F1 カナダグランプリ 2018年のF1世界選手権
2018年のF1世界選手権 第7戦 カナダGPのフリー走行1回目が6月8日(金)にモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がトップタイムを記録。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが10番手タイムだった。

F1第7戦は一時ヨーロッパを離れ、北米のカナダに移動。

セント・ローレンス川の中洲を埋め立てたノートルダム島に位置するジル・ヴィルヌーブ・サーキットは、常設サーキットではあるが、公園内の周回道路を利用したコースは路面のグリップは低く、バリアが近いことからストリートコースの要素も兼ね備えている。

ピレリは、F1カナダGPに全戦モナコでデビューしたハイパーソフト(ピンク)を含め、ウルトラソフト(パープル)、スーパーソフト(レッド)と最も柔らかいコンパウンドをチョイスしている。

今回のグランプリでは、品質問題によって導入を断念したメルセデスを除き、ホンダを含めたエンジンメーカーがパワーユニットに最初のアップグレードを投入。また、各チームがローダウンフォースのパッケージを持ち込んでいる。

現地時間10時。天候は晴れだが、気温18.2℃、路面温度29.8℃という涼しいコンディションでフリー走行1回目はスタート。開始時は路面がかなり汚れており、各チームは比較的ゆっくりとプログラムを進めていった。

開始30分に差し掛かろうとしたところでニコ・ヒュルケンベルグがギアのトラブルでコース上でストップ。一旦、バーチャルセーフティカーが導入されたが、その後セッションは赤旗。およそ10分間の中断となった。

セッションが折り返した時点でマクラーレンのフェルナンド・アロンソが1分14秒067でトップ。バルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトンのメルセデス勢を挟み、4番手にはストフェル・バンドーンが続き、マクラーレンが速さをみせる。

セッション終了間際にはセルゲイ・シロトキンがターン6でスピンしてウォールにクラッシュした。

最終的にトップタイムを記録したのはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。ハイパーソフトタイヤで1分13秒302をマーク。2番手には0.088秒差でルイス・ハミルトン(メルセデス)がウルトラソフトで続き、3番手にはダニエル・リカルド(レッドブル・レーシング))が0.216秒差で続いた。

4番手はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、5番手にバルテリ・ボッタス(メルセデス)、6番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。

トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが10番手、ブレンドン・ハートレーが16番手タイムで1回目のセッションを終えた。

F1カナダGP フリー走行2回目は、このあと27時(現地時間14時)から行われる。

2018年 第7戦 F1カナダGP フリー走行1回目

順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回
133マックス・フェルスタッペンレッドブル1分13秒320 26
244ルイス・ハミルトンメルセデス1分13秒3900.08829
33ダニエル・リカルドレッドブル1分13秒5180.21624
45セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分13秒5740.27219
577バルテリ・ボッタスメルセデス1分13秒6170.31531
67キミ・ライコネンフェラーリ1分13秒7270.42528
714フェルナンド・アロンソマクラーレン1分13秒9000.59827
855カルロス・サインツルノー1分14秒1160.81424
92ストフェル・バンドーンマクラーレン1分14秒3111.00919
1010ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分15秒0041.70231
1131エステバン・オコンフォース・インディア1分15秒0711.76929
128ロマン・グロージャンハース1分15秒1191.81721
139マーカス・エリクソンザウバー1分15秒3862.08430
1416シャルル・ルクレールザウバー1分15秒4392.13730
1520ケビン・マグヌッセンハース1分15秒5792..22721
1628ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分15秒7562.45438
1735セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分15秒7682.46630
1818ランス・ストロールウィリアムズ1分16秒2592.95716
1934ニコラス・ラティフィフォース・インディア1分17秒1453.84328
2027ニコ・ヒュルケンベルグルノー  3
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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1カナダGP