイアする。
48周目、5番手を走行していたシャルル・ルクレールがソフトタイヤに交換してファステストラップを狙いにいく。ルイス・ハミルトンがバルテリ・ボッタスとの差をDRS圏内まで詰めていくが届かない。
ファイナルラップでシャルル・ルクレールが1分43秒009をマークしてファステストラップを達成。バルテリ・ボッタスが今季2勝目を挙げる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アゼルバイジャンGP