F1 ルノーF1 カナダグランプリ
ルノーF1は、今週末のカナダGPに“ヘイローミラー”の新バージョンを持ち込んでいる。

FIAは中国GP後にヘイローにバックミラーを装着できるようレギュレーションを調整。全チームに先駆けてフェラーリがF1スペインGPでヘイローにバックミラーを移設したが、あからさまに空力的なゲインを狙ったウイングレッドが搭載されていたことで改良を余儀なくされた。

ルノーもF1スペインGP後のインシーズンテストで3Dプリント版のヘイローミラーを持ち込んでドライバーの視認性をチェックしていたが、FIAがフェラーリの仕様を禁止したことで、同様の空力バージョンを想定していたルノーはデザインの再構成を余儀なくされていた。

ルノーのテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは「我々にはヘイローを駆使したラピッドプロトタイプング版があったが、技術指南によって駄目になってしまったので、異なる方法でハロー装着ミラーを検討している」と述べていた。

F1カナダGPのガレージで撮影されたルノーのヘイローミラーは、よりシンプルなサポートにデザインが改良されている。

まだ、まだミラーはテープでヘイローに固定されている状態であり、完成版のデザインではなく、再びドライバーの視認性を評価している段階だと見られており、ルノーがどの段階でレースでヘイローミラーを投入するかはまだ不明となっている。

ルノーは、ヘイローミラーだけでなく、“Bスペック”カーと言えるほどの空力アップグレードをモントリオールに持ち込んでおり、エンジンのアップグレードと合わせて、マクラーレンやフォース・インディアの前の“ベスト・オブ・ザ・レスト”の位置を確固たるものにすることを目指している。

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム